米式ドライフライ Ⅱ

米式ドライフライ Ⅱ

米国産コマーシャル・フライのご紹介

アンプカ等の米国で以前から売られていたフライとは
激変してきたと感じることが多くなりました

フライ用フォーム材を使ったForm Grass Hopper とか
多少のアラを大量のマテリアルで吹き飛ばすフライとか
これが米式ドライフライと言わんばかりの過度なボリューム
・・・実用本位でややもするとラフ
このイメージが常で有りましたが
米国のフライショップオリジナルフライの品質は
真面目で几帳面とされる日本で販売されるフライを
笑い飛ばすような強靭さを感じています
・・・ヘッドセメントがしっかり廻り、固い程です (笑)

アイダホ州で信頼されているショップオリジナル

 

スライドショーには JavaScript が必要です。

コマーシャル・フライの品質向上の一つの要因は
ジェネティックハックルのそれもサドルハックル?
此方のフライはハックルの表面をヘッド側で巻き上げています
・・・英式ドライフライと同じですが分厚い巻き上げ

各フライのサイズは
グレイフォックス等のスタンダードパターンで#12
フォームフライでロングシャンクの#10
イマージャーパターンで#14程度

カナダ ミラミチリバーの有名処のサーモンフライ
・・・精緻な作りでヘッドの仕上は見事です

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W.W.DOAK

現地ガイドのスペシャル
・・・おおらかさが堪りません

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Renous Special

こちらは北海道のタランチュラ
・・・大型フライですが細やかな作りです

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タランチュラ・フライ

春ゼミ・フライ

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春ゼミ・フライ

こちらは米国の友人から「tenkara-kebari」

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tenkara-kebari
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tenkara-kebari

どれも宝物です

作り手の気遣いや使われる川まで感じてしまう
釣人が作る「毛鉤とフライ」は堪りません・・・(笑)

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Hank O Hair fly

Hank O Hair fly ・・・又は Hank of Hair Fly(一束のフライ)

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David Walker氏の説明をご参考に

Yoshi Akiyama氏はお名前からすると日本人?
まだAMFFの副局長をお勤めになられているのでしょうか?

美しいフライ VS 醜い毛鉤
・・・又はsimple flies=tenkara kebari?
ついでに言えば
テンカラ毛鉤は単純な「毛の束」なのか?
はたまた、テンカラ釣りは固定された線の釣りなのか?

諫めると言いながら、重箱の隅を又、つつき始めました(笑)
それとも「重箱の隅で勝負する」かな?
(これらを直訳したらどうなるのか心配です)

FF釣法についても最近の事では無く
文献に残るものが日本でも江戸時代以前から・・・
「リールの無い毛鉤釣り」はそれこそ世界の共通認識

件の”Hank O Hair fly”とは

Hank O Hair fly(Hank of Hair Fly)

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“Hank O Hair fly”

グラブフックに胴巻き無しでエルクを一束、結び止めます
スレッドはワックスを効かせた昔乍らの絹糸
ほんの少しのエルクヘヤーの根元(中空)

Hank O Hair fly(Hank of Hair Fly)

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Hank of Hair Fly

巻き止め位置と体裁を整えたら
パーマーハックル無しのエルクヘヤー・カディスフライ
ファイヤーオレンジでホットスポット

妙高高原町の関川、一ノ橋下のプールに夕方になると
現れる爺様の毛鉤
羽根の軸を割いて巻き止めます・・・

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近所の爺様の毛鉤

・・・これについては前出済

どちらも視認性も良く、丈夫で簡単で実釣に優れます
究極の選択=simple flies=tenkara kebari=?

竹の一本竿を引きずりそれが継竿になり、持ち手を付け
グラスに憧れ、カーボン竿の脆さに泣き・・・
竿が、ラインが、はたまたその組み合わせは等については
好みが有りますから、その専門家に任せて
もっと気軽に「毛鉤とフライ」で遊びます

遊釣の毛鉤であるハス毛鉤はもっと紹介されるべき
と思ってしまいます
何処かで書き留めていないと無い物とされがちです

付記 ——————————

久々の釣行・・・鮎の毛鉤釣り初日

雨に煙る北アルプスを見ながら富山に向かいます

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雨に煙る北アルプス

現場到着
何時もの陶芸教室へ年券購入と尋ねましたら
今季から魚券の販売は御止めになったとの事
友用のオトリは販売するとのことです(一匹500円)
遊漁券を買いに8号線のHSコメリ横のファミマまで
今季からとのことで看板・幟も有りません
「毛鉤釣りの遊漁券は有りません友釣りと一緒です」
・・・店員さんからの説明にこちらは「?」
確認していただいてやっと手に入れました
「友釣りは出来ませんよ」の声に見送られて退店(笑)

