昭和8年「川釣の研究」魚住清適(三省堂)

昭和8年「川釣の研究」魚住清適(三省堂)・・・初版本?

詳しい説明は此方をご覧下さい
長良川と郡上竿の世界
https://blogs.yahoo.co.jp/fk3yi8anpontan/40949465.html

鈴木魚心氏の山峡の釣以前に素晴らしい内容を紹介されていた
伝説の書「川釣の研究」魚住清適氏による鱒釣用擬餌の紹介

日本水産捕採誌
http://nrifs.fra.affrc.go.jp/book/D_archives/2013DA021/2013DA021.html

日本水産捕採誌
日本水産捕採誌

・・・『日本水産捕採誌』は、編纂当時日本に現存した全国の漁具漁法について、その特徴を、できるだけ漁具の構造操作の方法を掲載して、まとめたものです。全国各地の現物の調査、古書から当時最新の書物までの幅広い文献の調査などをもとにしています。・・・

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日本水産捕採誌内の銀座みす屋の中村利吉氏監修による内容と同じく
非常に高い内容を書き残している

此方は「鮎たわけ様」よりお借りした画像です

昭和8年「川釣の研究」(初版本?)魚住清適(三省堂)
川釣の研究

此方の毛鉤「鱒釣用擬餌」写真

昭和8年「川釣の研究」 毛鉤図 1
鱒釣用擬餌
昭和8年「川釣の研究」 毛鉤図 2
鱒釣用擬餌 1
昭和8年「川釣の研究」 毛鉤図 3
鱒釣用擬餌 2

85年程前の毛鉤写真ながら鮮明で色も判り易い
環付き針でも天然テグス附きが当時らしい
環無し針は蛇口を内掛けにしてチモトを漆で補強している

鱒釣用擬餌 1の図

上段 左に並ぶ段巻き胴の順毛鉤
蓑毛はコガモの羽根らしき紋様であっても羽根の質が硬めに見える
・・・金胡麻・銀胡麻なら面白い?
上段右 油毛を傘巻で孔雀胴
下段の3点はハス毛鉤と同じ仕立てで色違い?

鱒釣用擬餌 2の図

上段
左は羽根附毛鉤として中央は油毛と黒毛の蓑毛の二段巻き
右は羽根附で胴は段巻(黄に黒)、蓑毛は岩魚用に好まれた白毛に斑付き
下段
左が蜂頭?
中央は段巻き胴(もしかすれば三色)に蓑毛が荒巻、ハーフストーン風仕立て
右は赤の蓑毛が猩々らしいが胴は段巻き(赤に元巻きが黒)羽根又はヤブカ髭

作者の上品で生真面目な個性が顕されているいるよう
発表が85年程前でも黒・茶・白だけで無い処が興味深いし
蓑毛が傘巻だけでなく二段巻きも有れば荒巻にファンシー風蓑毛毛鉤も有る
ハス毛鉤の様な羽根を胴に巻き付けた毛鉤も有る
孔雀胴にゼンマイ胴だけでは無い、それが一番興味深い
本来、テンカラ毛鉤はこれで無ければならないと言う定義は無いはず
後からその定義を作り出し当て嵌めようとしても無理が有る
歴史に埋もれたそんな毛鉤を目にするだけで愉しみは深まる
なにより
一人だけの考えには無理が有るしややもすると独断に成り易い
毛鉤の話だけでこれだけ皆様と話が出来る事に感謝したい

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模倣と創造の毛鉤とフライ

模倣と創造の毛鉤とフライ

先のメンバーだけ参加出来る閉鎖型フォーラム内での話
原作者以外が作ったその毛鉤とフライはいったい何なのだろう
突き詰めれば原作者以外、すべてが模倣で有り、ましてコピーでもない
英国式フライを巻くためにオリジナルの針を求めマテリアルも探しまくる
オリジナルのフックにオリジナルのマテリアルそこにオリジナルのレシピ
確かに仰る通りの毛鉤なりフライは出来上がるし取り敢えずは魚も釣れる

