SANDAN-KEBARI 三段毛鉤

三段毛鉤

50年以上前の幼少期
安曇追分に居た頃
近所の爺様に連れられて
白い砂が印象的な川で毛鉤釣
川の淵を流しながら使っていた毛鉤
前出の烏毛鉤と共に印象的な毛鉤の原風景

今辿ってみても乳川かもしれないが
その頃の風景は無い

もっとシャギーで派手だったような
記憶が定かではないが思い出しながら巻いてみる

長いシャンクの鈎

dscf4732
三段毛鉤

テールだったのかタグだったのか?

dscf4733
三段毛鉤

明るめの赤だったかもしれない

テール側のハックルとセンターハックル

dscf4734
三段毛鉤

印象的なソラックス部分のピーッコック・ハール

dscf4735
三段毛鉤

リブはティンセルかもしれませんが今回はゴールドワイヤーでリブ

dscf4736
三段毛鉤

三段毛鉤 上から

dscf4737
三段毛鉤

輸出用の毛鉤作りが手内職の頃ですから
手間が掛かるこんな毛鉤も巻いていたのだと思う
却って長野に戻ってからは手で巻いていたのが悲しい

 

DANMAKI-KEBARI 段巻き毛鉤

段巻き毛鉤

Web searching name ————–

盛岡毛鉤  =  morioka-kebari

Japanese kebari fishing culture
Web searching name—————-

加賀毛鉤  =  kaga-kebari

播州毛鉤  =  Ban shū- kebari

真田毛鉤  =  sanada-kebari

現在は播州毛鉤で製造されているらしい
名前は何とすれば良いのでしょう
盛岡毛鉤風播州毛鉤?
こうなれば意地でも昔から聞いていた段巻き毛鉤
でも安曇野の穂高でも見た思いが有る・・・
それこそ幼少期、まだ川で食器を洗えた時代

結論
ウグイはアカハラでは無くハヤである(笑)

瀬釣りで浮かばせる為には腰の有る蓑毛が必要
補うために、クル巻きと呼ばれる二段巻き

今になって思えば何やらレネゲイド風

アイ無し餌針ですから先ずは毛鉤のアイ作り
色々有りますがフライリール用バッキングライン20LBをお勧めします

dscf4720
スーパー山女魚 7.5号

スーパー山女魚 7.5号
狐に僅かひねり入りの餌鈎

dscf4721
スーパー山女魚 7.5号

20Lbのフライ用リールのバッキングでアイを作って
飾りにテールを少し残して赤で着色

dscf4722
段巻き毛鉤 ボディ

アイの大きさはこの程度
この大きさが有難い
結びっぱなしが多いけどそれでも焦る目と手に優しい

dscf4724
段巻き毛鉤 アイ

昔はカシュー塗料で止めていたけれど
その頃は木綿糸や絹糸のため
今はフライ用スレッドだけで大丈夫
30Lbなら荒川鮭釣りで実証済み

dscf4725
テール側 ハックル

ホフマンのシルバーバジャーハックル ダイドダン
2巻き程度でこのボリュウーム
ジェネティックハックルはやはり素晴らしい
手持ちが有ればスペンサーハックルぐらいでさらりと巻きたい

dscf4726
段巻き毛鉤

フロントハックルは明るめファーネス
毛先の霞みが美しい
巻き比べてみると判るハックルの違い
毛鉤のハックルとしてどちらが良いのかは自明の理
もっともどう使うかは巻き手の気持ち

段巻き毛鉤のボリュームはもっと少なめな方が良いかもしれません
レネゲイドフライもスカスカの方が釣れる気がします
その頃は今より蓑毛の質に拘りが有ったと思います

dscf4727
段巻き毛鉤

蓑毛を変えたりボディを変えたりすれば楽しそうな毛鉤
フライの様にハックルで浮かばない
浮かべるのはあくまでも竿の操作
ナチュラルドリフトすら竿先の操作
それに応えるのが蓑毛の腰

以下 ジジイの戯言  ———————————-

初めて4駆の車を手に入れ走り回っていた頃
いすゞ自動車のビッグホーンの初代
15万キロ程度で乗り潰しながら
全シリーズを乗り継ぎ
メーカーが撤退するまでビックホーン
2代目のディーゼルターボのイルムシャー
吹き上がりもガソリン車並みで燃費も良くお気に入り
15万キロなら大丈夫と言ったニュージーランドの方に
帰国時お持ち帰りされました
最後はランドローバー社のディスカバリー
2.5ℓ ディーゼルターボ
ノーマルながらとんでもない踏破性の凄さ
此処を抜けなければ帰れないと
度胸を決めた崖崩れの林道
ボディの大きさを感じない操作性
ボディの大きさからくる安定感
何よりサスペンションの伸び側の長さ
そんな車に乗りながら各地に出かけ
憧れのアマゴという魚に会いに出かけた時
再会したのが前出の烏毛鉤とこの段巻き毛鉤

