昭和8年「川釣の研究」 Ⅲ

昭和8年「川釣の研究」 Ⅲ
・・・模倣と創造の世界の続編にもなりそうです

こちらのブログをご参照頂けると興味深い世界に入れます
もしかするとFF釣法の原理主義者かもしれません(笑)
独特のスタイルと蘊蓄が堪りません

Historic Angling Enterprises
http://www.historicanglingenterprises.com/

ご紹介済みですがFF釣法の博物館そのものです
The fishing museum
http://www.fishingmuseum.org.uk/index.html
こちらのfishing-libraryには原書がそのまま掲載されています

・・・・当方のブログは
(営利目的では無い個人のブログですのでご紹介させて頂きました)

昭和8年「川釣の研究」が本題で何故、英国が出て来るか

魚住氏の毛鉤を巻いているとバランスが英国式さながらです
ボディ後端がキッチリとバーブの上から始まり
蓑毛の長さも決められたレシピの通りに収まっている
蓑毛の向きと巻き方が寝巻でも無く傘巻とも違う等
和式毛鉤よりは全体の印象が何故かバタ臭い・・・
蛇口を内掛けにしているのも餌針への拘りよりは
ブラインドアイフックでの定番(内掛けです)
シルクガットでアイ作りに近いような気持ちにもなります
となると
鱒用疑似餌1の下段の毛鉤三種はヨークシャースタイルとか
Clyde Style Fliesまで範囲が広がります
一般的に言えばスパイダーハックルパターンかもしれません
・・・スパイダーフライとなると意味合いが違うので
細身に仕上げた胴に巻いた蓑毛とタグらしき花入
ハス毛鉤ともヨークシャースタイルとも見て取れます

Clyde Style Fliesについてはこちらのブログ
http://www.spanglefish.com/realclydestyleflies/index.asp

スコットランドパターンからアイルランドパターンまで話は広がります

広がり過ぎたので問題の三点の毛鉤の胴に戻して
右と左はフェザーウィング・尾羽等を巻き付けた胴らしいです
フェザントテールを胴に気持ちはハニーダンかもしれません

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昭和8年「川釣の研究」 Ⅲ 

すると、中央はシルエットがダビングボディらしく見えてきます
モール=モグラと直訳されるフライ素材
本来はトガリネズミ、別名カワネズミ胴となれば・・・妄想に近くなります
となればこの花入の色は黒に見えるけれどクラレット
写真の蓑毛の色は油毛では有るけれど気持ちはブルーダンかもしれません

DSCF5749
昭和8年「川釣の研究」 Ⅲ 

こうなると残りはレッドタグかレッドクイル若しくはコッキーボンヂュー

DSCF5750
昭和8年「川釣の研究」 Ⅲ 

ハックルさえ正規で有ればフェザントテールにアイアンブルーダンにコッキーボンヂュー

模倣と創造の世界の続編からでは無く、妄想の世界でした(笑)
此処まで英国パターンで有れば左上の順毛鉤仕立てのウィングはブラウンマラード

DSCF5751
昭和8年「川釣の研究」 Ⅲ

環付き鈎はマスタッド社 94840 #10 ですが気持ちは少し違います

DSCF5754
昭和8年「川釣の研究」 Ⅲ

以下爺の戯言 —————————–

日本のFF釣法導入期である1960年代から1970年代は世界的に見れば
スピニング釣りがFF釣法を席巻した時代です
1980年代には又FF釣法が復活してまいりますがその当時とすれば
新たな顧客を得るために日本にFF釣法がもたらされていたのだと思います
英国の名門ハーディー社が日本向けに独自の竿やリールを開発したのも
今となれば懐かしい思い出ですがそれだけ高度成長期を迎えた有難さかもしれません
日本の釣具業界とすれば「貴族の釣り」と喧伝して購買意欲を高められます
アメリカ東海岸の顧客層とも道具仕立てが共用出来ますから
ショートロッドに低番手3~4ライン全盛となるのも仕方がありませんが
テンカラ毛鉤を安直に「職漁師毛鉤」と結びつけるのも
”tenkara”のレベルライン至上主義と何か同じ様な匂いがします

昭和8年「川釣の研究」 Ⅲ” への2件のフィードバック

  1. いやはや瞬く間に数々の毛鉤の再現とその奥までのご考察と解説には言葉もありません。ひとつひとつの毛鉤、それらの材に深い歴史と人の思惑が潜んでるのですね。記事を拝読させて頂き読み逃げだけの私、有難いやら楽しいやら申し訳無いやら、、笑い、 しかし毎回心待ちにしているのは間違いありません。 いつもありがとうございます。

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    1. おはようございます、先生にレポートを出す生徒の心境です(笑)
      大きく思惑が外れるのは何時もの事ですからその時は笑ってください
      読み逃げなどとんでも有りません、満月様のフォローのお陰でブログを続けています
      今回は写真を基に巻けたので少しだけその作者の気持ちに近づけたかもしれません
      鮎たわけ様の貴重な時間のお陰だと思います
      手前勝手な話に付き合って頂き感謝のしようも無いのが心苦しいです
      こちらこそありがとうございます!

      いいね

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