ギニヤのナチュラルダンのネックフェザーを3本、ウィスクとして・・・
読み進めながら、オリーブニンフかなとか想像すると
否、ランズニンフだったりして笑ったりする
もはやそこには魚すら介在しない
製作者の頭の中まで覗き込むような考え方
絵も無ければまして写真すらない
古い英国本のフライパターンの文字列から想像する
同じフックに同じマテリアルでも
出来上がったフライは模倣ではない創造のフライ
その後の情報により判明したフライは
似たようなフライも有れば全く勘違いしたフライも有る

昔の毛鉤は
「あそこの誰某がこんな毛鉤で大層釣っているらしい」
そんな事で巻かれていたのかもしれない
・・・現物を見ずに噂で巻いた物なら・・・

釣れれば良い
それが道具としての使命であっても手道具の範疇である毛鉤
まして魚の最後に口にするかもしれない毛鉤
そんな毛鉤を手向けの献花とするのは此方の思い上がりかもしれないが
出来る事なら誠心誠意、手を抜かず精一杯の気持で巻いた毛鉤で釣りたい
各地の打ち刃物の様な形式美よりは機能美に溢れた土着の道具
鋤・鍬の様に各地の土と使い手に合わせた土農具でありたい
柄の長さに刃の付け角度に形全てがその地区の土と使い手に合わせた物

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打ち刃物とガーバーナイフ

手道具の機能美

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打ち刃物独特な刃紋

山女魚に逢いたい

何故か忙しくなると山女魚に逢いたくなる
百姓仕事強化週間のゴールデンウイーク目前は解禁目前と同じ気持ち
行けないのが判っていても釣り場周辺のライブカメラを覗いて見る
どこも大増水中・・・強風に30℃近い気温なら当然の結果

山女魚毛鉤でも久々に巻いて現実逃避
Facebookで同じ針を見掛けて何故か嬉しくなる
ロシアのテンカラフォーラム仲間も同じ針を使っている

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スーパー山女魚 7.5号

ロシアの川と魚で使われている同じ針で山女魚釣りも一興
でも、これは岩魚用でさんざん使っているし・・・( ^ω^)・・・

まだ見ぬ郡上釣りで使われていた山女魚針も心が惹かれる
青地に袖鉤でミミ無しギザ付きとまでいかないけれど
少しだけでもそれに近づいてみたい

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オーナー鈎 山女魚

これには苦い思い出が有る
アマゴ見たさに木曽川まで出かけたのに水温低下に見舞われて
足元の岩の陰にそのアマゴが泳いでいるのに逃げない
フェルト底が岩に凍り付きこちらも動けない・・・(笑)
漆器館に寄って五平餅食べてお土産買って終わり

源流ばかりの釣行で今迄持ったことが無かったダモ

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手作りタモ

そこに同じ色の根付で袈裟懸け

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根付

郡上のアマゴダマのあの柄の太さには惚れ惚れするけれど
鮎釣り兼用だから気分だけ味わうつもり
タモを持ったことすら無い釣り下手にはこれでも身に余る

膝ガクガクの身体には三ノ滝を登る自信も無いし(笑)

とりあえず極小の蛇口を内掛けにして柿渋色
(ミミの有り無しに光るとか流れが変わるとか内掛けとかへの自己満足)
松本は波田町の山鳥を胴に同じく日本雉の胸毛を蓑毛に寝巻で巻いて
信濃町産山繭を添えてみる

