和式毛鉤 ソフトハックルパターン

和式毛鉤
・・・ソフトハックルパターン

「両国」

花入 山繭(朱)
先巻 黒フェザー 金ネジ
中巻 山繭 一巻
元巻 黒フェザー
蓑毛 油毛

DSCF7124
「両国」

「渓谷」

先巻 トンビハール
元巻 孔雀
蓑毛 黒毛

DSCF7123
「渓谷」

「流星」

先巻 シルクフロス黄 シルクスレッド黒 荒巻
元巻 孔雀
蓑毛 茶毛

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「流星」

「黒染」

花入 山繭 朱
先巻 フェザー黒 シルクフロス赤
元巻 フェザー黒
蓑毛 油毛

DSCF7125
「黒染」

「激流」

花入 山繭 朱
胴巻 孔雀
蓑毛 茶毛

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「激流」

「魚住」

花入 山繭 朱
胴巻 孔雀 シルクフロス赤 荒巻
蓑毛 黒毛

DSCF7119
「魚住」

「初花」

胴巻 シルクフロス赤 孔雀 荒巻
元巻 孔雀
蓑毛 茶毛

DSCF7121
「初花」

以下爺の戯言 ——————————-

魚は色を見分けられないから色は重要で無いとか
単焦点レンズの目だから形もおぼろげとか
だから誘いが大事なテンカラには
何でも良いとか、どんな毛鉤でも釣れると
簡単に説明されているのが「テンカラ毛鉤」
その時に引き合いに出されるのが西洋毛鉤
テンカラ毛鉤と違い、パターンが決まっていても
巻く人によって様々だから同じ毛鉤では無いとしたり
果ては、毛鉤を巻く愉しみは理解できるけれど、とまで・・・(笑)

まずは「誘い」ついて・・・

本来、違和感を与えず、自然のままに流すのが基本
「自然に流す」には、何処に渓魚が潜み
どの角度で流れる餌を見ているかを理解した
作られた「ナチュラルドリフト」も含まれる
敢えて「誘い」を説明するなら
水流と筋を見分けて
流れより早く、遅くと強弱を付ける程度が「誘い」
ヒゲナガの時期なら水面を叩き
盛夏なら落ち込みの白泡の上を引くのも「誘い」
それすらその時期に現れる蟲の動きに似せたもの
テンカラ毛鉤は「誘い」が大事とする程には
各種ルアーと比べてテンカラ毛鉤にアピール力は無い
西洋毛鉤には、ルアーと称される毛鉤も有るが
テンカラに使われる毛鉤にそのボリュームは無い

毛鉤の種類の多さについて
・・・時期に合わせ、釣れる毛鉤も有れば釣れない毛鉤も有る

先ずは「サイズ」と流す「ステージ」の違い
違和感なく渓魚の口を捕えるには蟲に合わせた色目も大事
よく聞く、コントラストを付ける為には黒毛鉤が一番とは・・・(笑)
「蓑毛で誘い、胴で喰わす」
何故、先人が蓑毛の質と色目に拘ったのかが物語る

引き合いに出されるパターン化された西洋毛鉤
同じパターンでも釣れるフライも有れば釣れないフライも有る
伝統なり伝承された西洋毛鉤も和式毛鉤も同じ事
「伝承・伝統の何故が判れば理解できる」
テンカラ師が宣う「コントラストが大事云々」等とは別物

渓の水量、水色、取り巻く環境に合わせて
各地にはその地域独特の定番毛鉤の存在が有る
茶毛・油毛・黒毛だけでなく芯黒先黒に定番の斑入り
地域に合わせた釣れる毛鉤の必須条件
流れの激しい源流域に山女魚が好む渓流域
そんな流れの強弱に合わせて蓑毛の質を合わせる
「蓑毛の腰は水流に合す」

和式毛鉤も西洋毛鉤も同じく自然のままに景色に溶け込み
違和感を与えずに渓魚の口を捕えるのが毛鉤釣りの真骨頂
「渓魚は0.2秒の早合わせに限る」等とは次元が違う
立ち位置、流す水筋に注意を払い、その時期に合わせた毛鉤なら
渓魚はゆっくりと自然のままに「作られた毛鉤」を口にする
・・・そんな渓魚の姿を愛でるのが本来の「毛鉤釣り」

和式毛鉤と西洋毛鉤の違いは感性の違い
対象魚が違うが
「鮎毛鉤」と「サモンフライ」の造りと考え方は
毛鉤の生い立ちからして案外と同じに感じてしまう(笑)