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遊漁券

・・・毛鉤釣の文字が嬉しいです

笹川の現場

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笹川の現場

狙い処は低い落ち込み程度、場所を変えて

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笹川

狙い処は沈み石の脇でしょうか
木っ端山女魚の猛攻を受けつつ
徐々にそのサイズを上げて・・・(笑)

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木っ端山女魚

場所を探して動き回ります
・・・始めて見る種類のトンボに思わず
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・・・フランスにも同じトンボが居るそうです

やっと出会えた鮎

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黄色の天然物が半分程度、それが救いと言えば救い?
上流の深みは先行者に任せて
平瀬ばかりがいけないのか
それとも試作鮎毛鉤がいけないのか

悩みますが初日ですから・・・

モンタナ州への”Kebari”

モンタナ州への”Kebari”

先回のアイダホ州行の毛鉤に続き今回はロッキー山脈を隔てた
お隣のモンタナ州立大学へ”Kebari”を寄贈するとのご用命
イエローストーン国立公園繋がりでは有りますが
対象魚が在来種のカットスロートでは無く
日本で使われている岩魚鈎と山女魚鈎が先方のご所望

ならば・・・一番手は剣羽根毛鉤から

山女魚鈎と岩魚鈎の二種類で巻き始めます
・・・蜉蝣対象と陸生昆虫対象が二体の違い

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剣羽根毛鉤 山繭胴

下拵え済みの日本雉の雄剣羽根

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日本雉の雄剣羽根

使う鈎も応じて変えます

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スーパー山女魚7号と彦兵衛鈎6号

岩魚鈎と山女魚鈎

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山女魚鈎と岩魚鈎

水面では水流に抗い、水中では細かい振動で
渓魚を誘惑するのが目的の硬い剣羽根は
雄の日本雉を使うのが本来の「剣羽根毛鉤」
良く見かける高麗雉では・・・
それも雌雉では・・・五月蠅い話は続きます
ましてゼンマイ胴との組み合わせともなれば
当時言われた三大好物「巨人・大鵬・卵焼き」の
巨人と大鵬を組み合わせるような場違いと似ます
・・・フロータントを沁み込ませれば不沈空母に成ります

高麗雉の「雌」の剣羽根なら形は同じでも
柔らかいのでゼンマイ胴には、お似合かもしれません
本来の機能を持った「剣羽根毛鉤」とは別物です

古いタイプの”Kebari”・・・羽根附き毛鉤、二種

時代的には「B‐29の様」とする形容詞がまだ通用した頃
B‐29の様・・・絨毯爆撃で根こそぎ魚を釣り上げる様
(ついでに書けば悲惨や苦難を笑い飛ばす元気が有った時代)

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羽根附き毛鉤

羽根附き毛鉤は日光毛鉤の「ゴロ蝶毛鉤」にも見られるよう
古くから各地で「テンカラ毛鉤」として使われていました

同系の羽根附き毛鉤は「ハス毛鉤」にも多く見られますが
スペントパターンの様な羽根附き毛鉤は少数派かもしれません

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羽根附き毛鉤

在郷の毛鉤として「秋山郷毛鉤」二種
古いタイプとその後のタイプ

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秋山郷毛鉤

鈎は当時使われていた「ハリヨシ軽井沢狐」
・・・現地では「東京狐」と呼ばれていました
他にもマルセイゴ型等も有りましたし時代によっても様々です
近辺に比べ小型の7号を使うのが「秋山郷毛鉤」でした

安曇野周辺で定番「段巻き毛鉤」と「荒巻毛鉤」

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「荒巻毛鉤」 & 「段巻き毛鉤」

乳川に見られるような白い川底に映える黒毛・黒胴が多く見られます
丈夫なため、職漁師が好んで使った毛鉤です

飛騨地方とも、沢を挟んで交流が有りました
廃藩置県の際の混乱期には松本県に編入されたことも有りました
岐阜県だけでなく山を隔てた富山県とも交流し影響を与え合いました
黒部川を挟み、富山側と長野側で沢の呼び名が地域色を表しています

カラス毛鉤
・・・飛騨地方にも松本にも同型の毛鉤が有ります

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カラス毛鉤

普通毛鉤 各種
ハス毛鉤に見られるよう好みに応じて様々
九頭竜川支流で使われた鮎掛け針を使ったドライフライも有ります

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普通毛鉤 各種

彼の地の定番「逆さ毛鉤」

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逆さ毛鉤

昔に流行った「キヨシ毛鉤」

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キヨシ毛鉤

ハス毛鉤に似た遊釣の毛鉤

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遊釣の毛鉤

 