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山女魚毛鉤

鈎の青色が輝る
ミミズの赤に青が目立った事を思い出す
・・・本来はキンパクでしょうけれど

キンパク代わりにオストリッチハールで巻いてみる
色目が欲しくなって先玉と花入を巻いて

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山女魚毛鉤

洋の東西で同じ様な試みです

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目印

以下爺の戯言 ————————————————————

ちなみに昔使っていた鈎です

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播州針 東京袖 11号

針・鈎・鉤・・・と呼び名も様々
HooKには針先から先曲げ(フトコロ)までの長さの名称でスロートが有るのだけれど
針にはその名称が見つからない・・・勿論、不勉強だからかもしれない
オーナー鈎 山女魚のその部分を言い表すのに取り敢えず違和感を感じ乍らスロート
これが結構長いのにバイスに挟んで気が付いた、伝説の吉村針の面影も無い
秋田袖は有名でも東京袖は意外と知らない方が多い気がする
一般的には腰曲げの角度がなめらかで軸が少し長い
並べて比べれば判る程度の僅かな違いに製造元でも違いが有る
スロート=フトコロ長として、この長さに拘りが有るのがタナゴ釣りの鈎
小ささを競うからこそフライ以上に拘りが有りそうで種類の豊富さに圧倒される
世界最小フライフック#32?の現代技術とどっこいどっこいが恐ろしい
垣間見程度ではどの釣りも恐ろしい程の拘りが有るのが釣りの世界
岩魚専門なら袖型から丸セイゴ型に変化しているのは実感している
この播州針 東京袖も大きさの割にはフトコロ長が短い?

毛鉤で釣れない川 Ⅱ

毛鉤で釣れない川 Ⅱ

毛鉤に反応しにくい渓は意外と多いと思います
季節的であったり時間的であったり様々な要因かもしれません
それでも
「小型でピーコックハールとエルクヘヤーの毛鉤が有効」と聞いて
自分ならどの様な毛鉤で対応するかのあくまで実釣用毛鉤のパターン
・・・これを”テンカラ毛鉤”と言っている訳では有りません

ウーリーバッカーとかマラブー云々の様な
アトラクターパターンは最後の切り札としてこんなのも有る程度です
前出済みも多いですがお許しください

先ずは定番 #16~#18 クリンクハマータイプ
ドライフライで様子を伺います

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#16~#18 クリンクハマータイプ

色を変えて

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#16~#18 クリンクハマータイプ

ドライフライに反応が薄いようでしたら水面直下で

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ウィングはスノーラビットシューですがドライ用のインジケーター類なら
効果は変わりません、あくまでも水中姿勢の制御用です

徐々に沈めていきます

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ハックルはピーッコク・ネック・フェザーです アトラクターパターンの小型版

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カケス毛鉤 & 翡翠毛鉤

晴天用キラーパターン カケス毛鉤や翡翠毛鉤
青色の効果を感じる時が有ります

水中型インジケータ毛鉤

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水中型インジケータ毛鉤

色変わりです

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水中型インジケータ毛鉤

渓によって蓑毛の色を変えたりします

ファインワイヤーだけで巻いたり

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テンカラミッジ毛鉤

少しダビングしたり

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テンカラミッジ毛鉤

ミッジフライに飽きると

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蟻 フライ
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蟻 フライ

お判りいただけたかもしれませんが
意外と自然河川で毛鉤に反応が薄い場合は羽蟻を含めた蟻に反応する場合が多いと思います
その場合最後の切り札として

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蟻アトラクターフライ

これは日本でも非常に古い毛鉤です

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ハス毛鉤 血丸

京毛鉤タイプ

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京毛鉤
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京毛鉤

長々と失礼しました
釣り下手が少しでも足手まといにならないよう
苦心惨憺の足掻きの様なもんです
お笑いください
概出以外でもまだ様々な毛鉤なりフライが有りますので
もしよろしければご訪問お待ちします

巻きについて考える

毛鉤の巻きについて考える
(毛鉤もフライも一番大事な事です)

今迄、この大事な巻きの説明について余り目にした事が無いのに気が付いた
鮎毛鉤パターンでも使われるこの巻きの名称が何故テンカラ毛鉤にないのだろう

蓑毛の巻きから
「伏せ蓑」・・・ソフトハックルを短めに寝かせて巻く
「寝巻」 ・・・雌雉に多く見られるソフトハックルタイプ
「傘巻」 ・・・軍鶏・鶏の頸毛を傘の様に開いて巻く
「クル巻き」・・盛岡毛鉤での蓑毛の二段巻き名称