テンカラ釣りの本

これだけで納まる訳では有りませんが

dscf4716
テンカラ釣りの本

古い本が多いと本棚を整理していて思う
気持ちにそぐわない本も多くなり一読して処分した本も有る
気取られずに如何にゆっくり魚を出すかが楽しみの毛鉤釣り
お勧めは

dscf4719
テンカラ釣りの本

その中でも

DSCF4717.JPG
テンカラ釣りの本

マイナーな逆さ毛鉤を本に纏めた第一人者

上海近くの観光地 七宝地区
その真ん中の橋のふもとに或る釣り人が佇んでいました
こちらは人混みの中をかき分ける様に歩いている途中です

のんびり煙草を吸いながら水面を見ている姿が
竿を持った瞬間
周りの景色と雰囲気までを一変
ただただ見惚れました・・・・鼈を掛け針で釣る釣法
すごい方が沢山いらっしゃいます

各地のそんな方が本を出していたらと思うと・・・

追記  =============================== 2017/1/29

各地のそんな方を纏めたそんなwebに出会いました
本に纏めた物は地域性も有りますし、個々人の本ですから限りが有ります

入門用としていますがここまで言及した物は無いかと思います
御一読ください
毛鉤作りの件でも此処までの話は余り無いかと思います

朔風社編集部
テンカラ入門――「待つ釣り」から「攻める釣り」へ

http://www5.big.or.jp/~sakufu/tenkara.html

一ヶ所だけ異論が有ります

撚り糸のテーパーラインの記述で

「枝に引っ掛かったテーパーラインを外そうとしてあれこれやっているうちに
ますますこんがらかって細枝に絡まり
それを無理やり引っぱって指で外しているうちに
ラインがぐしゃぐしゃにもつれ、もはや使い物にならなくなることがあります。」
(朔風社編集部編 テンカラ入門――「待つ釣り」から「攻める釣り」へ)  より抜粋

余程の無茶苦茶さえしなければ手で解かず竿先に附けたまま竿を振ると解けていきます
綺麗に撚りが掛かって入ればいる程自然にその力で戻ります
かえって指で扱けばその持っている撚りの力でチリチリになります

朔風社様は廃業されました ========================================================

テンカラ竿

テンカラ釣りも各国に伝わり
楽しまれている方が増えている

拙ブログ程度でも
様々な国から訪問されている

日本でのフライフィッシングの黎明期と同じ
今になれば笑い話が多かった

どうしても偏った情報に成り易い
テンカラ釣りは十人十色
地域性も有るし・・・個々の渓流に対するイメージも違う

dscf4261
渓流
dscf4275
渓流

高低差が溢れて平らな所は僅か
自分にとってはこれが釣り場

爺様たちの中には岩魚しか居ないから山女魚を知らない爺様もいました

十人十色からの名前がフォーラム名

f2b14ed0518e401385fab82982f23c4c39b04076

https://discourse.10colorstenkara.com/
楽しみが広がればもっとお互いが楽しい

本題のテンカラ竿
古い竿ですが充分楽しんでいます

dscf4713
テンカラ竿

餌竿兼用のグラスの琥珀から始め
今はダイワのトーナメント・・・自分は名竿と思っている
他は生き残った予備竿
カーボン竿が出た時は何本も折りました
こちらが特性を理解していないので仕方がありません

富士流テンカラ竿は竿の腰が抜けるまで振り倒しました

自分のテンカラの道具

dscf4712
テンカラ釣り 道具

これだけ
とてもシンプル

以下 ジジイの戯言———————————————-

その昔、餌竿で飛ばした毛鉤釣
提灯釣りから遠くの魚が大きく見えると糸も長くなる
4.5mから上の長さの竿なら両手持ち

自然に回し振りやら8ノ字振り
フライで言えばGeorge Selwyn Marryat
(ジョージ・セルウィン・マリアット)の時代と同じ
アンダーやらロールキャストにスネークロール
後ろの余裕は要らないのも渓流向き
それでも両手持ちの長竿では取り込みが辛い
大川はリール附きのフライに限る
グラスからカーボン竿への移行期
こちらも慣れていないから穂先が折れる
戻るには遠い山の中
仕方が無いから手近な柳の枝を払ってグリンハート並みの即席木製ロッド
腰が無いから竿なりに飛ばす

