Catskill Dry Fly

Catskill Dry Fly
・・・これもキャッツキルフライ

有名なキャッツキルドライフライ
モノポストなりデバイデットしたウッドダック・ウィングの前時代
・・・Wood duck flank fibers wing
英式ドライフライのマーチブラウンやリトルマリヤット等の
ダブルハックル仕立ての旧英式ドライフライと同じでも
使われるフロントハックルは
ブラウンパートリッジではなくブラウンマラード

ダブルハックル仕立てグレイフォックス

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ダブルハックル仕立てグレイフォックス

テール  ブラウン・フェザー&ブラウン・マラード
ボディ  グレイフォックス(Fox Fur)
ハックル ブラウン・フェザー&ブラウン・マラード

・・・注意書きがフリーストーン用ドライフライ

デラウエア・タイプの様なパーマーハックル仕立てとは
違う方向性の浮かぶ為のフライ作りのアプローチ
使う鉤もロングシャンク・アップアイフック

本来のキャッツキルフライとかけ離れて
闇雲に短いハックルを厚く巻いたブラシの様な
今でも釣雑誌を飾る、ドライフライとは
・・・(笑)

彼の地のキャッツキルでなくても
雪解け水が収まれば
ここら辺でもヒラタカゲロウは乱舞する

以下爺の戯言 —————–

ハーリーダービー氏の生産された繊細なハックルを使い
裏と裏を合わせた2枚のウッドダックを二つに分けて
スプリット・ウィングに仕立てるのが伝統的・・・とか
ピーコックハールよりはコンドルが・・・とか
ハックルは裏表の抱き合わせ・・・とか
オリジナルとか伝統的と本には書かれてはいても
その時代ごとは勿論のこと
フライ・タイヤーが変われば表現方法も変わる
ただ
ゲイブ幅の1,5~2倍のハックル長を基本として
テールとフックポイント、ハックルティップの三点支持は
今風のショートシャンク・ワイドゲイプでは様に成らない

同じくキャッツキルフライの一種
スケーター・フライ・・・large hackled dry flies
硬いスペードハックルを使う

リー・ウルフ氏のバックテール・スケーターも見物です
・・・20分後に現れます

The Brook Trout of Minipi by Lee Wulff

ハーディ・プリンスらしい、ライトウェイトシリーズ特有の
軽やかな歌声も楽しめます(笑)

敢えて余り紹介されていない毛鉤&フライを選ぶのも
間違いのない事は己がひねくれもので有る事

解禁前は平水であった渓流が
解禁後から大水に雪となり
今は雪解け水が全開大放流
信濃町は春雨ならぬどしゃ降り
明日は雪の天気予報・・・

Tying Catskill-style Dry Flies
・・・悔し紛れでスミマセン

連休過ぎの渓流用に備えて色変わり

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フランスの古いフライに似て来たなと・・・
探してみたら古い本に蜂頭と菜種針らしきものを再発見
何処まで行っても不思議なことや謎は果てしない

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山に有る大きな段々畑

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山に有る大きな段々畑

一昨日は古い三菱製75ps大型トラクターで
高原の爽やかな風の中
気持ち良く2町歩程を耕耘していました

同じくこちらは山の畑

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山の畑

生育状況(笑)

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今日は肥料を撒く予定でしたが
・・・土砂降りの雨で逃げ帰りました
気温低下に備えてサクランボハウスの
ストーブに薪をしこたま入れて

釣りにも行けず毛鉤を巻いています(笑)

Catskill Dry Fly” への6件のフィードバック

  1. 本来なら桜が散って、そろそろ農作業や山菜採りに忙しい季節ですが、また寒波ですか・・・
    困ったものですね。

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    1. 鮎たわけ様 コメントありがとうございます。
      鮎たわけ様や満月様の釣果を見るだけで気持ちが癒されます、連休明けを楽しみにしています(笑)

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  2. 毛足の短いブラシのようなハックルで巻かれたハンピーやウルフパターン…
    昔はあれがカッコイイのだと思っていました。
    雑誌で見たセオドア・ゴードン自ら巻いたクイル・ゴードンは、パターンブックにあるそれとは全く違っていて…
    本当のキャッツキルフライって、どんなものなのか…
    何を見ればいいんですかねぇ…
    私が湯川で使うゴロ蝶毛鉤も、ハックルが長くてスケーターみたいな感じです。
    毛鉤に出ても乗らないわけですね(笑)
    それにしてもあのカワ鱒の大きさ…
    湯川で釣れるパーレットとは別モノですね。

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    1. yugawasuki様 コメントありがとうございます。
      情報量が僅かだった頃とは違い、今なら直接、海外のブログ開設者へ質問できる有難さを噛みしめています。たまに拙ブログで無茶苦茶な外国語が出てくるのも海外の方からの質問に答えるためですのでご笑覧並びにお気づきの点がございましたらご指導をお願い申し上げます。どの時代に合わせるかは個人の趣向そのものですからどれも間違いは無いのでしょうがそれを含めて愉しんでいます。悲しいのが独断的な解説が今の今迄、まかり通っている現状は思い知らされました。
      小川鱒と訳される川鱒があの見事なサイズ!驚きました。それを猫じゃらしで遊ぶが如く楽しむ釣り姿は羨ましい限りです、タラレバ話になりますがもっと前に見る事が出来たら頭でっかちに成らずに済んだかもしれません。

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  3. L.R.H様 長野新潟の県境の川も、ダムからの放水量も徐々に減っております。昨日の午後も、1時間ほど平水の時間があり、その後再び増水という管理者の気まぐれのような増減がありました。
    10番サイズの大きなドライに、尺サイズのイワナが出ましたが、久しぶりの緊張から、身体が硬直してしまい、頭を振られて、フックがはずれてしまいました。
    暑かったせいか、水生昆虫もハッチしてます。有り難くないのですが、小型のアブやブユも、まとわりついてきます。
    いよいよシーズンです。

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    1. flyukulele様 コメントありがとうございます。
      素晴らし季節の到来ですが水量不足は何処も同じようで田植えの時期も重なり放水量確保で作為的に調整しています。ウルルの時期は思いっきり上流域を目指して・・・と行きたい処ですが田植えの時期を迎えて、頼まれ仕事の代掻きやら水管理やら苗運びにと山肌が黒ずんできた北アルプスを日々眺めています(笑)

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