テンカラ毛鉤の名前の不思議

minogeプロポーション 各名称
毛鉤と蓑毛の各名称

爺の戯言 —————————————–

テンカラ毛鉤の名前の不思議

商品名として作った毛鉤をどの様に名付けようが
それは常識の範囲なら構わない事かもしれない
眞田毛鉤の様に金星とか太陽に幸村に黒龍なんてロマンを感じる

此の頃聞くようになったのが毛鉤のパターン名として
雄鶏毛鉤と雌鶏毛鉤にソフトハックル毛鉤を順毛鉤とするらしい
ならば、今まで順毛鉤と称していた背に羽根を載せるパターンは
どの様な名称区分になるのだろう?
紹介されていないからテンカラ毛鉤では無いとしてしまうのか
テンカラ純粋主義者ならありがちな話では有る

この竿が良いとかこのラインで無ければならない程度なら
釣具業界ならではの商売上の常套文句かもしれないけれど

本来、地域色に個人色が強い毛鉤に独自の名前は無かった
当の本人が使う毛鉤で有れば単に毛鉤とすれば良かっただけの事
その後普通毛鉤・逆さ毛鉤・順毛鉤と簡単な名称を区別の為に名付けた
勿論その範疇に含まれない毛鉤も多く○○式とか○○型とか区別を付けてきた
それでも、こんな名前一つでもそれなりの考えが当然ながら有ったはず

雄鶏・雌鶏までは何とか
一般的な素材の鶏の頸毛を使うからまだ違和感を感じながらも理解はできる
ソフトハックル毛鉤を順毛鉤とする流れは何時からだろう
雄鶏・雌鶏毛鉤は日本では使われていない、順毛鉤はそもそも違うパターンと
疑問を呈するとこれは日本の有名テンカラ師が認めた事だからと返答が来た
道具は進化して変わるのは仕方が無いだろうが釣り方も変われば
順毛鉤の様に従来からの毛鉤パターン名まで変わってしまうのには恐れ入る
従来型の毛鉤にそれをオリジナルと宣伝して個人名を付けたり
折角のパターン名まで後から変えてみたり、混乱と正体不明で誤魔化すのは
どうも現代テンカラ釣り師と呼ばれる方々の持って生まれた習性の様なものらしい

テンカラは10色なのだからもっと広い心をお持ち下さいと続けて来た
ならばハス毛鉤から特化した鱒用毛鉤はテンカラ毛鉤と違うとか
有名処が使っている物がテンカラ毛鉤で有るとするその弁をそのまま返したい
変貌ぶりに付いて行けないのは爺ならではの事であっても不思議な話では有る
伝統やら伝承の言葉を装飾の様に使いながらその実、過去の毛鉤を否定する
・・・この反応が面白いからそれを愉しむ気持ちも有る(笑)

その有名処が剣羽根の巻き方すら知らなかったり
ゼンマイ胴は気泡を纏うから効果的とした時代も有る
ゼンマイはチャドウィック№477と同じと言ったら理解出来なかったり
山繭胴すらその使い方を知らなかったり存在そのものも知らない
それも10色の類いの話かもしれないとするのは皮肉な話
個人的な反応以上に各国の反応の違いも面白い
仏では”蜂頭毛鉤”を巻いて楽しむ方までいらっしゃる
英国ならチャールズ・コトンなりフレデリック・ハルフォードまで思いを馳せる
元々、地域に根付いた毛鉤釣りを総称としてテンカラ釣りとしたものを
無理矢理な定義付けそれも自分の釣りを最高とするから矛盾も生まれる

それでもリールが買えない貧乏な釣りとするよりは良いのかもしれない

テンカラ釣り其の物もその時の有名処に合わせて作られてきた釣り方かもしれないが
此の頃はテンカラ毛鉤すらその有名処が認めないとテンカラ毛鉤にも成れないらしい
日本古来の毛鉤釣り文化も否定(見た事が無いから存在しないらしい)すれば
その一番の要である日本の毛鉤文化すら今のテンカラ釣りは認めないらしい
ここまで来れば魚釣りでは無くもはや、人釣りの方法に見える
職漁師毛鉤をアイデンティティーにしたがるのは作為極まる
結局は今のテンカラ釣りも日本独特のFF釣法と同じ道を辿る