腕はともかく経験だけ長い
色々な所でデジャブが有るテンカラとフライフィッシング

職漁師の歴史書

釣り雑誌にはあまり掲載されない
テンカラ釣り師の歴史
田舎の生活史
知っている方もいらっしゃるので尚更
その仲間の方々も・・・
妙高辺りが一番身近ではあったけど
皆様、石のシャッポの下
グラスの琥珀(餌竿)からダイワのトーナメントに
テンカラ竿は変わったけれど
相も変わらず同じ渓の同じ石の上
対する魚もその子孫かもしれない
立つ場所と流すポイントも同じ
毛鉤は変わってきたけれど
ここまで来ると釣りも神経衰弱ゲームの様

dscf4711
職漁師の歴史書

嬉しい事が有りました
テンカラフィッシャー・フォーラムがハッキング被害を受け今月末に閉鎖しますが

https://discourse.10colorstenkara.com/

として継続されました、非常に頼もしい限りです

http://tenkara-fisher.blogspot.jp/

テンカラフィッシャー・フォーラム自体もブログで登場
懐かしい毛鉤と共に「そう来るか。」の毛鉤達が楽しいです
テンカラだけでなくフライフィッシングにも造詣が深い方です
楽しみを分かち合えるのはとても素敵な事です

その昔ではありますがテンカラフォーラムのweb上で会話を交わした方のような気がします
日本を理解しようとして頂けてますしテンカラ釣りの真髄を理解されている方と思います

以下爺の戯言 —————————-

もし伝統的な文化として職漁師からの毛鉤釣りを知りたい方は
釣雑誌よりは白日社様・農文協様で出版されている本をご参考にされれば
現在の伝承毛鉤云々と説明さるよりも読み取れると思います

白日社様出版 ===================
イワナ・源流の職漁師 1987~
イワナⅡ・黒部最後の職漁師 
イワナⅢ・続源流の職漁師 
黒部の山人
山と猟師と焼き畑の谷
山人の賦Ⅰ
山人の賦Ⅱ
山人の賦Ⅲ

農文協様出版 =====================
山漁
職漁師伝 2013~ 

朔風社様出版 =====================
渓流釣り 年報 VOL1~

BLACK PENNELL ブラックぺネル

ブラックぺネル フライ

黒のシルクフロスに銀の帯、黒のハックル、ティペットのテール

定番Flyなら
アダムスやらケーヒル、ヘンドリクソン
英風Fliesならタップス、ブルーダンにグリーンウェル
そんな
色とりどりのフライの中で初期から禁漁まで
何時でも何処でも、テンカラでも
ドレッシングを変えればドライにウェット
それ以上に定番のミッジフライパターン
ドライフライパターンはフライに任せ
ソフトハックル毛鉤で多用しています

毛鉤入れに少なくなると心配な筆頭格
ただ流れに任せるだけで
ゆっくりと魚が咥える毛鉤
テールを変えたり、ソラックスを加えたり
下手な小細工が却って野暮

テンカラ毛鉤箱の中でも
自分にとっては大事な存在
擦れ切った、魚止めの大渕にはこれが無いと・・・

dscf4710
ブラックぺネルフライ

KENBANA KEBARI 剣羽根の下拵え

剣羽根毛鉤

剣羽根毛鉤の独特な存在感

一般的な使い方でも勿論、釣れますが
本来は叩き釣りや逆引きで真価が出るかと思います
又、太い流れの中に沈め、竿先でテンションをかければ
独特なヴァイブレーションで存在感を発揮します

白く迸る主流の落ち込みの上で躍らせて誘う
静かな大渕の水面を叩き、波紋で誘う

鉄砲撃ちがまだ村にぞろぞろ居た時代はまだしも
雉一羽から2枚しか獲れない貴重性も拍車が掛かります

店頭でマテリアルとして剣羽根が並びだして40年程
その前かも知れませんが、まだ馬尾毛も馬素として並ぶ頃
その頃、剣羽根毛鉤がブームになりました

泊まりに来る、遠来の名人の方たちの毛鉤
見せてもらうと殆どが裂いてそのまま、巻き止めてある
見様見真似で巻いても巻けない
たとえ巻けても解けてしまうのが剣羽根
丁寧な人はファイバー毎に糸を絡げて巻き止める
それでも膨らんだヘッドでは持ちが悪いでしょう
その頃は剣羽根の基本的な巻き方はどこの本にも出ていません
剣羽根さえ巻いて有れば良しとする方ばかりでしたし
中には巻く向きが逆の方まで・・・
もっとも、その頃の田舎は辺境の地、教えを乞う処では有りません
粗野で何も無いと思われる程、却ってそれを楽しみに来る所
お客さんで釣り遊びにくる方はほぼ都会の方
釣具自慢を聞きながら見せて貰う毛鉤はそんな物
芋虫の様な毛鉤が主流でしたから仕方が有りません

