アングリング Ⅱ

だいぶ前の記事に成りますが、マルトの1/0サモン用フックのアイ部分を伸ばして3/0サイズにしてベンド部分のデザインを加工して好みの鈎型にしました。上手くいかないとの声が有りますので、今回は別の鉤で・・・

左側のオリジナルから加工後のパーフェクトベンド・スプロート・リマリック

道具はこれだけです

先丸の小型プライヤーと100円ライター

ベンドの部分は曲げる部分をプライヤーで挟んで親指の腹でじっくりと力を込めて曲げます。急角度のアイ部分はプライヤーで挟んでアイ部分だけを100円ライターで橙色より少し明るめになるまで熱を加えて具合を見ながらなるべく早く直線にします。熱を加えていますから繰り返すと脆くなります。

オリジナル マルト e71 #6

パーフェクトベンド (加工後)

スプロート・ベンド 加工後

リマリック・ベンド 加工後

些細な自己満足の世界です・・・(笑)

錆止めにガンブラックで黒染め後、亜麻仁油で仕上げます

モンカゲロウ リバー・ウェットフライ・パターン(山繭胴)

タグは手縫い用絹糸、テール、スロート等を含め狩猟鳥利用、ボディは山繭

追記 ——————————

レンゼティ・和式毛鉤作成用(笑)

組み合わせを変えてリーチを長くしてあります

手縫絹糸を空いたスプールに巻き替えてボビンホルダーに各色をセットして色の組み合わせを楽しみながら細かったり捻りが有ったりする餌釣り用鈎に巻き付けます。小さい鈎でもぶら下がるボビンホルダーは3本にもなりますので少しでも余裕を作るためです(トラベラーバイスで無ければ良いのにと言う根本的な事は聞こえません)

テンカラ釣りで毛鉤の違いを愉しんだウェットフライ達・・・(笑)

定番の#12から#14とかと共に、湧水での#16はミッジフライを見限る魚用です

2021 極小毛鉤

2021 極小毛鉤・・・古い和式毛鉤を忘れられた毛鉤にしない為に

春先が近づきますと少しでも早く毛鉤釣りが出来るように極小毛鉤が巻きたくなります、今年は丹吉鈎やまめ釣5号が手に入ったので尚更かもしれません(笑)

定番商品とは言えないサイズですから先回の8号と同じく売れ残りの類です、ピアノ鋼線鈎の前の手打ち時代の造りと仕上げがこの小さい鈎にも宿ります

8号と比べれば三分の一程度のサイズですが、仕上がりは申し分ありません

広いフトコロに捻り付きの鈎先は小型毛鉤にとって必要不可欠と感じますし物理的にも強さを感じさせる、太軸が信頼感にもつながります

当時は一本選小袋入り15~20本入れが40~50円でしたから10本入りで50円は高級品だったのでしょうか?

フライのクラスターミッジとかブラックナットとかと違う段毛鉤の極小版、ドライフライの様に水面に乗らず水面下で漂う様に蓑毛は薄巻きです

テンカラ毛鉤には無いと断言されたリブ付き日本名「ネジ巻き」・・・

飛ぶ蟲に合わせた「蜉蝣」とか・・・

テンカラ毛鉤にドライフライは無いとかタグ・リブやテールは無いとかの批判は此の頃無くなって参りましたが、今でも「ハス毛鉤」を彷彿させる毛鉤に対しては批判が有ります。山梨県の長坂地区から甲府盆地周辺では通常の「ハス毛鉤」にも使わない色使いの毛鉤が使われていましたし、ハヤや鮎だけでなく岩魚や山女魚に使われていた眞田毛鉤の色の組み合わせはそれ以上でしたから却って「何もない田舎の粗末な毛鉤がテンカラ毛鉤である」だけでは無いと思います

巻蓑毛式和式毛鉤の元祖である「菜種鈎」とか・・・

同じく「双葉」とか・・・

批判に上り易い和式毛鉤の銘針「猩々」とか・・・

ヘッドとかボディ中央とかボディ後端に赤やオレンジをあしらう「ホットスポット理論」提唱者も数々のミッジフライが無視されるときにはこのサイズでファイヤーオレンジのフライがキラーパターンに成り易いと説明されていますのでハス毛鉤の「血丸」・「金血丸」を含めた共通認識は興味深いです・・・