古式毛鉤の普通毛鉤に見られる胴体中に蓑毛を巻くタイプ
各地で伝承とされだした逆さ毛鉤の逆巻き
古式毛鉤に良く見られる乱巻き(パーマーハックル様)も有る

minogeプロポーション
蓑毛の種類

胴の巻きから
「詰め巻き」・・孔雀胴に多く言われる隙間なく仕上げる
「荒巻」  ・・下地が見える様に間隔を開けて仕上げる
「段巻き」 ・・絹糸胴他に多く胴の色を変えて仕上げる

その他、ネジ巻き・フエ巻き・十文字巻き等・・・こちらは鮎毛鉤をご参考に

面白いのが
古式毛鉤は大概、羽の表を鈎素側に向けるのが定番
・・・これが毛鉤の大元にも繋がる
今のテンカラ毛鉤は米式ドライフライの様に裏側を鈎素側に向ける
・・・勿論、鶏の頸毛の話
この考え方は案外、現代テンカラよりもっと新しいタイプ

自分の好みはフライでも毛鉤でも今や第一次世代らしい
現代テンカラを第二世代として今は第三次世代
ならば鱒以外を対象魚としているのはもはや第四世代かもしれない

ついでに書き添えると
鈎の鈎素を留める部分を鈎元(チモト)と呼びそこにチチワを付けてアイにする
環と呼ぶのも環付き鈎の硬い語感で馴染めずにいた
チチワでもしっくり来ないので探していたところ古い文献に蛇口の記述を見つけた
・・・勿論、穂先の “リリアン” VS “蛇口” の話では無い

FF釣法のハックルでも英国巻きに米国巻き・・・英式・米式
いつの間にやら米国巻き一辺倒になったのは何時からだろう?
それがテンカラ毛鉤にまで波及するとは思いもしなかった

1980年代の釣雑誌に堂々、剣羽根を米式で巻く紹介も有ったから
それよりは ○○ かもしれない

この一番大事な毛鉤の巻きについての説明が無い
・・・不思議な話では有る

大事な蓑毛の件
第一世代前の古式毛鉤の頃から蓑毛の色の記述で見られる
”本黒の黄味・白味”とか”芯黒先黒の黄とか白”
本=基・・・それを生ずる初めの部分
本黒はモトグロと呼ぶ
今のジェネティックハックルならファーネスやバジャーハックル
芯黒先黒なら本来の正統バジャーを表す
又、巻き数も初期には厚巻き、盛期には薄巻きの記述は多い
岩魚用は白味に斑付き、山女魚は芯黒黄味
川によって油毛(茶色)黒を使い分ける
第一世代以前から蓑毛に対する蘊蓄は数多い

序に
餌針の鈎素を結ぶのに内掛け・外掛けが有る
渓流釣りが華やかな頃は内掛けに拘る方が多かった
もっと拘る方はミミの平打ちを嫌い削り取る方まで居たほど
光るとかそのミミで流れ方が変わるとまで言われていた
古式毛鉤は勿論、初期型も含め毛鉤はその当時、内掛けが多い
そんな拘りが釣人の気持ちとして嬉しい

我田引水型記事ばかりが目に付くようになってから
釣雑誌を見た事も無いのでそれ以後に説明されているかもしれない

毛鉤で釣れない川

毛鉤に反応しない魚を毛鉤で釣る・・・(paradox)?
勿論、哲学的なパラドックスでは無い

魚が見える程の透明感に溢れる渓流
低層に居る魚の陰まで見える
一流しで様子見・・・ヒラも打たない
日差しが強い日中で透明感のある流れに釣り圧が強ければ尚更
禁漁間際の源流域で産卵行動に入った淵に溢れる魚の様
逃げもせず釣人の思惑を嘲笑う・・・