貴方はテンカラ釣りのコアの部分を知らないと来た
その言われる「コア」の部分は何か判らず聞いてみると
それはバーブレスフックの使用をすることだと返答が有った
・・・もっと違う事を考えていてあっけにとられる
職漁師毛鉤は収穫の道具であって収奪の道具では無いと答えると
理解の許容範囲を超えてしまうらしい
此方の方がテンカラ釣りのもっとコアな部分と思う

職漁師毛鉤は収穫の道具であって収奪の道具では無い、とは・・・
収穫とは環境を整え生産し収穫するまでを意味する(狩猟も同じ)
バーブレスが即ち動物愛護とも思えない
早合わせに、刺さり優先の細軸や細仕立ても同じ意味と思える

テンカラ毛鉤の名前の不思議” への6件のフィードバック

  1. まさしく十人十色Ten colorsですよね、 私は ハス毛鉤から想いを巡らせた自作マスバケ鉤を持って次回は小田原へ行ってまいります。てんから竿に馬素仕掛け、鉤は無手勝流、、側から見たら邪道の極みなことでしょうね、、大笑い。 鮎たわけさんから頂いたお言葉、、(糸は鉤を自分が思っているところに運んでくれれば良いのです。 竿はその仕掛けを自分が思っているポイントに届けてくれれば良いのです。毛鉤 は魚が食ってくれれば良いのです。) 達人の簡素な言の葉には充分すぎる重みがあります、、

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    1. 筋蒔きを370枚程(一町七反分)して一息ついています
      これでも長野市内では多い枚数ですが
      信濃町なら十町歩でもまだ少ないとする処も有ります
      処変わればの言そのものかと思いますし
      敢えて疑問を呈するのも大人気ないかもしれません
      良く聞く「木化け、石化け」すら関係無いのが
      先人達の境地ですからどうでもいい話です
      でも厭らしさ全開の爺にはその反応が堪りません・・・( ^ω^)・・・
      慈雨に感謝しつつ増水に泣くこの時期の気持ちそのものを愉しんでいます
      小田原釣行いいですねぇ、結果のご報告楽しみにお待ちします
      鮎たわけ様のあの美味そうなアマゴの写真だけで満足してしまうこの悲しさ・・・
      愉しい釣行を祈念いたします、ありがとうございました

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  2. 昔あれだけ人気があった鮎毛バリが、あまりにも多岐に分割され新しいパターンが乱造されたため、混沌としてしまい人気を失ってしまったように、釣りも行き着くところにいくと衰退するものなのかもしれません。
    難解なテクニックと高額な道具に煽られた鮎の友釣りなど、その最たる例ではないでしょうか(笑)
    「シンプル イズ ザ ベスト」・・・
    毛バリ釣りも鮎の友釣りも、もっと単純なものかもしれません。
    昨今のテンカラのブームは、複雑になってしまったFFの裏返しもあるのでしょうね。

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    1. 仰られる通りと思います、それもこのやり方が一番だとかになると尚更
      矛盾する話では有りますが釣れないからこそ楽しいのも釣りの楽しみかと
      懐古趣味では無く、もっと釣りそのものを楽しめれば良いかと
      竹竿で釣っていると竿は振るものでは無いと良く判りました
      後から色々こじつけられても面倒なだけです(笑)
      却って研ぎ澄まされた鮎用バケにとても心惹かれています

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    1. 色んな毛鉤やフライを巻いてきたのも結局はこれで釣れるのか!の楽しみのためです
      晴れやかに竿を曲げたい、魚の顔を見たい、美味い魚を喰いたい、それだけです(笑)

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