Gartside Spearrow  ———————-ガーサイド・スパロー(日本雉)

ガーサイド・スパロー

名作揃いのフェザントを使ったフライの中でも色褪せないフライ
オリジナルレシピのネックフェザントを日本雉に変更

DSCF4991
ガーサイド・スパロー

オールパーパス・フライ

DSCF4990
ガーサイド・スパロー

 

鈎    TMC200R #10
テール  雉のテール部分のマラブー
ボディ  スクイレルとラビットファー(ブルーグレイ)
リブ   カッパーワイヤー・ツイスト
ハックル バックフェザー
ヘッド  バックフェザーのアフターシャフト(フィイロプルーム)

本来はリングネックフェザントがマテリアル
天然物のため同じに見えても個体差は多い
オリーブグリーンにグレイブルー、テップの色も様々
珍重されたのはグリーンに輝く羽根
日本雉でも同じ
金属質の輝きが有るスティールブルー
オリーブグリーンのリングネックに比べ
ブルーダンからスティールグレイに輝く

日本の狩猟獣

エゾシカ毛鉤

Yezo sika deer
ディアヘヤー

DSCF4989
エゾシカ

流石にコンプリートでは持て余すマテリアル
各部位に分けてその特徴を生かすのも面白い
(大型獣のため個体差が多くかと言って何頭から選ぶ訳にもいかない)
写真の物はコンパラダンにベストサイズ
下段はローパスバチックで染色済み
最下段はタイワンリス

確かにディアヘヤーの質感
ナチュラルホワイトが有難い
ボディの背・腹から脛毛 様々

日本の狩猟鳥利用 Ⅲ

コガモ
Teal Duck

定番のティールシリーズをはじめ
トラディショナルウェットフライ用ウィング素材は勿論
サモンフライのスロートからソフトハックルフライ
ウィッジョンの代替えにも
小型のダックながら使い道は多い

DSCF4987
コガモ ティールダック

もしコンプリートが手に入ったら
通常のウェットフライに使わない単色白のブレストフェザーも出番が多い
グレーマラード等に比べしなやかさに優れるwally wingに
サイズ的にも小型ドライフライのウィング素材に最適

染色まで考えれば使い出の有るマテリアル素材
赤や黄色ならサモンフライ用のサブ・マテリアルにも
全てローパスバチックにて常温染色

日本の狩猟鳥利用 Ⅱ

カルガモ テール

Spot-billed duck

C.D.Cでもお馴染みのダックテール
油分が多いだけでは無い、面白いマテリアル

DSCF4985
カルガモ テール

単純な白縁の黒では無いまだら模様と油分を持ち水を弾くフェザー
#12程度のソフトハックルでも良し、ドライ用のハックルでも面白い
テンカラ毛鉤なら差し詰め、銀胡麻の趣
テールならばこその張りの有るしなやかさ

右側はReal Duck Grease  と C.D.C オイル
共にダックからの天然素材フロータント
魚のヌメリにも強く
ハックル・フェザーは勿論
エルクヘヤー等の獣毛の艶出しにも使えます

日本の狩猟鳥利用(雉毛鉤)

日本雉毛鉤

dscf4968
日本雉

保存方法と利用方法
裏側のスキン部分の油分に注意し過剰であれば除去
ぬるま湯に中性洗剤を溶かし手洗い後陰干し
必要な場合は防腐剤処理

各部位に分けて

dscf4979
日本雉

程度が最高の一品

dscf4983
日本雉

ウィングとボディフェザーに分けて
各々、キッチンタオルを下敷きにしてジップロック

油分の多いテール部分はスキンよりニッパーで切り離したほうが保存性が高い

dscf4981
日本雉

日本雉の各部位・・・剣羽根

dscf4978
剣羽根 日本雉

特徴的なテール部分・・・フェザントテールと違い裏面が黒い

dscf4970
日本雉

各部位

dscf4973
日本雉
dscf4974
日本雉
dscf4975
日本雉
dscf4971
日本雉
dscf4972
日本雉

フェザントテールとの違い

DSCF4984
日本雉テールとフェザントテール

ブルーダンに似た輝きに裏面の黒さが違う
フェザントテールが銅なら
日本雉はいぶし銀

以下、ジジイの戯言 ———————————————–

毛鉤なりフライを巻きだして一通りのマテリアルが揃うと判るのが
なぜコンプリートで手に入れなかったのかと思うマテリアルの多い事
ヘンフェザント・パートリッジ・ゴールデンフェザント・クート・・・
七面鳥やら孔雀はサイズ的に無理でも
小袋で買い求める以上の価値は有ります
出来ればマラード・ギニヤ等も

初期の販売されていたフライマテリアルの思い出
インディアンハックルは塩漬けの様な物
油抜きも無く防腐剤代わりの塩の塊
中性洗剤を溶かした温湯で手洗いして下処理
それでも夏季には油が染み出るので裏紙の交換は必須
ウィングならヤカンの湯気で羽根を繕い
プライマリーやらセコンダリー
使い易い様に裏から刃を入れ各部位に分ける程度は
オールドスクールなら誰しも経験済み
危険な薬品処理されたであろうマテリアルも多かった気がします
今は家庭用洗剤も進化して強力な脱臭効果も有りますので
昔の様な苦労も笑い話

バックテールの独特な臭気(皮脂の腐敗臭)
これですら今の脱臭剤で消える程
それから比べれば鳥類はまだ手軽かと・・・

エゾシカのヘヤーもマテリアルで流通して来ていますが
次は日本のゲームバードが控えています

海外でのマテリアルは家畜以上にゲームバードと狩猟採取された
獣毛類の利用は日本で考えられる以上に一般的に使われています

日本もその流れが見えだしているので、有害鳥獣対策も含め
ネット販売の強みを生かし、育って行ければと願っています
前出の川鵜毛鉤でも述べさせて頂きましたが厄介者の川鵜でも
マテリアル的には非常に優れた各部位を持っています

英国を代表する釣具メーカーのハーディー社も
日本雉で作られた毛鉤の凄さを英国のフェザントで再現しようとしましたが
彼の地でのフェザントでは効果的なフライを作れず
又、輸入しようにも数が揃わず製作を断念した逸話も残っています

ヨーロッパでは流通が禁じられているヒーロンにも似る部位が多い
日本では有害な鳥として駆除費を出している川鵜
他にも
マガモ(マラードダック)
コガモ(ティールダック)
バン(ムーアヘン)
ゴイサギ(ヒーロン)・・・

フライでの使用は勿論ですが
出来ればテンカラ毛鉤なら尚更・・・

高麗雉の剣羽根も良いのですが、出来れば国鳥の日本雉なら尚更です
手に入るなら、その命に見合うだけ最大限に活用できればと思います