山鳥尾羽毛鉤

山鳥尾羽毛鉤 Copper Pheasant kebari
・・・狩猟鳥利用

山鳥がCopper Pheasantなら日本雉はGreen Pheasant
どちらも日本の固有種でも英訳すると高価なフライマテリアルに化ける(笑)
高麗雉もRingneck Pheasantと言い換えれば一般的なフライマテリアル
どれもこれから始まる日本の狩猟対象鳥であるし家禽の鶏よりも歴史は古い

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山鳥尾羽毛鉤

世界的にも稀な雉の剣羽根毛鉤を考え付いたのにそれよりも一般的な
各種雉の部位を利用した毛鉤が表に出てこない毛鉤の不思議な歴史
蓑毛にヘンフェザントウィングカバーやサドルフェザー程度
何処かの地域に埋もれたそんな伝承毛鉤は有って当然
・・・と思う期待感

注釈
(ハス毛鉤・鮎毛鉤には多用されていますがテンカラ毛鉤にはの意)

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山鳥尾羽毛鉤

蓑毛はハニーダン

毛鉤は丈夫さが道具としての命の部分
尾羽を使うなら、芯にスレッドなりファインワイヤーでツイスト
弱い部分をタグで補強してリブを巻けば毛鉤としての丈夫さに近づくかもしれない

手巻きの毛鉤を珍しがるけどこれは各国でも行われていたこと
フルドレス・サーモンフライすらバイスを使わず手だけで巻き上げる
それに比べたら・・・

以下爺の戯言 ——————————-

山鳥・雉・・・古来から鳥肉といえば雉肉
兎も一羽・二羽と数えて鳥扱いはそれだけ四つ足の殺生を禁じた話
渓魚に対しても数々の掟と竜神信仰に加え漁に対する諫めの伝説は各地に残る
岩魚は竜神の眷属とされそれを得るためにはそれなりの儀礼を弁える
技術と共にそれを伝え広めたのが秋田マタギなり津軽マタギ等の狩猟集団
毛鉤釣りを単にマタギ衆からとするテンカラ語源には疑問を感じるが
山岳文化伝承者としての役割は狩猟技術だけにとどまらない
それとは別系譜に神道を尊び殺生そのものと無縁の木地屋集団もいる
獣肉を好まぬ木地屋集団すら漁労の技術に長けている
古くは山窩(サンカ・サンガ)の人々の教えの自然共生主義
(語源は以南の漂泊の民を官憲が区別するための言葉)
殺生禁止は明治維新まで根強く続くし地方ならそれ以上
古い話の様では有るけど
明治体制の確立と同義を立憲体制の確立(明治22年、1889年)
とすれば近代の歴史から見たら案外と新しい
・・・賤民思想を植え付けた統治のための身分制度確立も同じ
竜神の化身とされた岩魚を得る事は山の民だけに許された特権
この意識は形を変えながらも中部山岳地帯一帯に今も根強く残る
こんな歴史観も釣人ならばこそ・・・

お町の人なら「鬼は外」でも以北の民は「鬼は内」
・・・外来宗教である仏教と対になる日本固有の信仰「神道」

鬼伝説やとりとめのない話では有るけれど渓流釣りを含めた
山漁なり職漁師の根底にはその思想が流れている事を忘れると
かの釣魚大全の意味不明誤訳にも似た話になる
・・・宗教的背景と思想的背景は共に人のバックボーン

平成の浮世からすれば明治時代は遠い昔と感じるけれど
自分の爺様・婆様はその時代に生まれて暮らしている
そう考えると100年前でも自分の爺様・婆様の身近な話
(勿論、今は石のシャッポを被っています)
爺様・婆様のその頃の丁寧語「~でごわす」
・・・これは薩摩藩の方々が長野県庁のお役人だったから
その時に聞いた話を次に伝えれば150年後でも形として残る
・・・伝承は漠然としたものでは無く直に聞いて次に伝えられること

フジ林檎の葉摘み最盛期
梯子に登って北をみれば初冠雪で白く光る山々

目の前には天照大神が隠れた岩戸とされる戸隠山
宮崎県高千穂町岩戸から飛んできたらしい(天岩戸伝説)
国内有数の勢力を誇ったという今は焼き討ちで跡形もない
修験道の修行の場であった飯縄山は隣に聳える
・・・古くは飯砂(喰える砂の意)天狗の麦飯(天狗伝説)
ちなみに高尾山は飯縄権現、総本山はこの飯縄山

八百万神のお陰か竜神の祟りか大雨続きで
犀川殖産本流釣りも茸採りも暫くは行けない・・・

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