最後は「蜂頭毛鉤」
この毛鉤の正体を追い求めて様々な方々から
知識を分けて頂きました
お陰様で、今回はモンタナ州立大学への毛鉤寄贈となりました
自分にとってもこの様な展開になるとは思いもしませんでした
長野の片隅から三拝九拝いたします ありがとうございました

「蜂頭毛鉤」

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「蜂頭毛鉤」

蜂頭毛鉤に敬意を顕わすために蓑毛は贅沢をしました(笑)

付記 ・・・・・
モンタナ州立大学の件

米国のフライフィッシャー(PDF)
The American Fly Fisher

以下爺の戯言 —————————————-

農繁期もやっと終わり、じょんのびと浮かれていたら
用水組合の会合やら他地区との顔合わせに豪雨対策
これから管理施設の視察に行きます・・・(笑)

テンカラ毛鉤の鈎 Ⅱ

テンカラ毛鉤の鈎 Ⅱ
・・・バーブレスフックの件

アメリカのアイダホ州在住の方から
Tenkara-Kebariを友人にプレゼントしたいと
ご要望がきました・・・

Southern Idaho に在住となれば
イエローストーン国立森林公園を背後に山岳渓流に湖
FF釣雑誌で有名な南中部のSilver Creek
南東部のHenry’s Fork、South Fork Snake

対象魚はカットスロートに虹鱒、茶鱒
Tenkara-rodで釣るという

アイダホ州の内水面漁業規則を調べてみると
基本的にFF釣法とルアーフィッシングでバーブレス
・・・となれば毛鉤もバーブレスで巻くしかありません

どんな毛鉤を贈ろうかと
グーグルアースでその周辺を散策・・・(笑)
近くにヘンリーズフォーク川にスネイクリバー
高低差も有れば湖も有る自然豊かな場所
基本的にはゆったりとした流れに囲まれているらしい
逆さ毛鉤が順当かなと衛星写真では感じてしまう
・・・グーグルアースのお陰です
Tenkara-Kebariに使えるバーブレスフックとなると
手持ちの鈎の中からは候補がやはり限られます
好きなオーショネー型、和名では都型の鈎でスレ針なんて無いし
イーグルクローの鈎を手に入れるには時間が掛かるしと
彼の地の大型カットスロートを考えると悩みます

Idaho行きの毛鉤
・・・鈎は先回の彦兵衛鈎各種

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彦兵衛鈎

彼の地の定番「逆さ毛鉤」
鈎は彦兵衛6号改スレ鈎で巻いてみます

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逆さ毛鉤

トビケラ・トビゲラ用のハーフストーンパターン

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ソフトハックルパターンとして
ゼンマイ胴 タグは山繭
・・・鈎はアキスコ AFB1190 #10

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ゼンマイ胴毛鉤

剣羽根毛鉤

こちらはバーブ付きの鈎を潰しました
・・・gamakatu‐IWANA&パートリッジ社ST2

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剣羽根毛鉤

黒部毛鉤の一種 カラス毛鉤

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黒部毛鉤

日本らしい毛鉤と言えば蜂頭毛鉤
・・・金張り「都型鈎」

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蜂頭毛鉤

伝統的な毛鉤の原型を少し化粧しました

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伝統的な毛鉤

三段金伏蓑毛鉤
ゼンマイ胴仕立て・・・日本のニンフパターン

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三段金伏蓑毛鉤

鮎掛け針を使った日本のドライフライパターン

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鮎掛け針を使った日本のドライフライパターン

日光毛鉤で有名な「ゴロ蝶毛鉤」
各釣雑誌に説明される毛鉤は
太目のゼンマイ胴に雌雉のハックルが定番
昔に見た「ゴロ蝶毛鉤」とはイメージが違う

細身の紡錘形に長めの軍鶏の蓑毛
水中で光り、魚を魅了すると言われた山繭を花入に纏う

鈎はgamakatu R10-1H1.5LB #12

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gamakatu R10-1H1.5LB #12

北信濃で見た「ゴロ蝶毛鉤」とご容赦ください

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ゴロ蝶毛鉤

テンカラ毛鉤と言っても各地で様々・・・(笑)

ピアノ鋼線は素材自身が
錆びやすい弱点が有りますのでその点を補います

Dear friends
Have a good Tenkara fishing day
With the traditional “KEBARI”

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traditional “KEBARI”

