RICHARD WHEATLEY Classic Fly Boxes Ⅲ

日本の方が出張の折り、英国の管理釣り場でフライフィッシングを嗜まれていた老人から懇切丁寧にお付き合いをして頂き最後には、日本で使えと渡されたフライボックス、その方は手渡す時に自分にとって” Last flyfishing day”とおっしゃったそうです・・・この釣り場はドライフライ以外使うなと頑固なそれでいて愛される釣人と拝察いたしました

手にした時、入っている80本程のフライは丁寧に全てのバーブが潰されて、サイズも#16をメインに♯12から#20のメイフライが主流の物でしたし、使われていた鈎やパターンからもアメリカの東部方面かと勝手に推測していましたけど実際は違いました、ただその方の発音が英国式では無かったそうですのでアメリカ生活が長く、引退されて故郷に戻られ古巣の釣場を味わっていたのかなとも感じます

古いホイットレーフライボックスを手にすると持ち主のフライがそのまま入っている事が多いです、なんの縁が有ってこの極東の地に辿り着いたのかも有りますが売り物ではない素人が好きだからこそ巻き止めたフライを見ると、この方の考え方や釣りの好み、時代的な背景と共に使われていたその国なり地域まで感じ取れるような気がします

一つのフライパターンを基に、その使い手の好み、巻き癖、使われるマテリアル等々を含め、上手下手に拘わらず好きだからこそ、この方のフライとして形造られているのだなと見入ってしまうフライも少なくありません

古い竹竿も前の持ち主の扱い方から振り癖まで、それが徐々に自分の竿になっていく過程とか古い竹竿には必須なメンテからそのレストアを愉しむとかとは別の、あえて言えばそこで完結している世界をフライや毛鉤は持っているのではなんて、柄にもなくセンチメンタルな気持ちにもなります

終活とは言いながら三つ目の32コンパートメントの、それも1920~1930年代の古いリチャードホイットレーを持ち物に加えましたけど、前の持ち主が言っていたように思い出の詰まった宝物ですし、ここまで使いこなせたらの目標かもしれませんので座右の銘代わりにしようかと思います

いつかは自分も、自分にとっての” Last flyfishing day”と言い切らなければならない時が来るのですが、このフライボックスを愛用していた爺様の様に釣場で初めて会った人に巻き貯めたフライと共に手渡せるかなと思うと・・・

真っ新で空っぽの32コンパートメントフライボックスが入るフライを待ち構えていますし選択するフライは沢山有るし・・・

未だ道半場、最終目標の釣場は三途の川が待っている等と嘯きたいです(笑)

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