毛鉤雑感 Ⅲ

相も変わらず毛鉤談義の続きです・・・

「てんから」で使う毛鉤のルーツは京毛鉤に有りなんて事まで考え出すと逸脱し過ぎかもしれませんが数多くの和式毛鉤の中にはフライで分類されるニンフパターンもミッジフライも有りました

当時の京毛鉤で白黒の挿絵に登場するニンフ・パターン様を「総天然色」仕立てで巻いてみます・・・

遥か昔のパターンですから正確では有りませんが「菜種針」から「鮎毛鉤」への過渡期かもしれません

青花入・赤角・瑠璃コンゴウインコ先巻・孔雀元巻・油毛蓑毛・白剣付(追い毛)・金玉

使う鈎はTMC3761 #14・・・ここでは鍍金のビーズを使っています

青花入を巻き・・・

赤角を巻き止めて・・・

瑠璃コンゴウインコプライマリーウィングを先巻き、追い毛の白剣・・・

油毛で蓑毛を止めて・・・

孔雀を元巻き・・・

全体像としては・・・

蚊頭針?将又鮎毛鉤の?・・・(笑)

フライも毛鉤も最初期はハックリングと言う概念が有りませんでしたのでフェザーそのものを鈎軸に巻糸で縛っておりました・・・今の様に鶏の羽根をぐるりと巻き止める手法が生み出されて云々かんぬん(笑)

鮎毛鉤を全種網羅したとされる本でも、掲載されていない土州の「福富針」なんてのもありますからね

今の鮎毛鉤の作成方法では失われたその繊細さは5㎜程の鈎軸上にフルドレスサーモンフライの世界を表している様で、それこそ別格とも感じるなんて事を書き出すと・・・(笑)

東北弁に昔の京言葉が残る様に古い文化は都から離れた場所に残る・・・なんてね

毛鉤雑感 Ⅱ

先回の続きです・・・(毛鉤雑感と題を付けながら離れ過ぎました)

使う鈎・・・

定番の袖針・・・フライフックなら#10程度(岩魚針を想定してます)

下巻き・・・

蛇口糸を付けて・・・チチワは小さめです

絹糸で花入を巻き付けて・・・

胴巻きは黒絹糸・・・

シルバーワイヤーを使って銀ネジ仕上・・・蓑毛を仕立てて

元巻きは、僅かにピーッコックソードを覗かせて・・・

蓑毛は笠巻・・・

ニードルに差し替えて、蛇口糸までヘッドセメント塗布・・・(針素が結び易く成ります)

下側は絹糸仕立ての「烏毛鉤」、次が花入に黄色錦糸で「蛍毛鉤」

蚊頭針から岩魚毛鉤へと・・・(笑)

昔話で恐縮ですがテンカラ創成期に謎とされた「キヨシ毛鉤」も、元を糺せば蚊頭針の「歌姫」

先回の山女魚毛鉤も・・・

蚊頭針の「蜻蛉」胴巻きを絹糸仕立てで、丈夫にしてみました

毛鉤雑感

冬支度が始まりました

リンゴや桃、梨等の植替えや倒木処理で貯まった玉切りをコツコツと風呂の焚き付け用に巻き割りしてます

果樹の終い仕事はフジの色付きを待つばかり・・・(笑)

一番採りは済みましたからチョット山へ・・・

こんな山道を登って

ナメコについつい目が・・・(笑)

見渡す限りの山並み・・・秋の終わりを感じます

禁漁期間のお愉しみが始まりました

禁漁間際に使った毛鉤の補充やら来季に向けてやら・・・

マルフジ「百萬針・袖型ヒネリ・6号」

鍍金仕立て

フライサイズなら#15程度の小さな取るに足らない毛鉤ですけどフライタイイングの道具が有るからこそ・・・(笑)

ご参考に「タタキ」部分の名称でも・・・

左側の近接・・・

右側の近接・・・