I sent it on June 24

以下爺の戯言 ——————————-

何も知らない身勝手な言い草ですが
今の鈎は、カエシを潰してもルーター等で削っても
・・・平打ち針は特に!
何故かそこが弱点になり折れ易い気がします
表面処理で硬度を高めているからでしょうか?
かと言ってFF釣法用のバーブレスフックを見ると
現行品は細軸が主流になっているからでしょうが
今一の役不足感が何故か付き纏います
太軸だからといって、昔に販売された
ルアーフックモドキのテンカラ毛鉤用は論外です
「太軸で重いので投げ込みがし易い」との商品説明が有りました
昔は有名メーカーでもテンカラ用鉤についてはその程度でした
・・・よく言われる「十人十色のテンカラ」とは別問題と感じます

伝統的な渓流魚用鈎の色も不思議です
山女魚鈎(アマゴ含み)は細軸で強度を高める為、青焼きとなり
岩魚鈎はそれに比べれば多少の無理が効く太軸だから茶焼きとなる
(茶焼きの方が焼き入れ温度が低く捻じれに強い)
昔の大袋入り茶焼き鈎を見ると玉虫色や青色になっている鈎が混ざる
色変わりは焼き入れの温度管理がまずく、硬くなり折れやすい
・・・使う前に一本ずつ捻り、強度を確かめるのが定番でした
今は青色と茶色、中には玉虫色表記の着色処理で素性が判りずらい
その分、均一な製品として販売されているのでしょうが
着色してまで青色に拘る必要も無いと思ってしまいます

ミミズの赤と鈎の青はコントラストが強すぎると思っていたら
キジ用の赤針が販売されるようになりました・・・持ってますけど(笑)

今の鈎にはどうしても使い捨て感が強すぎて・・・
手道具も替え刃式が主流になったと同じ寂しさを感じます

付記 ——————————-

ゴールデンとかマーブルトラウトに件のカットスロート
これに興味を惹かれて昔に外書を購入しました
大雑把には在来種で保護育成も盛ん
研究対象として細分化されてもいるらしい

イエローストーンカットスロートは別系統かもしれないけれど

CUTTHROAT
NATIVE TROUT OF THE WEST
・・・Patrick C.Trotter

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CUTTHROAT
NATIVE TROUT OF THE WEST

Colorado State University
コロラド州立大学出版
Bob Friedli氏による8種の亜種の精密画が秀悦
在来種の有り方とその存在と永続性について考えさせられました

日本の在来種である岩魚でも各地域によって地色と顔付きが違う
亜種とまでは言えないかもしれないけれど
ミヤベは別格として日光岩魚に大和岩魚だけではないはず・・・

テンカラ毛鉤の鈎

テンカラ毛鉤の鈎について

様々なFF釣法用の鈎選択と同じく
好みと釣り方に合わせる選択の愉しみと
蛇口を付ける事によりもっと広がる毛鉤の鈎選択
自身も袖に始まり袖で終わりそうな気がしているからこそ
終わりの無い、毛鉤曼荼羅にその元となる鈎曼荼羅

実戦用に鮎掛け鈎の太軸を使ってきたけれど
今は軽量細軸の鮎掛け鈎しか見かけません
太軸が手に入らなくなり
扱っていた釣具屋さんも無くなり
目を転じて「ヘラブナ用鈎」
袖型金鈎3~4号は小型毛鉤に使っておりました
小型毛鉤用だからスレ針(バーブレス)が有難い
刺さりと保持力に満足はしていたけれど
もう少しアクが有る太軸の大型を探していたら
昔の鈎に6号が有りました・・・

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彦兵衛 改良ヘラ鮒スレ鉤

袋に印刷された価格は20本入りで70円
・・・昭和中期の品物と思われます

播州播磨 特産品
彦兵衛 改良ヘラ鮒スレ鉤
ピアノ鋼線 二方角本鍛 茶色
袖型の良さと狐型の良さを併せ持つ鈎型

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播州鉤の起こりと彦兵衛鉤の由来

日本酒ラベルにも見られる様な髭文字に
「無双 銘釣鉤」のデザインが堪らない

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播州播磨 特産品
彦兵衛 鉤

平打ちほどに角を立てず
丸軸と平軸の中間型で
掛かりが良いように針先が短い
鈎型だけでなく
大事な点は使われている鈎の素材
ピアノ鋼線は炭素率が高く強度と硬度が高い
強度・硬度だけでなく発条効果も高い

