毛鉤の蓑毛について

毛鉤の蓑毛について

昔から使われてきたのは軍鶏
・・・
gamecock、fighting cock、
game fowl、hell-rooster、hell-kite、

他は雉類の雄と雌に野鳥各種
(雀・椋鳥・烏・カケス・・・)
鶫の様に今は禁鳥も含まれる
手近な矮鶏に勿論、鶏のプリモウス
それが皆
今のジェネティックハックルの質かというと
生きた軍鶏の頸根っ子から抜いた羽根も柔らかい
それは
ジェネティックハックルのヘンネックと同じ
それを英式で巻き上げる

DSCF5594
毛鉤の蓑毛

ドライフライの様に羽根で水面に浮かばせるのでは無い毛鉤

毛鉤にとって
鳥の羽根は虫の羽をイメージするより虫の足なり存在感を示す

今の様に
ジェネティックハックルの長いサドルハックルは無い
鈎のサイズに合わせられる様な短い羽根も無い

ドライフライ用の今あるジェネティックハックルとは別物
水面に高く浮かべるのでは無く水面と流れに合わせる
どちらも水に馴染ませるための蓑毛の存在

昔の鈎のサイズに合わせればヘンのサドルハックルも使い易い
サイズ調整等でそれ以下のサイズにも使い易い

DSCF5595
毛鉤の蓑毛

色の種類も豊富

表記はバリアントでもファーネスは普通に有るし
コッキーボンヂュにグリーンウェル
真正バジャーハックルも選り取り見取り・・・
軍鶏の羽根はジェネティックハックルの様に硬くはない
勿論、ゲームコックも同じ
FF釣法の今のドライフライと毛鉤は違う

ジェネティックハックルの最大功績はコックよりは
むしろサドルハックルの長さとヘンネックの質の向上

英式トラディショナルフライを巻くなら
今のヘンネックはブリティッシュ・ゲーム・コックに近い
色もさることながら羽根の質の素晴らしさ

・・・渓友さんへの返事・・・

毛鉤の蓑毛
毛鉤の蓑毛

一時期流通したドライフライ用ヘンネックは素晴らしい

以下爺の戯言 ————————————————————

過去より今が優れている 歴史観(進歩史観)
・・・これは西洋からもたらされた概念

歴史に対しては何時でも現代の解釈が入り込む
・・・今のテンカラ毛鉤にも感じる

その当時の状況を把握もせずに粗末な杣人毛鉤とする
今のテンカラは今更とも思える唯物論歴史学
対する意識は
ヘーゲル 歴史哲学・・・観念論的歴史

・・・唯物論 VS 観念論では無い(笑)

「山漁」や「源流の職漁師」の本に基づく史実的歴史観
(第一刷でも1987年出版のまだ新しい書籍)
・・・実証史学的な史料批判も無く僅かな書物から
説明を付けようとするテンカラ釣りの喧伝者
その程度の資料だけで歴史を騙る程度の浅さ

毛鉤は
Brevity is the soul of wit = 簡潔こそ機知の魂

毛鉤は山間僻地の手近な物を使うとか有り合わせの材料だとか
簡単で粗雑であるとかなんでも釣れるとかの言葉が多い

銀座みす屋 中村利吉氏始め、他各地の毛鉤釣りの先達から見れば
今ある道具と豊富な材料で形だけ准える今のテンカラ毛鉤は
不可解に近いと思われる・・・

ゼンマイ胴はチャドウィック№477と同じことすら理解できないのは
テンカラ喧伝者と某FF釣法のフライタイヤーも同じ穴の貉
これは伝承の空洞化の顕れかもしれないが
これが今の現状・・・
お町の人の地方に対する見方にも近い

豊かで驚きに満ち溢れているのも毛鉤とフライの愉しみ

付記 —————————————————-

過去10年間のグーグル検索結果で日本を見てみると

フライフィシング テンカラ釣り 渓流釣り

因みに世界でテンカラとtenkaraを見てみると

テンカラとtenkara

過去10年間 フライフィシング テンカラ釣り 渓流釣り 検索数増減

検索数の増減で判断は出来ないけれど渓流釣りの検索数は一定数居る
その中でFF釣法の減少は10年前の三分の一に以下
違う釣り方に興味が移ったと考えるのは自然かとも思う
川で会う方にルアーフィッシングを愉しまれる方が多くなった
餌釣りの方は少なくなり今はテンカラ釣りの方が多いと実感する
・・・渓流釣りはほとんど餌釣りの方が多かった

それでもFF釣法の検索数が少なくない数を見ると
フライフィッシングという釣りが廃れたわけではない
それに比較してFF釣法釣雑誌なりFF業界の今の現況は
フライフィッシング業界の固着した利害関係を基盤とした
同じ事を繰り返すビジネスモデルが飽きられた結果とも思える

検索数から見るだけではあっても
10年、変わらぬ渓流釣り検索数が有る
渓流釣り愛好者の減少を原因とする
FF釣り数の衰退ではないことを示している

・・・海外テンカラフォーラムの方からの指摘に自分なりの解釈

FF釣法もテンカラ竿も地元の渓で使っていると変り者に見られる
そんな時代も有ったけれどその選択もその方が釣れるから
釣れない事を楽しめる程の自虐趣味も無いただの実釣主義
釣具は自然の中へ誘う道標
毛鉤とフライは疑いも無くゆっくりと咥える魚を見るための道具立て
長い竹竿にシルクラインもその方が釣れるフライに制約が少ない

今のジェネティック・コックハックルは究極の産物かもしれないが
それが魚を釣る為の究極とは思えない違和感が付き纏う

釣雑誌が定期的に繰り返す「テンカラ」語源説も同じ
史実が示す事柄を敢えて正体不明として好奇心を呼び覚ます
釣雑誌の違和感と同じ自作自演で自画自賛の所為

ジェネティックハックルの中興の祖である有名処は
釣りを全く知らない遺伝子と羽根を専門とする遺伝子工学者
研究成果で恩恵を受けているのは尾長鶏愛好家やファッション業界
ナチュラルブラックなりそれよりも一般的な茶系が無いのも
釣りの為の羽根の研究では無い事を示す
過去となったホフマン・スペンサー・ヒーバート等の
毛鉤釣りの為のコック・ハックルは今となれば忘却の彼方

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