この頃、海外の方の和式毛鉤への理解の変わり方を感じる
テール・タグ・リブ・ウィング等が無く
「単純な物が和式毛鉤で有る」とする定番説明が変わってきた
昔なら「和式毛鉤にドライフライは無い」とも言われていた
「逆さ毛鉤は日本各地で昔から使われてきた」とする事も無い
「職漁師毛鉤」の様な毛鉤がテンカラ毛鉤の元祖とする事も無い
彼の地の「テンカラ純粋主義者」が和式毛鉤を定義付ける事も無い
今は逆輸入された”Tenkara-Kebari”を見る方々が居るだけ・・・(笑)

ご参考に

https://discourse.10colorstenkara.com/t/barbless-hook-kebari/1261/6

・・・十人十色の哀しさすら感じてしまう

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和式毛鉤 ソフトハックルパターン” への8件のフィードバック

  1. L.R.H様 こんばんは。
    休日だというに、暑くて釣りに行く気になれません。夕方になったらイブニング狙いと思っていましたが、夕方になっても気温は高いまま。家の中でゴロゴロしていただけの、もったいない一日でした。またアブやブユの襲撃もあるので、それもためらう要因です。
    昆虫では、オニヤンマ最強説というのがあるらしいですね。オニヤンマは、スズメバチさえ捕獲して食うらしいです。
    オニヤンマにアブを食い尽くしてもらいたいです。
    オニヤンマのフライを作って、カカシ代わりに衣服に貼れば、アブが寄ってこなければいいのですが(笑)。

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    1. flyukulele様 コメントありがとうございます。
      こちらも暑すぎて釣りに行っても魚自体に元気が無い有様ですから、お盆明けを静かに待ちます。トンボを見掛けるようになるとアブの姿が消えますのであと少しの辛抱です。最強のオニヤンマを模した毛鉤に喰らえ付く岩魚を想像してしまいました(笑)

      いいね

  2. 鮎毛鉤とサーモンフライの考え方は私も同じだと思っています。スペイフライのカラフルバージョンとでも言いましょうか。特徴的なのがハックルです。サーモンフライのスロートハックルとスペイフライのスロートハックルは見た目にも違います。スペイフライの水中での魚を誘う きも は派手なウイングはなくハックルの動きだと思っています。KアンドFさんの巻く古式毛鉤もそうですが、派手さはありませんが きも はハックルだと見ています。

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    1. おじゃまる様 コメントありがとうございます。
      スタンダードなハックルパターンを誌面で余り見ることが無くなりましたがドライフライでも肝はそのハックルの素性と思っています。思い込みかもしれませんが釣れる毛鉤はやっぱり有ると思いますしその要因の大部分はやはり、ハックルだと思います。犀川本流でのウェットフライでも如実に釣果に現われます、その違いが愉しいからとっかえひっかえしてしまうのですけどね(笑)

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  3. こんにちは。
    小僧の頃、フライを教えてくれた釣り具屋のお兄さん、今はお爺さんだと思いますが、少ない予算の中で選んでくれたフライの中にオレンジパートリッジがありました。
    あまりにシンプルで「安いから入れてくれたのかな」くらいに思っていたのですが、道具を揃えてその足で出かけた芦ノ湖で初めて釣れた小さなレインボー鱒が咥えていたのがオレンジパートリッジでした。
    当時は気にもしませんでしたが、今は運命的なものを感じます。

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    1. yugawasuki 様 コメントありがとうございます。
      良い思い出をお持ちですね、お話をお伺いするだけでうれしくなってしまいます。もっと色んな思い出を作りたいから我儘に毛鉤とフライが増えてしまいますが一つ一つが大事な思い出です。

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  4. 先日はお気遣い誠にありがとうございました。
    毎日暑いですね。
    川の水もぬるま湯のようです。
    それにしても、古式ハス毛鉤もKebari&Flyさんの手に掛かると、このように艶めかしく再現されるんですね。
    昔の毛鉤職人はこれを見たらどう思うのでしょう?
    想像しただけで楽しくなりました(笑)

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    1. 鮎たわけ様 コメントありがとうございます。
      こちらこそ喜んで頂けて嬉しいです、ありがとうございます。
      忘れられた古ーいハス毛鉤に目を向けて、下手くそながらなぞってみると良く考えられていると感じます。海外の方も愉しんで頂いておりますがそれも鮎たわけ様のおかげです、ありがとうございます。

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