冬眠前の基本メンテナンス

1.布で汚れを落としながらチェック(特にキンク箇所)
2.指でアマニ油をラインに擦り付ける
3.アマニ油が乾いたら指で磨き上げる
4.蜜蝋ワックスで表面を滑らかに整える

メンテ前
赤ミューシュリン(撥水剤)を薄く塗り込みながら使っていても
所々、白っぽくなり表面もカサカサ
白い所はキンク跡又はコーティングが薄い場所

メンテ後
艶も戻り、シルクラインに腰が戻る
アマニ油は基礎工事
(しっかりと含ませる)
蜜蝋は表面仕上げ
(艶が出る様に磨き上げる)
赤ミューシュリンは撥水剤
(使用前に薄く仕上げる)
100年は無理でも生きている限りは使える

ミューシュリンで最終仕上げ後(別のライン)

ミューシュリンで最終仕上げ後(別のライン)

赤ミューシュリンはシルクライン用の撥水剤
効果はプラスチックライン用の緑ミューシュリンと同じ
独自のコーティングでメンテは赤ミューシュリンのみとする
シルクラインも有るそうですが・・・
古いリールに付いてきたシルクラインでも
この方法で再生完了、今だ現役
一日使っていても沈んで困る事は無い
バブアージャケットも同じ事
オイルメンテが無ければ
長繊維のエジプト綿でも脆いもの
オイルで布を守り機能する
たかだか4~5年で寿命が尽きるゴア
シールテープの接着剤でも10年
機能を求める消耗品より
大事にできる道具を使う
たまたま出合った2ワラのスペイジャケット(デッドストック)
表面のオイルも抜け、裏地のコーティングは全て粉
それでもオイルでリプルーフすれば蘇る
ただの綿生地ならデッドストックでも
布自体の寿命が尽きてボロボロのはず
オイルが抜け切らなかった御陰で
82年~87年製造のバブアーが着れる
此方もどうぞ
古いから凄いでなく
これ以上の機能は要らない
此方もどうぞ
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