京都の老舗永原屋茂八商店(釣具製造と総卸)の存在は重要です
・・・日本の毛鉤の祖
1818~1829年頃に
京都三条河原町東・永原屋茂八が菜種鈎(natane-bari)を販売
「菜種鈎」は黄色の小毛を鈎軸に巻き付け鈎頭に金色の玉
(文献では黄色でもその系譜で残るハヤ毛鉤はペールイエローの蜉蝣色)
此方の詳しい話は「鮎たわけ」様のブログにございます
永原屋茂八商店・・・昭和4年卸部「永原屋茂八商報」
アマゴ釣り用針 ・・・「大極上釣針」袖型・狐型各サイズ

100本入り200円ですから1960年代初期でしょうか?

「たたき」の形が一般的に使われる用語の「撞木型」ではなく「志もく留」表記が興味深いです・・・たたきは平打ちがほとんどの今では撞木型自体が一般的ではありません
中身は確りと銀紙に包まれて錆も有りませんでした

今風の表面硬化処理ではない総ハガネの製造法

中身はこれからご紹介させていただきますが今の物と比べて遜色がないどころか・・・と勝手に思っています
今年も、毛鉤作りが愉しめそうです・・・(笑)
こんばんは。
「撞木」…最初はどう読むのかと(笑)
シュモクザメは知っていても、どうしてシュモクというのか知っている人がどれだけいるのやら…
それにしても、こういう釣り針がいまだに出てくるのですね。
遠い昔のおぼろげな記憶で、こういう針があったような…
海用か川用かも覚えていませんが。
次回が楽しみです。
それにしても、日本の鋼の技術は凄いですね。
さすが日本刀を生んだ国です。
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yugawaski 様 おはようございます コメントありがとうございます
前の丹吉針と同じく見た時はそれこそビックリしました(笑)
心配だった錆も無く、バイスに挟んで音色を聞くと澄んで綺麗な音がします
硬いだけでなく靭性と折れ難さが太さと鈎型と合わせて、程よくバランスされているように感じています
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お邪魔いたします。
古い鉤の凄さは洋の東西を問わず変わらないのですね。
うちにもおそらく70年代か80年代前半と思われるパートリッジのコードAがありますが 同じ鉤とは思えない程物が違います。今年はミッジを除く全てのドライフライをVMCとパートリッジのアップアイフックに巻きました。古いボナンドのボックスはさながら40年前の倉庫から出てきた化石の様な状態です(笑)。
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はいからはくち様 コメントありがとうございます
機械とコストに合わせた製造効率が優先順位となる前は、鈎先一つとっても刺さる感覚よりも染み込んでいく様な刺さりの良さを感じてしまうのは思い込みかもしれませんけど、鈎先がヘタレば研ぎ直しも可能ですし針先が研ぐことによって尚更、掛かりの良さを実感してしまいます
旧いフライフックも本来なら真っ直ぐに仕上げたいであろう鈎軸が、緩やかなカーブを伴って、フックだけ見ると?と思いながらもフライに仕立てると絶妙な虫っぽさに思わず・・・(笑)
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