先祖返りの毛鉤 ・・・Ⅱ

テンカラ毛鉤でもなくハス毛鉤でもなく古い和式毛鉤の流れを踏襲した実釣用の山女魚毛鉤・・・二重蓑毛毛鉤と同じく効果は感じていますけど一人の経験値では判りません(笑)

鉤 秋田袖7号 金針

西洋毛鉤であるフライをテンカラ毛鉤として使うのも一般化していますが古い和式毛鉤やらその前の京毛鉤を標榜する毛鉤からのアプローチも一興ですし、和式毛鉤の租である「京毛鉤」そのものは遊漁の為に考案されたものですから職漁師の云々とは別の方向付けも愉しみとして

都から離れた辺境地ほど古い文化が残り易いという視点からすれば巻針式ではない当地の「真田毛鉤」は古い和式毛鉤の様式、もしかすれば「京毛鉤」の面影が残っているのではと・・・蓑毛を背負わせた古い土佐式鮎毛鉤ももしかしたら・・・だからこそ一般的な「普通毛鉤」を商売上の都合だけで「順毛鉤」とする名称変更には拘りたいのです

マヒワの落ち羽根です、換羽した羽根では有りますがカモシカの毛と同じく持っているからといって使うのも憚られますのでご紹介だけ・・・和式毛鉤の「黄毛」として珍重された、鮮やかで透き通った黄色が見事です

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西洋毛鉤と和式毛鉤だけでなくルアーも含めた日本の釣り文化の先駆者である銀座みすやの中村利吉氏(出版物から切り取られて断片的に出てきますが)とか鮎毛鉤の中では異端扱い(鮎毛鉤釣り大全では触れられていません)の福冨政枝氏が海生プランクトンを研究し考案した福富針とか近年に目を転じれば右田氏の逆さ毛鉤やら旧来のテンカラを現代テンカラとして一般化した最大の功労者である富士弘道氏とか私的ブログ以外では見かけなくなって久しいのが時代の流れを感じさせます

遥か昔の、先達の積み重ねがあってこそ今があると思っていますし統一されコピペされた文字の羅列が並ぶテンカラ解説は 読み飽きました、まして使う毛鉤は何でも良いともなりますと・・・(笑)