ただし、加工性に難がありその後の鈎に
ピアノ鋼線と明記された物を見掛けない
遺物と言うよりは「out-of-place artifacts」

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彦兵衛 改良ヘラ鮒スレ鉤 6号

TMC なら2488よりは 206BLに
全体的なフォルムが似ています
206BLの説明書きがカディス&ラーバ・ピューパ&ニンフ
なんとなくテンカラ毛鉤を総称しているようで・・・
テンカラ毛鉤用となれば
性能重視よりは物理的な強さ=耐久性
今風の刺さり優先の軽量・細軸とは一線を画す(笑)

早速に巻いてみる・・・

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黒部で使われたカラス毛鉤

この頃は
太い黒胴の黒部で使われたカラス毛鉤がお気に入り

山の沢ウツギの花が散り
残雪が無くなり渓流も夏の装いともなれば
それに合わせた別の毛鉤も・・・

鮎の解禁もあと少し
去年後半で効果を感じたパターンの確認も有るし(笑)

付記
巻いた毛鉤を何時もの渓流で試し釣り
抵抗感無く刺さるバーブレス
刺さりが深くなりすぎるので
少しだけタグの位置を下げて微調整

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ヘラ鮒用鈎も種類が豊富
手持ちのヘラ鮒用彦兵衛鈎でも

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ヘラ鮒用彦兵衛鈎

ソフトハックルパターンに良さそうな型も有るし
イマージャーパターンに使えそうな型も有る・・・(笑)

米式ドライフライ

米式ドライフライ
・・・日本で普及した頃に戻って

一反分から二反分程度の田圃を14ヶ所
頼まれていた地区の田植えも終わり
後は水管理と除草仕事
川中島白桃の袋掛けは雨を理由に・・・(笑)

久しぶりのタイイングベンチ❣
田休め・・・じょんのびです

ハックルは厚め・・・3枚巻いて居た頃のボリューム
ウィングはマラードウィング
ボディ素材はブルーイエローマコー
鉤はTMC5210 #14
・・・丸味の有るパーフェクトベンド

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米式ドライフライ

今のジェネティックハックルを三枚巻く訳にはいかず
サドルハックルで代用します
・・・色目の組み合わせを楽しみます

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ジェネティックサドルハックル

ライトブルーダンとゴールデンストロー
・・・ホフマン時代の染色です

マラードウィングを立てて

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マラードウィング

ボディ素材のブルーイエローマコー

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ブルーイエローマコー

二色のハックルを結び

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二色のハックル

サドルハックルなので同時に巻いて

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米式ドライフライ

久しぶりのボリューム感
アダムス・パターンだけでなく二色のハックルを
組み合わせて、昔は色違いを楽しんでいました・・・(笑)

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Catskill Dry Fly Ⅱ

Catskill Dry Fly Ⅱ

米国FF釣法の聖堂キャッツキル博物館に現物が有り
その時代をそのまま、今に伝えている・・・
Original Quill Gordon from Theodore Gordon

ご参考に
アメリカンFFセオドアゴードンとキャッツキル
・・・アイ側にハックルの表を向ける英式ドライフライの巻き方

クイルゴードンの一般的なレシピ

ウッドダック・ファイバーをウイング
ピーコックハールの縞々をボディ
テールとハックルはライトからミディアムブルーダン
・・・ダービー・ダンやブルーアンダルシアコックネック

以下爺の戯言 ————————–

アイ直下のテール側シャンクを覗かせるのが
キャッツキルフライの伝統とかと聞いてはいても・・・
その伝統を作り上げたセオドアゴードン氏の巻いたフライには
昔乍らのロングシャンク・アップアイメイフライフックであっても
そのアイ直下のシャンクを覗かせる手法は見えないし
スペントパターンで良く説明されるウィング後方で結ばれる
英国アップアイフック独特のフライとティペットとの結び方は
モノポストウィングでは、さぞかし結び辛いかもしれない
英国の方からそんな面倒な結び方はしていないと聞いてもいたし(笑)
・・・その当時はアイ其の物が無くティペット自体が直結

オリジナル・レシピで巻き上げられたフライでも
時代的な変遷も有れば
個人の思い入れにもより、様々に巻き上る

こんな事を書き並べるのも
オリジナルとか伝統・伝承的と
説明されるKebari&Flyにとって
知らなければならない基本は大事でも
それを逆手に取るような中途半端な説明よりは
その現物さえ有れば、そこから理解が深まる

それを踏まえている方からだからこそ
オリジナルとか伝承・伝統とされる毛鉤やフライに対し
「売れる毛鉤とフライが残っているだけ」と
使い方を含めて違和感や
毛嫌いされる方の意見も寄せられる・・・

モノポスト(一本立ち)のウィングは
昔のKebari&Flyで多く見られる手法
・・・真田毛鉤だけでなく・・・(笑)