擦れ掛かりともなれば己の釣法自体を魚に笑われる
手を変え品変えて苦心惨憺でも目の前に居る魚の姿
底地が泥混じりの渓なら
そんな時は、ユスリカパターンメインなのは判る
厄介なのが
大岩が点在し底に小砂利より粒子が細かい砂っぽい渓流
映像で紹介されるような典型的な渓流域だから始末に負えない
水生昆虫の姿も無くかと言って陸生昆虫も飛んでいない
そんな時にライズする姿を見せつけられたら、それこそ堪らない
餌を追わない、ルアーを追わない

そんな時こそ毛鉤とフライの一番面白い時
・・・自虐的毛鉤釣りでは無く(笑)
「毛鉤でこの渓は釣れない」とか「地元の手練れなら」とか・・・
マッチザベイトのペレットフライはともかくとして
定番やらアトラクターパターンに擦れた場合も含め
あるパターンに固執する時期が有るのは確かだと思う
「釣れるのは小型の毛鉤だけ」なんて聞いたら
それこそ答えは手の内に有る様な物
様々な試行錯誤と経験の蓄積の形である毛鉤とフライ
釣れない時があるからこそ・・・
英式バザーフライも鮎毛鉤もその極致かもしれない

「毛鉤で釣れない川」・・・なんて魅惑的な言葉

中部山岳地帯以北なら盛期は蜉蝣の姿はほぼ居ない
かと言ってタランチュラ・フライに反応する魚も居ない
適度に人が行き交う渓なればこそ楽しも深いし引き出しも増える
なんて素敵な釣り場をお持ちなのだろうと心底思う

以下爺の戯言 —————————

安曇野に篭川が有る
ここを毛鉤で釣れれば一人前らしい
関東近郊の有名河川はもしかすればそれ以上かもしれない
釣雑誌が煽る新釣法やらこの竿とこのラインならは論外として
木化け石化けに始まり言い古されたその技術なり技
今迄会った爺様達はそんなこと一言も言わず
それこそ其の儘でスタスタと背を屈めもせず流れに向い
立つべきところに立ち、流すべき筋を躊躇なく流す
敢えて言葉で説明するから
「魚の居場所を知れ」とか「流す筋が大事」になるだけ
爺様が言った言葉
「此の頃、殺気が消えたのか魚が逃げなくなってきた」
・・・蓋し名言

良く言われる
入り波(incoming wave)に食い波(Eating wave)
言い方を変えれば
水底から上がる男波に水面から底に向かう女波

信州小布施 北斎館

男波(onami)

onami
onami

女波 (menami)

menami
menami

言葉で表すと本意が逃げるし文章となれば独自解釈ともなる
葛飾北斎の有名な男波に女波を掲げられたらそれこそ正体不明
白泡で沸き立つ男波を突き破る岩魚も居れば瀞で静かに鰭を動かす岩魚も居る
重い竹竿に馬尾で編んだ馬素を終始振り回し杣道すらない渓を釣り上がる
ならばその釣場に至る事と道具を使いこなす技も技術も必要かもしれない
流れの側まで車を横付けし、たかだか
100g程度の竿と繊細なレベルラインに何の技なり技術が此処まで云々されるのだろう
道具に負けて道具に使われるのか、道具としてそれを使いこなすのか
ソフトプレゼンテーションに有利だからレベルラインの選択?
ナチュラルドリフトがし易いからレベルラインの選択?
大名釣りのタナゴ釣りならいざ知らず繊細な道具仕立てで渓流やら源流に向かう
繊細さが必要なのは道具では無く流れと魚に向ける繊細な感性だと思う

山菜採りで春を感じます

山菜採りで春を感じます

川はまだ雪解けで増水中

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白濁りも薄れて餌釣りならそろそろ

去年まではセリ畑でした

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優勢種のクレソンばかりです

取り敢えず

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コゴミ

信州の衆(ショ)はウサギも食わないコゴミを有り難がります
タラの芽も好きですからタラの芽が無くなっていると
信州の衆が来たと判るらしいです(笑)

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ミヤマイラクサ

この辺ではエラボウ・エラボ・エラ・イラと呼びます
アイコの呼び名が有名でしょうか?
これを塩で板摺した浅漬け?は絶品ですが手塩で味が変わります
新店商店の山川さんちの婆様が作った味以上には今だに出会えません