駐留していた外人さんが使っていたという毛鉤とは雲泥の差
お陰で小遣い稼ぎの毛鉤巻き

3回目のブーム辺りがネットの蔓延した時代でしょうか
その頃でも濡らして裂く程度で剣羽根を下拵えする話は
雑誌等でも出ていなかったと記憶しています

流行りに乗って試しにブログ開設

剣羽根の下拵え方法を載せると一気に他の方々のブログに登場
不思議さと共に?を感じました

魚篭持ちから始めて、仲間となれば伝わる普通の事
仲間内では昔から有った剣羽根の下拵え
釣雑誌や本からだけの知識では薄っぺらいだけ
まして釣雑誌に登場されるような方でも同じ有様

笑ってしまうのが剣羽根毛鉤を旗印にしているらしい方まで
剣羽根の処理やら下拵えを後追い掲載したのは良いけれど
ヘッドが小さく纏まる程度の認識

dscf3758

道義に劣るを恥という、コソコソ横から入り込むそんな輩と同じ事
毎度、流行りになると渓に溢れる、そこにプロまで入り込む

この程度が秘中の秘ならまだ沢山・・・

剣羽根の巻き過ぎは釣果に響くから剣羽根1枚で毛鉤4本作る
貴重品だからで無く剣羽根のバイブレーションを生かす為
剣羽根処理もきれいに巻けるとかは見当違い
この毛鉤一本で最低30本から50本は掛ける
50本掛けると流石に針先が丸くなる
研いでまた同じ本数を掛ける
アタリ毛鉤なら御守り代り
掛ける本数と丈夫さの常識が違う

剣羽根処理
剣羽根処理
20090208021225
剣羽根の巻き方のコツ

テンカラ伝 2009/2

http://tencara.blog56.fc2.com/blog-entry-1.html

SAKASA KEBARI 逆さ毛鉤

逆さ毛鉤  クリーハックル

渓流の中流部
地域によってその感覚が違うとは思いますが
水深が腰位で沈み石が点在する様なゆったりとした
流れが理想的なシュチュエーションかと思います
流れの中程から底に魚が見えれば最高かと
勿論、上ずっていればそれなりの毛鉤が楽しいでしょうが
擦れ切った魚達では・・・
沈めて誘う、逆さ毛鉤の出番

まずは基本

dscf4689
パートリッジ社 TS3A #12

こちらはミドルシャンクのセッジフック   このスピアーの形(ビークポイント)がオリジナルです
ベースのドレッシングを行い

dscf4691
ベースのドレッシング

ワイヤーを巻き込みタグを3巻き

dscf4692
山繭ダビング材

山繭を染めたダビング材
家蚕と比べると太さが倍程有り不規則な強弱も有りますので輝きが違います

逆さ毛鉤の要で有るヘッドを作ります

dscf4693
逆さ毛鉤 ヘッド

次にハックル選び
前出のコックデレオンも良いのですが
赤ラベル ホフマンハックル クリー

dscf4694
逆さ毛鉤蓑毛

ジェネティックハックル クリー
#1の表示で古さが判ります

dscf4699
赤ラベル ホフマン ジェネティックハックル クリー

昔のハックルですので油染みも有りますが、艶と腰が有ります
その中でも、スペードハックルを選びます
この頃のジェネティックハックルはスペードハックルが残っています

自分が想定する逆さ毛鉤のハックリングではまず腰の強さが重要点

dscf4697
逆さ毛鉤 蓑毛

長さはゲイブの1.5から2倍弱位を目途にしています
ハックルが長い場合、ダイレクトハックリングかリバースで調整
アイ側はヘッドで前倒れを抑え、ボディ側はスレッドでお猪口型を作ります