「ホットスポット理論」自体、和式毛鉤の角や花入、中巻、先巻等の色使いと共通しているものを感じます

「何もない田舎の粗末な毛鉤」とか「情報が極めて少ない」とされて後年、捻じ曲げられた各地のテンカラ毛鉤の実際はライゼン氏が提案した「フリンフ」の考え方に極めて近いものを感じてもいます、又、「フリンフ」自体を知らない日本の先達も、同じ思いを和式毛鉤に対して持っていたのは現在のテンカラマスターと自称する方々が世に出る前の話・・・(笑)

拙ブログで「フリンフ」を紹介した事に対する感謝と共に「時代を築いたフリンフも今は理解者が少ない」と米国フリンフ愛好会の方から連絡を頂きましたが時代の流れで忘れ去られてしまうのは、本来のテンカラ毛鉤を含む和式毛鉤文化と同様に、勿体無い話です

盛期だからこそ使われた各地のテンカラ毛鉤ですが毛鉤釣りの期間を少しでも長く、又、夏の一時に毛鉤すら追わない時期の解決策として引き出しは多い方が愉しみは深まりますし日本の毛鉤釣り文化に対する理解も深まります

追記 —————————— 

拙ブログ程度のお粗末な情報をそのままに、それも門外漢であろう海外のFF釣法フォーラムに投稿された方がいると連絡が有りました。日本と違い海外はそれに対して厳しい事を充分に感じられたと思います。ご訪問頂く同好の士に感謝申し上げると共に、誰が先生でも無い情報共有目的のブログですから中途半端なご理解での商業ベースのご利用はご勘弁くださいますよう再度、お願い申し上げます。

蜉蝣の羽根色

蜉蝣の羽根色 

ダークグレイダン・ミディアグレイダン・ライトグレイダン・・・

ダークグレイダン・ミディアグレイダン・ライトグレイダン・・・

全部出して虫干しと思いましたが荷が重すぎました

気狂いの世界ですがまだ自覚症状は有りますから大丈夫だと思います、近くにもっと凄い方がいらっしゃいますので安心してもいます

ナチュラルダンヘンネックを色違いで並べようと思った辺りから、果てました

ダークグレイダン・ミディアグレイダン・ライトグレイダン・・・

バード模様やらスプラッシュが入ったもの、黒に近いものからゴーストに淡く色が入ったり、コックネックにコックサドル、ヘンサドルともなりますと流石に・・・

それだけ愛して止まない色と感じています、ライトブルーダンともなれば今でも羨望の思いで一生が終わると思っています

米国のハックルコレクターからは「無駄な事はお辞めなさい、何処も染色で対応してます」と・・・(笑)

ダークグレイダン・ミディアグレイダン・ライトグレイダン・・・

染色も幾度となく試みてはいますが中央に有る、ナチュラルには敵いません

ナチュラルグレイダンコックネック各色

ダークグレイダン・ミディアグレイダン・ライトグレイダン・・・

メッツには、Ltブルーダン表記が有りますがホフマンでも同様の色目が有ります

コックサドルも様々・・・

ダークグレイダン・ミディアグレイダン・ライトグレイダン・・・

ダイドのグレイダン 赤ホワイティングとヒーバートの違いとか・・・

ダークグレイダン・ミディアグレイダン・ライトグレイダン・・・

外観ではホワイティングとヒーバートが入れ替わっているようですが

日光を当てると違いがやっぱり有りました

ダークグレイダン・ミディアグレイダン・ライトグレイダン・・・

赤ホフマンは均一の色目ですがヒーバートは羽根先が黄金色に輝きます

今のミッジサドル ナチュラルライトグレイダン

ダークグレイダン・ミディアグレイダン・ライトグレイダン・・・

昔のレギュラーサドルハックルの長さを遥かに超えています

今のレギュラーサイズのサドルハックル・・・ユーロハックルでは有りません

ダークグレイダン・ミディアグレイダン・ライトグレイダン・・・

最早、適切な包装とは思えません(笑)

ダークグレイダン・ミディアグレイダン・ライトグレイダン・・・

包装の中でリボンになっています(笑) 

今はもっと長い物が出荷されているようです・・・

ビニール袋の長さが伸びているのは感じていましたが中身の方がここまで伸びるとは思いませんでした

ここまで進化してもブルーダンの色は憧憬のままです

ジェネティックハックルメーカーが付けるライトブルーダンとブルーダンは商品名であって本来の色とは違う。確かにナチュラルダンの中には青味が強い物も偶にはあるのですがそんなのを今から20年程前になりますが釣りも出来ない無聊を慰めるために10年間ほど今は無い店を含めて津々浦々、青森から博多まで出張の際に探してみました。多少の違いだけで金属質で青く光るものには出合えませんでした。結果的にコックネックとコックサドルとヘンネックを同色で揃える事は店が違っても出来たのですが、でも・・・(笑)

今、米国で一番人気らしいラスティダンも通常は均一の色目がほとんどで本来のラスティダンでは無いのが現実です。でも日本に入っていないだけかもしれないと思わせるのが不思議な処です。ホワイティング・ファームの近所でハックル専門のディラーの方が紹介している品物は別格扱いなのでしょうか?