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登ります

春の日差しの中登ります

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まだ登ります

本命に出会うため登ります

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そろそろ目的地です

コガネネコノメや

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キクザキイチゲ

イチリンソウを見ながら

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フクジュソウ

「名残りの旬」 フクジュソウ

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アズマイチゲ

途中で

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カモシカの足跡

蹄の形からカモシカ

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熊の足跡

しっかりと残る爪痕 熊の足跡です

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目的地 目前

目的地に近づいて

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ゼンマイ

高低差が有るので季節が行ったり来たり

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目的地

本命 ワサビの花

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ワサビの花

今年も「旬」に出会えました

まだ雪が残ります

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残雪
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北側

北側はまだしっかり雪が残ります

帰り道でウドを掘って「走りの旬」

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山道具

戸隠の竹細工の名人 (故)西さん作 30年以上前の作ですが艶光してきました
英国ハンター社 ギャロウェー 新製品で買って未だに現役です

帰り道に捕獲用檻!

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捕獲用檻

山菜料理の準備が出来ました

今年も食卓は緑に染まります

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我が姫

the grandfather of fly-fishing

Lon Ellington, a Phoenix fisherman and outdoorsman once described as “the grandfather of fly-fishing,” died the weekend of April 2. He was 85.

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Lon Ellington

彼の作るフライを手にした事は無いし勿論、彼と面識がある訳でも無い
只、米国の友人から彼の話を聞いた、「とても穏やかで親切な人だ」と
無論、日本の釣雑誌に登場する有名人では無い
フライ作りを50年以上、竹竿作り35年以上と聞いても
地元の方も判らないかもしれない
それでも哀悼の意を表すために掲載する
一つの大きな世界を失ったのだと思う

以下爺の戯言 ———————————-

縁も所縁も無い日本の片田舎から哀悼の意を顕す
それは日本でも表に出る事が無くても地域から認められた方々は多い
米テンカラフォーラムの方からこの写真の方は誰か答えよと謎掛けが来た
秋山郷の毛鉤名人だと、雑誌に有る不鮮明な写真を添付して来た
顔すら判別できないけれど雄山荘の山田和幸さんかそのお爺さんらしい
そう答えると「OK」と返ってきた
でも、考えて欲しい
釣雑誌に登場するような方々は確かにその地域で名人と認められているのだろう
それでも、それ以上に手練れもいるし名人も多い
古びたその雑誌が気になって再度、返答する
(雄山荘の山田和幸氏では無くその先代の重雄さんかもしれない)

お答えします
雄山荘の山田和幸さんが有名ですがその古そうな雑誌だと
先代の山田重雄さんではと思い直しました、
「秋山郷唯一の使い手は和山の重雄さんだ」
と屋敷の山田亀太郎さんが
言う程ですから中でも抜きんでていたと思います。
もしかすれば共に釣りと猟をした仲間ですから
亀太郎さんも一緒にその写真に写っているかもしれません。
・・・答えを書いていてもきっと彼には判らないだろうと思う
狭い秋山郷とはいえ本に出てこない方でも名人は沢山
亀太郎さんだってその腕前は素晴らしい
勿論、他の地域でも同じ
自分が見知ったこの狭い範囲の中でも
渋の竹節さん野沢温泉の天谷さん
天谷さんともなれば8畳間いっぱいにカモシカ・熊等の毛皮を敷き詰め
それでも足りずに壁やら廊下にぶら下げて齢80を超えても
釣った岩魚を放すんだと庭に池を掘る有様
妙高には加藤蕎麦屋の親爺に赤倉の古澤さんに斉藤さん
田口の山崎酒店の親爺だって休みとなれば渓流通い
信濃町や戸隠にも曽根原さんなりカワウソもいる
元組合長の峯村さんのあの飄々とした釣姿・・・
白馬やら安曇野までとなれば際限が無くなる程いらっしゃる
今となれば石のシャッポを皆様被っていらっしゃる
・・・今だに生きているカワウソは今まさに熊と格闘中かもしれない(笑)
言葉や本に残らなくても皆さん、竿を持つ姿を見れば美しい
何よりも皆様に共通する山や渓に対する矜持が素晴らしい
釣り場で出合うその一瞬の一期一会でもその立ち居振る舞いだけで
話をしなくてもその方が良く判るのも不思議な話だし
それは自分にとっても同じ事
・・・自分にとっては大きな諌めでもある

