東京袖・秋田袖・都袖

東京袖・秋田袖・都袖
・・・袖形各種

各製造元で多少の違いがあっても袖型には
大きく分けて東京袖形と秋田袖形
フライ・フックで言えばリマリック型とスプロート型?
余り見掛けない袖型には、名前の通り優美な都袖形
これはオーショネー形かな?
色によっても茶焼き・青焼きに
着色の玉虫色・茶色・青色・赤・・・

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鯱鈎 袖形 3号&4号

鯱鈎 袖形 渓流 青焼き

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鯱鈎 袖形

鯱鈎 袖形

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鯱鈎 袖形

鯱鈎 袖形3号 金玉付

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鯱鈎 袖形3号 金玉付

定番の「金針」とか「銀かけ」
古い金針なら、純金鍍金と並金の違いも有るし
新しい物なら金メッキ表示に、単なる金針・・・

菊印釣針 秋田袖形 純金鍍金
・・・針先が少しアウトポイントのところが都袖にも似る

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菊印釣針 秋田袖形

菊印釣針 秋田袖形

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菊印釣針 秋田袖形 純金鍍金

多分に気持ちとか感覚的
喰わせの東京袖、掛かりの秋田袖
釣る事しか考えていなかった若い時と違い
落ち着いて鈎をバイスに挟める近頃は
古い鈎の形が愛おしい

程よい軸長にすんなりとした柳腰
芯の強さを感じさせる
短いイケサキに締まったフトコロの「秋田袖」

小股の切れ上がった「東京袖」より
今は「秋田袖」に惚れ直している(笑)

その「秋田袖」に純金鍍金ともなれば
今代では金輪際、会えないかもしれない・・・(笑)

慣れ親しんだ東京袖

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東京袖

東京袖

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東京袖

 

都袖形

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都袖形

都袖形

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都袖形

東京袖・秋田袖・都袖・・・今となれば滅びの美学?

フライフックで言えば
パートリッジ社スプロート型G3Aと
ken-sawada クラッシクスプロートTD3
に対して
パートリッジ社リマリック型J1Aと
ken-sawada オールドリマリックTD4

優劣でも釣果でもないけれど
どちらも現行品が無いのは時代の流れ・・・
パートリッジ社の「コードA」とか「コードB」とか
今では「無い物ねだり」・・・(笑)

昔の鈎を見直すと

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昔の鈎

どれもが、好い面構え

山女魚毛鉤

山女魚毛鉤

7号程度の鈎(フライフック#12~14程度)
蜂頭毛鉤を彷彿とさせる「赤城」から
白河・魚住・シャクナギ・藤娘・溪谷・激流・二段巻き・・・e.t.c

使った鈎は「gamakatu」山女魚 7号
鈎のイメージがちょっと違いますが習作ですからご笑覧下さい
喰わせの餌針のため短軸でフトコロが広く針先が長すぎます
・・・どうしてもずんぐりむっくり(笑)

「白河」
白蓑毛&やぶ蚊髭(やぶ蚊毛)
胴 白
尾 蓑毛と同じ

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「白河」

・・・今回は白孔雀胴に蓑毛はライトスペックルドバジャー

「魚住」
蓑毛 油毛&追い毛
胴  孔雀
花入 赤(朱)
尾  蓑毛と同じ

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「魚住」

・・・蓑毛はコッキーボンデュ

「石南花」
蓑毛 白藤 プリモスロック種
グリズリー・パーマーハックルは近代
(本来の白藤は白藤種からのダンバジャー類似)
胴 孔雀
尾 蓑毛と同じ

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「石南花」

「姫シャクナギ」
蓑毛は油毛
・・・蓑毛はクーリー・ハックルで遊びました

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「姫シャクナギ」

「藤娘」
蓑毛 白藤 プリモスロック種(グリズリー)
(本来の白藤は白藤種からのダンバジャー類似)
胴  孔雀
尾  蓑毛と同じ

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「藤娘」

「渓谷」
蓑毛 黒毛
胴  孔雀のアイ部分
・・・又は猛禽類のバイオット
尾  蓑毛と同じ

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「渓谷」

「激流」
蓑毛 油毛
胴  孔雀に赤絹糸の荒巻
尾  蓑毛と同じ
花入 赤(朱)