ボディのダビング

dscf4703
山繭ダビング材

染めた山繭を各色ブレンドして任意の色にしています
虫っぽさが漂います

dscf4706
逆さ毛鉤

スペードハックルなので太さと艶が強いです
ボディの山繭ダビング材ですが糸自体に
強度が有りますのでピックアウトしても持ちが良いです

———————-
昔、平湯温泉が今の様に建物で川が見えなくなる前、砂利道の頃
餌釣りとは違う、不思議なリズムで釣りをする方が道から見えました
夏場でしたが今よりもっと水量を感じていたと思います
自分にすれば大川でしたから尚更、興味を強く惹かれました
それが、逆さ毛鉤との出会いでした

MINOGE KEBARI 蓑毛毛鉤

蓑毛毛鉤

剣羽根毛鉤は流れが迸る様な場所
落差が激しい小滝の連続する
流れの中の石がいつも洗われている様な
巨石累々の源流域か
反対に、有名処で入渓者が絶え間ない場所が
主な使用場所でした

淵が有って流れ出しと流れ込みが緩やかな傾斜地
石が苔でおおわれる様な一般的な渓流では
蓑毛毛鉤を使っています
この胴の元は秋山郷と聞いていますが
もっと遡れば秋田マタギからの伝来と聞いています
初めて見た時は鶏の羽根のグルグル巻きを
タバコの火で焼いて体裁を整えていました
拘りが有り
鋏では駄目で煙草の火が一番
本当は短い毛がいいのは当然のこと

古参のフライ作りの名人が体裁を一変
更に手を加えて、今に至ります
当初のパーマーハックル風毛鉤から別の毛鉤に生まれ変わり
通常のドライフライだけなら使用しないネックハックルの
上側の利用法としても面白いと思います
今様のジェネティックハックルなら
非常に密に巻けます(サドルなら尚更)
グリズリーならグレーのまだら模様
ダングリなら、クリーならとバリエーションが広がります

取り敢えず巻き方の紹介を
前出 黒毛鉤にて紹介済みでは有りますが
小さくて見難い等、ご指導受承りまして再出です

dscf4673
パートリッジ社  K12ST  #16

K12ST #16 シルバーシャドー
セッジ用のフックですからロングシャンク
並みのフックであれば #12位
ショートシャンクのTMC102Yなら#9程度

dscf4674
蓑毛毛鉤 ベース

ゴールドワイヤーでタグを作ってからリブ用に切り残します

dscf4675
ボディ用ハックル

使い残りの古いメッツのハックルです
今のと若干、艶と張りが違います
毛先の透けもキラキラしています
上側の羽根をまずはダブリング

dscf4677
蓑毛毛鉤 ボディ

ここから息を止めて一気に巻きます
ストークが重なると見栄えも悪いですし脆くなります

dscf4678
蓑毛毛鉤 ボディ

単一のジンジャー色のハックルですが透けが入っているためまだら模様となります
ハックルを選ぶとエッグサック風の仕上がりとなります
スレッドを一旦ウイップフィニッシュして

dscf4683
蓑毛毛鉤 ボディ整形前

ここからボディを整形します
要領はディアヘヤーのスピンボディと同じです

dscf4685
蓑毛毛鉤 ボディ整形後

残したゴールドワイヤーで補強のためリブを入れます

dscf4686
蓑毛毛鉤 ボディ完成

ソラックスに山繭ダビングでハックルのベースを作ります

dscf4687
蓑毛毛鉤 ハックル

様々な色が流通した新ホフマンのヘンハックルです
見ての通り剣先型で透けが強く、蓑毛毛鉤には最適でした
コックハックルをそのまま柔らかくした羽根で
入荷すれば買い求め、何枚有るか、今でも数えたく有りません
買い求めたほとんどがvaliantです
これはダンバジャーの先黒でスプラッシュの斑模様が入っています
これでも表記はバリアントです

好みと渓に合わせた組み合わせと
翅脈論の実践も楽しめます

dscf4688
蓑毛毛鉤

手に持って巻いていた毛鉤からフライ作りに興味が出た頃
「100本を1ダース単位で巻かないとフライ作りは慣れないね。」
という無茶苦茶のご指導も有り
バイスを買い求めタイイング道具とハックリングの練習を兼ねて
それでも100本単位で巻いていました
実際、巻き過ぎて馴染みの釣具屋さんで販売もしていました
自分が使うより気を付けて巻いたお陰で勉強にはなりましたが
手間賃と材料代を考えれば儲けなど無いと同然でした
その頃からリーガルを愛用しています
ダイナキング シュープリームも気の迷いで手に入れましたが
ステンのボディでは左手の置き場に冬季冷たすぎ
結局
リーガルのロータリー ミッジとスタンダード・ジョー 二刀流です