知恵を授けてくれた親愛なる先達達の皆様
その地域オリジナルだけではないけれどその知恵は今作っている毛鉤に残る
秋山郷毛鉤にだって平気で実釣用にワイヤーリブを補強で巻くし
大町で教わった段巻きも同じ、色も変えればタグも巻く
伝承と伝統の違いを判って欲しい
毛鉤もフライも
亡くなった先達の知恵と蓄積は形が変わっても必ず残る
テンカラも第二ジェネレーションなり今は第三ジェネレーションらしい
それでもなお物言わぬ毛鉤にはその先達の声が残ると思いたい

この片田舎の長野でも伝説の英式ハックル先駆者で有り
英国ハーディーの最初期インストラクターでもある入船食堂の小平氏が居る
お陰で手持ちの竿もほとんどがハーディー社の物ばかり
リールなんて全てがハーディー社の品物ばかりで他を知らない
それだけ先達達の影響力は強く今も残る
それは本だけで無く人から人へ直接伝わっている

 

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4月8日 日曜部の朝

昨日までは強風でも20℃越え、天気予報は曇りのち晴れ
完全に出鼻をくじかれてふて寝・・・

Kebari fishing & akiyamago-kebari

Kebari fishing & akiyamago-kebari

My fishing spot is the same place as them
I got them taught me “Kebari Fishing” directly
It is “Kebari fishing” and it is not “tenkara fishing”
Please do not think it with the same
“Sakasa-Kebari” was used only in Masudagawa(益田川), Gifu Prefecture
The earliest type was introduced about 60 years ago and was widely known
Until then, “Sakasa-Kebari” was a special way of fishing

The way “Kebari fishing” taught is the same as Valsesiana of Italy

Of course, depending on the fishing place “Kebari – fishing” there is a regional difference
My fishing is how to fish the middle mountains of Japan
I am now using “tenkara-rod” but in the past I did it with a 3.6~ 4.6 m  bait rod

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“tenkara-rod” and ” bait rod”

How to Casting the rod is a way close to “Gujo Fishing”

Introduction of “Gujo Fishing” and “Gujo Fishing Rod”

https://blogs.yahoo.co.jp/fk3yi8anpontan/folder/1289807.html
Until now, “Gujo Fishing” has not been introduced, but the rod used has long been protected by fishermen
Current “tenkara – fishing” has introduced fishing methods in the Kansai area of Japan but it is slightly different from Japanese kebari fishing culture

Introduction of my fishing spots

秋山郷毛鉤

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”Old Akiyamago-kebari”

”Akiyamago-kebari” Introduction

Real “akiyamago-kebari” please pay attention to hackle

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attention to hackle

 

I think that it is also interesting to compare the original “Kebari Fishing” with the current “Tenkara Fishing”
You may see the difference between history made and true history

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マタギ衆

Person who handed down the culture of the mountains

”マタギ”  ”matagi”

Hunting collective people “matagi” was specially allowed to hunt
It was not a nomad, but there was a settlement place and they also moved to various places
They were welcomed friendly in mountain villages in various places
They also act as evangelist of the mountain of culture
They do not use Ainu word , use a unique “mountain word = 山言葉”
That’s because they protect themselves from dangerous mountains

Will you inherit that true “kebari fishing culture”?
Until now all have been done in oral tradition
It’s not fishing, it’s the same as hunting
It lives with the mountains and lives by the grace of the mountains
It is invisible to urban dwellers and they can not understand