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「激流」

「二段巻」
蓑毛 黒 二段巻き
胴  孔雀
花入 赤又は朱

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「二段巻」

「断崖」
蓑毛 油毛
胴  下巻き赤絹に孔雀の荒巻(初花又は野崎)
・・・又は孔雀に金糸の荒巻
尾  蓑毛と同じ

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「断崖」

孔雀胴と蓑毛の色の組み合わせだけでも
「藤娘」「赤孔雀」「黒孔雀」「油孔雀」「白孔雀」

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孔雀胴と蓑毛の組み合わせ

古くからのハス毛鉤ともなれば
清姫、菊水、二葉、蜉蝣、音羽、蛍、烏、猩々、流星
朝顔、品川、高尾、雲月、紅葉、初花、三好、蜂、歌姫
雲雀、金血丸、血丸、金時、黒虎、赤虎、青虎、胴黒・・・

そこに顧客の求めに応じ組み合わせが様々

以下爺の戯言 —————-

変わったところで

「日光」
蓑毛 銀鈴波又は浅葱色(ブルーダン)
胴  川鼠
・・・「黒日光」蓑毛は黒毛

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「日光」

「養老」
蓑毛 銀鈴波又は浅葱色(ブルーダン)
胴  川鼠 黒で荒巻、元巻は孔雀

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「養老」

日光=川鼠の単純な思い込みからですが
もしかすればこれが川鼠胴の使い始め?

愉しみとしての私家版 ———-

「流星」
蓑毛 ハニーダン
胴  下巻き黄絹に黒の荒巻
元巻にピーコック・ソード
尾  蓑毛と同じ

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「流星」

古澤爺を偲んで・・・
「赤倉」
蓑毛 ハニーダン
胴  ピーコック・ソード&金ネジ
尾  ブラッドレッド

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「赤倉」

毛鉤釣りがテンカラとなった最初期の人気毛鉤
「歌姫」を基にした俗称「キヨシ毛鉤」の様に
初期のテンカラは、毛鉤自体を愉しんでいた

蓑毛の毛色についても
軍鶏なり矮鶏なりの色艶・毛色を愛でて
古来より横斑白黒(漣浪・白藤)を尊ぶ
この毛色についても地域により顕わす毛色が違うらしい
白藤は根元に黒條(リストが黒)とする
・・・シルバーバジャーハックル?
そこに「黒がやり」ともなれば
・・・スペックルドバジャー?
濃猩々(カピタン?)ならロードアイランドレッド
モエギ色・浅黄色も悩ましい
アサギと呼んで字は「浅葱」なら色は「薄墨色」
・・・ブルーダンからグレイダン
モギチとエセ毛は黒黄赤等の混合色となれば
・・・クーリーハックル
ハス毛鉤の実物にも使われている

30年程前は総浅葱色の鶏も良く見かけた物と聞く
中には陽の光を浴びて金色に光る毛色も有ったらしい
そんな話を聞くだけで夢を感じさせられる

安価な子供の遊び道具並みの扱いを受けながら
実際は鮎も釣れば山女魚・岩魚も釣る
職漁師毛鉤の丈夫さも捨てがたいけれど
釣りを愉しむともなればハス毛鉤の根底に流れる
遊漁の気持も忘れられない・・・(笑)

Здравствуйте!

ロシアのムルマンスクの友人から
篆刻原稿のご依頼が来ました
素人の怖いもの知らずだからこそ
こんな感じになりました

Дорогой друг Владимир

お名前のВладимир = ウラジミール
音読みで「朗慈美瑠」
・・・「優しく陽気な美しい宝物」

”Нежно веселые красивые сокровища”

印面・・・Это становится такой формой,

ウラジミール
Владимир

印字原稿・・・Это просто этап подготовки

манускрипт

原稿
原稿

作業方法

P1180307
作業方法

篆刻の道具

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篆刻の道具

До свидания

ハス毛鉤 赤と金

ハス毛鉤 赤と金

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「血丸」

この時期の渓流域・源流域での必殺パターンです

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「血丸」と「金血丸」

人気商品だったと聞く「血丸」と「金血丸」
血丸は朱漆、金血丸はそこに金泥仕立て
定番フライのアント・パターンを添えてみました
中段の四段朱も侮れません、通称は「赤玉ポートワイン」

鮎も釣れるとされた「菜種針」とピンクの「時(朱鷺)菜種針」

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「菜種針」と「時菜種針」

鮎よりは山女魚の猛攻を受けました
日本の”CAMOLE & AMETTIERE”

camolera

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camolera

イタリア・バルセジアーナからのご返答ありがとうございました

以下爺の戯言 ————————-

鮎毛鉤 VS ミッジフライ
鮎に有効なフライが有るのかと、フライから考えた場合

仮定として・・・
もし鮎毛鉤を餌として認識して咥えるならミッジサイズのフライ
代表格とされるクロノミドパターンで有効なパターンが有るはず
などと考えて様々なフライを試してみましたが・・・

