White Hackle

White Hackle・・・白蓑毛の話

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巻き上りが白となると思いの外、範囲は広い
純白からスモーキーに薄い色まで含まれる
毛鉤もフライも時期に合わせ
黒・白・茶とは単純に言えない件
遊漁・職漁が入り乱れる有名処
此処で聞いた爺様の言葉
「本当の一番は青白く光る毛がいい」
その頃の渓流域は旅の人に蹂躙され
地元は更に奥へと追い込まれた1970年代
木っ端山女魚なり木っ端岩魚を魚籠一杯にすれば
それを釣雑誌が煽り上げる、そんな恥ずべき時代
その青白く光る羽根は浅葱色の地鶏からと説明を受ける
(間違いやすい浅黄色は、読みはアサキなりウスキ色)
・・・本来の浅葱色はごく薄い藍色を指す・・・
1970年代の釣雑誌の毛鉤は伝え聞きなり、垣間見程度の浅さ
明治・大正の時代背景が織り成す銘文が書き綴られる釣本でも
岩魚の定番毛鉤は白毛の班入り、青白く光るとまでの文は無い
黒毛なり油毛でそれこそ、充分に岩魚は釣れた時代でもある
個人的な意見ならば好みの範疇にせよ
全く違う地域でも同じ言葉を聞くにつけ、驚くしかない
その当時、数少ない毛鉤釣の記事に書かれる
毛鉤は白毛で始まり茶毛、黒毛・・・云々等は言葉だけ
「白は白でなく、茶は茶ではない、黒も同じ」
茶毛(油毛)も赤味がかるほど釣れるは、先人の経験則
同じく、青白毛を簡便に白と言い表すだけの話・・・
金笹・銀笹種ならばゴールデンバジャーにシルバーバジャー
鈴波ともなれば貴重と言われるクリーと見紛う

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古い蓑毛

地鶏なり軍鶏は日本各地で愛された賜物
浅葱を簡便に銀白色と言うはそれこそ釣雑誌並み
白毛を白とする程なら、もはや常識すら違う(笑)

White Hackle” への8件のフィードバック

  1. 養殖量産品とは一味違う。同じ呼び名のカラーでは言い表せない絶妙さが素晴らしいと思います。養殖物の現在のハックルにも高値で貴重とされる物も多々ありますが、やはりそれは人が作りし物。天然物の良さは養殖放流物のでかい魚より天然のでかい魚の方が釣り人であれば、釣れればうれしいと思います。ドライフライハックルは、海外の養鶏業者の方々の努力で同じ品質の物が手に入るようになり私もその恩恵で楽しい釣りを楽しんでこられた訳ですが、それと同時に忘れ去られていったインディアンコックなどの中にはメーカーさんのカラーチャートにはない素晴らしい物も沢山あります。小さなフライを沢山巻ける訳ではないですが、ウエットフライでは現在でも大活躍してくれています。私の宝物となるハックルはショップさんのハンガーに高値を付けて売られているあのハックルではなく、片隅に置かれたそんなに高くないほこりをかぶっているあの商品になってくるかもしれません。ハリも含めて。

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    1. おじゃまる様 コメントありがとうございます。もしかすると今の内かもしれません。自分の手持ちは有名メーカーであってもユニーク・バリアントと表示される番外品が多いです、またスペンサー・過去のヒーバート・珍しい所でチャンタクリア?でも結構なお値段ですがその陰に隠れるコロラド産JCハックルは誰も紹介していませんが安価でもコックとサドル附きでとんでもない品質を持っています。

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      1. お出かけついでに色々な店で物色してみようと思っています。欲望の数だけマテリアルもハリも増えつずけそうです。店の片隅でじっとしている名品に<<家に来るかい>>そんな声をかけてやると<<オジサン家に行く行く>>なんて元気な声で商品がしゃべりかけてくる時があります。<<家においで>>って声かけてやると周りの子たちまで<<おじさん家に行く行く>>なんてことになって財布にお金があれば大人買いしそうで怖いです。恐ろしい趣味だと思っています。

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      2. おじゃまる様 おはようございます。<小さなフライを沢山巻ける訳ではない>確かにオーバーハックルになるのは仕方がないのですが芯黒先黒の利点と同じく透明感に溢れるハックルはそのオーバーハックルすら魚を魅了しますと言われてきました。しなやかな毛先はフッキングの妨げにもなりませんし景色にも馴染みます。釣りに行けない無聊を出張先の釣具店で慰め、次第に溜まった羽根はとろ火でじっくりと煮込んであるような物ですから熟成期間に応じてこれからが楽しみです(笑)

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  2. 白と言っても奥が深いんですね。
    私はその昔、郡上の山奥で職漁師から、ヤマセミの羽根で巻いた白っぽい毛バリを見せられたことがありました。
    呪いじみた話と一緒に・・・(笑)

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    1. 鮎たわけ様 コメントありがとうございます。秩父で言われ、大町に湯沢でもその青白く光る白毛を毛鉤の形は違いますが効くと言われました。青く光るカケスもやはり晴天時に出ない魚を出すと言われていました。(蓑毛に巻くのではなく尻尾にする方が良い)、深山奥山の怖ろしい話はそれについて回りますね。「渓に魅入られたらその釣人は終わり」一歩手前で引き返します(笑)

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  3. 投稿を拝見していて、暫くご無沙汰していたハックルケープを取り出してみようという気持ちになりました。
    数十年の時を経て、少しは色艶も変化しているのかもしれませんが、どちらかと言うと、自分のものを見る目が変化していることの方が大きいのかもしれません。
    老眼が進むのは困ったものですが、以前は特に良いとは思わなかったハックルが、改めて見たらとても良いものに見えてきたり…
    生まれて初めて買った四千円程度の茶色のインドハックル、ハックルとして使う部分は既にハゲてしまっていますが、濃い赤茶色のストークは、未だにこれを超えるものに巡り会えていません。
    とろ火で煮込む…確かにそのとおりですね。

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  4. yugawasuki 様 コメントありがとうございます。釣り続けてというより山に通い詰めるのが唯一の愉しみの人間に都会は深山奥山より過酷でした。「中華なら毎日でも」と言ったのが運の尽きで薄焼きか揚げパンに卵スープの朝を5年間程、川すら流れも無い浙江省に居りました。長野に戻りましたのでこれから取り戻します(笑)

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