写真の中に変わり種が有りますがこの話はまた・・・(笑)

2021 犀川本流準備

通年解禁の犀川本流ですから川辺に立つ釣人の姿を軽トラの窓から見掛ける様になりました

2月は道路拡張による果樹園潰しで伐倒と抜根作業が待っていますので今の内に準備をしています、剪定作業で手が強張っていますから赤濁りの松代温泉で手と身体を良くほぐしました。長野においでの節はご利用ください、可愛い支配人がお待ちしています。

孔雀が何故か一羽、長野にも飛来しました

孔雀のブルーネック

今更、孔雀一羽かと自省してはいますが、何時ものように処理をして無事にコンテナボックスに収まりました

フライの「アイレンブルー」が好きなウェットフライでしたから・・・

アイレンブルー私家版

巻き貯めて・・・

アイレンブルー

定番の補充分

無題
無題
無題
無題
無題
無題

些か飽きてきましたので定番ウェットフライをストリーマーフックで・・・

久々のフェザーウィングに手が震えます

コカゲロウパターンも・・・(笑)

イマージャー?

オオユスリカパターンで〆ます

何もなく無事に行けるかな・・・(笑)

毛鉤の今昔物語(私事)

毛鉤の今昔物語(私事)・・・(笑)

今は昔 餌釣りも毛鉤釣りも仕掛けは4.5mの竿に一尋の提灯仕掛けが普通の釣り方の頃、今の様なテンカラ仕掛けで釣っておりますとすれ違う釣人から「その長い紐で何をしている?」とか「そんな大仕掛けで何を釣るんだ?」と指差されたり笑われていましたので次第に奥へ奥へと足が向いて、他の釣人から逃れていきました。そのお陰で背負子に山菜を身の丈以上に担いだ方とか岩魚を一斗缶に詰めてギシギシ言わせながら降りてくる方とかといつの間にか領分を荒らさない暗黙の了解の基、各地の方と顔見知りになるという幸運にも恵まれました。赤倉温泉の古澤さんに毛鉤釣りやら毛鉤巻きを教わりある程度の釣果に満足もしていましたので毛鉤そのものには無頓着そのもの、毛鉤釣り自体が生餌を嫌う夏の一時だけの釣り方でしたから、イタドリに巣食うイタドリ虫も豊富でしたので不満もありませんでしたが、次第にイタドリ虫を取るため今は廃道となった南葉山林道の奥まで行くようになりますと釣場は近くでも餌場は遠いという本末転倒になってしまいましたので、少しでも毛鉤釣りの期間を長くするため使う毛鉤そのものに興味が移りました。仕事も白馬以北を含む北信越を30年以上担当となりましたし、幼少期は安曇野の毛鉤が舞う川で育ちましたから古巣に舞い戻った様なもので、その手の情報交換は釣りに興じる道楽者や放蕩者同志の密やかな愉しみでも有り、思い出にも通じまた。

古澤さんの毛鉤  当時はモダンな毛鉤です(手巻き)

古澤さんの毛鉤

使っていたフライでいう「レッドタグ」と似た孔雀胴毛鉤から鈎自体は大きくとも細長いと魚の警戒心を煽らないしそれがメリハリの有る紡錘形なら餌として認識され易いと感じた結果・・・

芋虫毛鉤・・・先祖返りとなりました

芋虫毛鉤

胴と蓑毛は敢えて離しておりました

芋虫毛鉤

黒色と褐色は欠かせません

芋虫毛鉤

盛期での釣りはこれだけで充分に満足しておりましたが次第にコックネックを巻いた前にソフトハックルを巻くダブルハックル仕立てとなりました

芋虫毛鉤

フライフィッシングがチラホラ目に付き出しはしましたが小型毛鉤で凌ぎます、結局はFF釣法にどっぷり嵌り込みましたけど切っ掛けはその使われるフライの種類の多さと有効性でした

その点は拙ブログでダラダラと書き綴っています・・・(笑)