先ずは生態からの疑問「何故 鮎は跳ねる」
一般的に考えられる魚が飛ぶ理由

・体についた寄生虫を取るため
・捕食する別の魚(釣人)から逃げるため
・酸素量不足
・酸素量増加
・気圧の関係
・採餌行動
・繁殖活動
・生育密度増加
・集団パニック
・遡上習性
・・・どれも鮎の場合には決め手には成り難い

他にも縄張り鮎と群れ鮎の性質から見た場合の疑問

瀬と渕
(捕食活動範囲と生息活動範囲)
動物性プランクトンから藻類への食性変化
(歯の変化に見られる様に肉食系から草食系の魚類へと変態する)

それ以外には、鮎は1科1属1種で亜種が居ない事
(上の分類の目ともなればサケ目となり油鰭を持つ理由)

何でこんな事を考えているかというと
鮎毛鉤は良く言われるように虫型(水生昆虫)なのかに対する疑問
付随して縄張り鮎は鮎毛鉤を追わないとする通説への疑問
・・・追星が付いた鮎は縄張り鮎なら毛鉤で釣れない?
湖産・海産に其の養殖型と天然遡上魚の性質の違いもあるかもしれない

身体的変態が行われた後で過去の記憶から毛鉤を虫(餌)として反応するのか
それが一番の疑問点・・・毛鉤が飲み込まれるならまだ理解も出来る
色なのかサイズなのか蓑毛なのかに始まり先玉・胴・中金・金玉・追い毛?
それぞれが鮎毛鉤独自では無くその前身にハス毛鉤が有るし・・・(笑)

鮎が時合いで捕食行動を行いそれが鮎の跳ねに繋がるなら
クロノミド&スカッド等のミッジ・フライの種類は多いから
それに特化したフライで本来ならば充分に対応できるはず
釣り上げた僅かな本数では烏滸がましいけれど
自身が信用するピューパにラーバにアダルト等を含めた
各ステージのユスリカに対応するフライに反応しない鮎の不思議

もう一つの疑問点
延べ竿にリールを使う北陸式毛鉤釣りの名手から聞いた話
朝方とか夕方の光量が少ない時には山女魚狙いの
てんから毛鉤でも充分に鮎は釣れると言い切る
淵ではなく瀬に入る盛期の縄張り鮎は尚更とも聞く
大きさなのか、形なのか、動きなのか、付随する光なのか

バケ針にも鮎毛鉤にも、鮎の咥え方なり反応は
スピナーなりスプーンに反応した鱒の様
各鰭を目一杯に開き、それこそ一足飛びで咥え込む

反して・・・
止水に浮かべた毛鉤なりフライを飲み込む鱒とは違う
反応から見れば、動きに反応するとした方が理解しやすい
錘が取れて中層を自然に流れる鮎毛鉤には反応がないことや
錘が無いならば流れと逆に水中を引いた方が追いかける

昔、ジンケン(オイカワ)で無くハヤ(ウグイ)を
釣り分ける毛鉤が欲しいとの要望が有り
同じササメ針3号で色と形を変えて試しました

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色に好みが有るとは言え、一番は釣り方かもしれない
一定場所でひらひらとさせるウグイの毛鉤釣りよりも
オイカワなら毛鉤の引き釣りや水面に絡めた毛鉤
ウグイは地味目が好きで、金張鈎で中層で待つ
オイカワは光物が好きで横引きの動きが好きらしい
鮎は赤と金なら・・・(笑)
鮎は水面に向かう動きが好みなのだろうか?
それも横引きでは無くドブ釣りの様な上下に限る?

昨シーズンの不思議な事
鮎毛鉤には見られないパターンのGBプリンスニンフ
・・・白のバイオットを2枚背負った形

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これでも鮎が釣れました
・・・形とすれば、バケ針よりはハス毛鉤に近い

水面を飛ぶ鮎は、追われて飛び上がるより
楽しさいっぱいの遊びの姿

今度はこの「金ネジ猩々」も試してみよう

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「猩々」

湧水でも信頼できるアトラクター・ニンフパターン
プリンスニンフを狐型に巻いて・・・

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プリンスニンフ

キャロット・ニンフ バージョン

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キャロット・ニンフ

何やらハス毛鉤に似てきた様な・・・(笑)

鮎用毛鉤

鮎用毛鉤・・・試作中

先ずは使う鉤から

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鮎用毛鉤の鉤

鮎毛鉤と鉤から違います
・・・目指しているのは「ハス毛鉤」
小型鉤の蛇口は鮎用品で揃えてみました

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チラシパワー X

白のビーズヘッドを付けて
鮎用毛鉤の下拵え

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鮎用毛鉤の下拵え

ハス毛鉤に有る「やぶ蚊髭」とか鮎毛鉤の「追い毛」代わりに
各色グースバイオットを使います

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グース・バイオット

近接すると

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グースバイオット

これをプリンスニンフの様に巻き止めます

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プリンスニンフ風

胴を巻き上げて

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鮎用毛鉤

剣付きバケ針の様な・・・

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鮎用毛鉤

去年後半から色々と試作中です・・・

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鮎用毛鉤

勿論、黒系も有ります

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鮎用毛鉤

とりあえず数を揃えて・・・

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鮎用毛鉤

ハス毛鉤を見本にすれば様々なバリエーションが楽しめます

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ハス毛鉤のバリエーション

今のところはバリエーションで遊ぶより実釣で遊びます
完成された「鮎バケ」があるのですが
渓流と同じ位の流れに合わせてみました
小さなウィングですが姿勢の安定に効果を感じます

気になる「文化針」

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文化針

ハス毛鉤からのアプローチも面白そう

シワリと早掛け

シワリと早掛け(商品名では有りません)
・・・カーブポイントとストレートポイント

渓魚用では稀な向う合わせのピークポイントとか
大雑把な鈎型にも喰わせの狐型と掛かりの袖型?
山女魚用、岩魚用、アマゴ用、マス用
キジ用、川虫用、万能型に赤・青・茶・黒・メッキ
丸軸に中間型、平打ちに軸長から形となると・・・E.T.C

一般的な狐型で最たるものは「鮎掛け針」
確かに、袖型の鮎掛け針も有りますし
形としてもトンボ・矢島・入間・伊豆・郡上・・・
そこに商品名で若鮎・盛期・抜き・・・(笑)
急流の中で柔らかい魚体に最後まで暴れる鮎ともなれば
掛かりと保持力を極限まで突き詰めた物が「鮎掛け針」
判り切った事を部門外が言うのも可笑しいのですが
各地に鮎掛け針を使った職漁の毛鉤が昔から有るのは
物理的な丈夫さ以上に切れを目論んだ者が居るからではと
実釣でも尺越え程度なら太軸の8号程度で充分
アタリ=上顎を貫く、が同時の切れの良さは格別です
(何故、上顎なのかは毛鉤の巻き方にも有るのですが)
自身も勝負鈎として手返しの早さも伴って使っていましたが
その鈎が残り少なくなり探し回っていました
各地の釣具屋巡りでも小型・細軸ばかりで中々、巡り合えず
・・・近在の釣具屋には鮎コーナー其の物が
釣行半分、釣具屋巡り半分を続けて出てきたのが
太軸の「鮎掛け針」各種・・・
それが本題の「シワリと早掛け」
考え抜かれた「鮎掛け針」の世界は凄いもんです
・・・世界で最も鋭利な鈎かもしれません

一例として

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鮎掛け針 シワリと早掛け

左・・・以前からの鈎 (絶妙なシワリ)
中・・・ガマカツ 盛期鮎
右・・・オーナー 一角(端的な早掛け)
その他、色々有ります・・・

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鮎掛け針

この癖の有りそうなオーナー社の「一角」
8号で線径0.51の手で持って判る重さはどう出るか
実釣での結果が楽しみです
鮎掛け針の凄さについては
十年以上前から海外の「TENKARA愛好者」に伝えてはいますが
「鮎掛け針」其の物を知らないので理解されにくいです
だからこそ、終始一貫同じ事繰り返します
爪の上で「鈎先の立ち」の角度の違いを見れば一目瞭然
毛鉤に巻くとなると使い手と渓によって好みが別れます
伝統の十兵衛針「新アマゴ」やオーナー「吉村アマゴ」
餌針の世界も深いですがそれを毛鉤仕立てにすると・・・
又、重箱の隅をほじくり出しましたが
鈎の違いを味わうのも愉しみです

「シワリと早掛け」針先の立ちの違いまで言い出すと
どちらも切れが良くとも、切りがございません
それこそ門外漢の戯言ですが

「本流用逆さ毛鉤には鮎掛け針」が似合います

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本流用逆さ毛鉤

本流用逆さ毛鉤

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本流用逆さ毛鉤

鉤の良し悪しは使ってみないと判らないけれど
弾むような高く澄んだ音をバイスの上で響かせます

名人はその鋭利な針先を研ぎ直すといいます
怖くて近寄りがたい気配がいたします・・・(笑)