紆余曲折を経て衝撃的であった、名実ともに「職漁師フライ」との出会い

カナダはミラミチリバーのサーモンフィッシングガイドお手製サーモンフライが「心の友」

「ヘッドの作り込みは確かな製品の証」と説かれた有名処のサーモンフライ

今の毛鉤作りは丈夫さ優先でも・・・・・・・・

丹吉鈎

丹吉鈎 やまめ釣

丹吉鈎 やまめ釣

丹吉鈎 やまめ釣 裏書き

丹吉鈎 やまめ釣 裏書き

大きく分けて釣針の形には袖型・狐型・丸型・角形が有りますがその角形の代表格

後年、他メーカーでも「丹吉型」として製造されてもいました

鈎の色は打ち刃物の様な、酸化鉄の色

タタキは手打ち「撞木型」で針素側は非常に滑らかに仕上げられています

丹吉鈎 やまめ釣

対して針素を結ぶ側はざらつきの有る仕上げです

針先に軸一本分の捻り付き

丹吉鈎 やまめ釣

裏側から

丹吉鈎 やまめ釣

その昔、飛騨毛鉤に使われていました

丹吉鈎 やまめ釣

無骨其の物の外観ですが手打ちとは思えない均一性と細やかな仕上に存在感と独特の凄味を感じます

丹吉鈎 やまめ釣8号と当時の標準的な関東袖11号と比較してみます

・・・平打ちの関東袖よりも太さを感じます

飛騨毛鉤の代表格

飛騨毛鉤

飛騨毛鉤

胴 黒木綿糸

元巻き 孔雀

蓑毛 雌雉

飛騨毛鉤

北アルプスを挟んで岐阜県と長野県の両側で使われていた「カラス毛鉤」

カラス毛鉤

蓑毛はナチュラルブラック

カラス毛鉤

カラス毛鉤のバリエーション

蓑毛はクリー

カラス毛鉤

蓑毛はスペックルドバジャー

カラス毛鉤

蓑毛はクリームバジャー

カラス毛鉤

蓑毛に合わせて金・銀・銅の「ネジ巻き」にしてみました

並べて見ても変わり映えしませんが・・・(笑)

彦兵衛針「チヌ鈎6号」との比較

一般的な「山女魚釣針」と違い軸は太目です

簡単な強度テスト・・・5㎜厚の牛革に刺してチモトを引きます

丹吉鈎 やまめ釣 8号

角形に対して持っていた応力集中に対する懸念は消えました

現在の鈎が限界を越えるとガラスにヒビが入る様な音で折れますが粘り強く変形もせず最後まで耐えます

ならば同じ「丹吉鈎 やまめ釣 5号」で

丹吉鈎 やまめ釣 5号

フライフックサイズで#16~17程度

蓑毛はダンバジャー

太軸でフトコロが広く針先に捻り付きですから極小毛鉤には適しているかもしれませんし針先側に重心が有りますからフライでいうキール状態に成り易いです

続編 ——————————————-

同じ包装ですが

丹吉鈎 やまめ釣 6号

造りが違います

丹吉鈎 やまめ釣 6号

タタキは一般的な機械仕上の「平打ち」

丹吉鈎 やまめ釣 6号

鈎軸はピアノ鋼線の丸軸でカエシも半スレ

針先の鋭さも違います

丹吉鈎 やまめ釣 6号

ピアノ鋼線ですから、それ自体が40年以上前の古い鈎ですが印象は今の釣針に比べてもスマートです

ならばその鉤に合わせて今様飛騨毛鉤・・・(笑)

ジェネティックハックルメーカーの中からナチュラルブルーダン

今様飛騨毛鉤

バード模様と一部はダンバジャー模様が入ります

今様飛騨毛鉤

一見、ライトグレイダンですが光に透かすと青白く光ります

今様飛騨毛鉤

透明感に溢れつつ角度によって綺羅の束が爆発します

今様飛騨毛鉤

爺様達が言っていた「青白く光る蓑毛」に近づけたでしょうか?

各地に根付いた地域の毛鉤を根っ子に据えて、今だからこその道具と材料で今様毛鉤をこれからも愉しんでいきたいと思います

遅くなりましたが本年もご笑覧の程、よろしくお願い申し上げます

以下爺の戯言 ———————————————–

伝承の点から見れば同じ鈎を使ってみても上記の毛鉤は到底、飛騨毛鉤とは趣が異なり過ぎるのは承知しておりますが、ならば同じ組み合わせで色だけ代えてみますと・・・(笑)

今様飛騨毛鉤

先巻き 絹若葉色

元巻き 白孔雀

蓑毛  雌雉の翼裏

同じ鈎を使い同じ巻き方で形は同じでも、これは飛騨毛鉤?

色を変えただけなのにどうして・・・(笑)

この塩梅が難しいのかもしれません