當毛鉤

當毛鉤
・・・秋季管釣虹鱒用毛鉤

一般渓流が禁漁ともなれば渓流利用の管理釣り場でも
ゆったりと秋の気配を感じつつ虹鱒を相手に・・・

気持ち的には余裕を持ちながらも
餌釣り・ルアー・フライで叩かれた後の管釣りは手厳しい
まして日の短くなる季節柄、一日はあっと言う間
見える魚は釣れないと言われてはいるけれど
その見える魚を釣るのが毛鉤釣りの愉しみ
ペアリングに夢中な虹鱒ともなれば毛鉤も追わないけど
管釣りは何故か特定パターンだけに反応が限られる気がする
同時期でも場所によってその特定パターンが違うし・・・(笑)

そんな時にさる管釣り関係者の方からご連絡
「常連さんがこの時期に使う當毛鉤が有ります」
その當毛鉤は「富士流ビーズ普通毛鉤」
・・・あくまでもその
自然渓流を利用した管理釣り場限定の「當毛鉤」

「富士流 ビーズシングル普通毛鉤」
赤いビーズヘッドで
蓑毛はさらりと巻いたグリズリー
胴は明るい褐色のスレッド・ボディ
・・・ハス毛鉤と同様です

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富士流 ビーズシングル普通毛鉤

・・・補強として撚ったワイヤーを巻いてあります

彼の地のレベルライン「テンカラ純粋主義者」からは
「正統テンカラ毛鉤」として認められない佇まい
彼の地でもテンカラ毛鉤の様々を見てきた方なら
徐々にでは有りますがご理解いただけるようになりました

富士流ビーズシングル普通毛鉤が當毛鉤では有りますが
それを使い続けるとそれが「當毛鉤」でなくなっていく哀しさ
対応策として
同じ様なサイズと色目でバリエーションが増えてまいります
赤いビーズを変たり、水面に浮かべたり、沈めたり
毛鉤の変化自在をも愉しむのが「テンカラ釣り」の真髄
・・・何でも良い毛鉤では寂しすぎます
当然の事ですが毛鉤によって釣果も変わります

ビーズの色を変えて

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富士流 ビーズシングル普通毛鉤

黒玉も

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富士流 ビーズシングル普通毛鉤

富士流 ビーズシングル普通毛鉤 色変わり

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富士流 ビーズシングル普通毛鉤

水面へのからませ方を変えて

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二段巻き毛鉤

古い秋山郷毛鉤

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秋山郷毛鉤

鈎を変えて

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沈めたり浮かべたり

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これもテンカラ毛鉤です(笑)

付記 ————————————–

ロシアから翻訳の件で質問が有りました
懐かしさに溢れる本がロシアにも行っていると思うと・・・

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高森貞治郎さんの仕掛け

秋山郷は雑魚川の主「高森貞治郎さん」の仕掛け
当時の雑魚川は深みが多いため毛鉤も錘を付けて脈釣りの様に使いました
・・・竹竿でなく延べ竿となり桐の握りが40㎝
カウンターバランスとして重い竹竿なら握りは1m程でした
使う鈎も「軽井沢キツネ」ですから後年の仕掛けです

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山崎進さんの仕掛け

補助鈎仕掛け
空針仕掛けとも言われた「秋田式」です
・・・蓑毛はヤマドリとありますが雌雉と思われます

「ヤマドリ」は「山鳥」で無い場合がほとんどで
その多くは雌雉を指しています

今なら「テンカラ釣り」仕掛けの様々です
でもこの頃は「毛鉤釣り」と呼ばれていました
この説明が難しいかもしれません

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丈夫な毛鉤

丈夫なのが「毛鉤」
・・・形だけでない「フライ」も同じ

この頃、お勧め「毛鉤」はないかと海外から聞かれる
パターンとか使い方なら説明も出来るけれど
それ以前の問題で毛鉤自体が壊れると言われる
日本製と言えど脆さは同じらしく
彼の地で作られたショップオリジナルの方がマシとも聞く
優秀な(?)の日本製釣鈎でも30匹も釣れば掛かりが悪くなる
50匹もとなれば目で見て判る程に針先は丸くなる
それでも本来の作りの和式毛鉤なら針先を研げば使えるはず
状況にもあるだろうがまさか数匹釣っただけでとは
・・・鈎も悪ければ毛鉤の巻きも悪すぎる

毛鉤もフライも同じとは思うけれど基本は丈夫な事
古いホイットレーの中に有った同じ位に古いフライ達
絹のスレッドに確りとワックスを効かせてあるお陰で
鈎とマテリアルが一体化してカッターの刃でも
受け付けない程の堅牢さを持っている
1950年代のホイットレーに入っていたフライは
使われている鉤等から見ても優に60年以上前の品
金属製の各ティンセルは今も輝きが失われていない

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5~60年前のフライ

シートラウト・フライ?
古いフライだから虫に食われた物もあるけれど
見直す度に色々な気付きの点が出てくるのも興味深い

同じ時期の和式毛鉤の場合はどうだろう

・・・魚をお客に供じていた「職漁師毛鉤」

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職漁師毛鉤

芋虫毛鉤の類かもしれないが壊れない道具の姿
・・・壊れないための秘訣が詰っている(笑)

今の様なバイス等では無く簡単な道具や手で持って縛られた物
この点では西洋毛鉤もクランプ程度や手で持って縛られている
フェザーウィング・フルドレスサーモンフライも同じ

不格好な和式毛鉤だからどうこうの問題でも無い
どうやら単純な構造だから和式毛鉤は丈夫とも思えない
絹糸のフライと違い地方の毛鉤は木綿糸がほとんど
シケ糸で巻かれる市販された鮎毛鉤やハス毛鉤であっても
(髪の毛より細いシケ糸は撚られていない蚕の単糸の数本)
弱点を先玉と金玉で守られた毛鉤自体は丈夫そのもの
華奢に見えても釣れたからといって壊れる事も無い
今の流行りに乗って作られたテンカラ毛鉤はどうだろう?
形だけ真似た毛鉤や作り方自体を理解されてもいない毛鉤
鈎自体も今の流行りに乗った細軸が数多い・・・
本来のテンカラ毛鉤なら、在所の物なら特にだけれど
物理的にも想定以上に耐久性の高いものがほとんど
今風の細軸で硬いだけの鈎は餌針にも使わない
・・・折れる釣針なんぞ以ての外だった筈
古来の毛鉤釣りでも
乾毛鉤として鮎掛け針に巻かれた毛鉤も有るが
対象魚のサイズと渓の状況に合わせた毛鉤
・・・鮎掛け針自体が太さも強度も靭性も今の物と違う
道具として使われたと説明する「毛鉤」なら
今の様に簡単に壊れてしまう形だけの「毛鉤」は如何なものか
SNSで瞬時に届く壊れた「和製毛鉤」の姿は情けないだけ
ラインと竿しか売物にしない”TENKARA”の弊害かもしれない
対象魚のサイズが違い過ぎるとしても
釣り上げる竿とラインが有るならそれに応じた「毛鉤」も有る
引き合いに出される「西洋毛鉤」はそれに応じた強度が有る
形だけの「剣羽根毛鉤」の脆さを見限り
丈夫な「剣羽根毛鉤」の巻き方を紹介した途端に
そのまま真似て後追い掲載し「綺麗に巻ける」としたような
そんな頓珍漢を「テンカラ師」としている釣り業界が
C&Rと気取ってはみても細軸は魚の口を裂く原因
そんな方にカエシがどうのバーブがと、説かれてみても
「ご自分の釣りをお楽しみください」としか返しようもない
肩書を背負った有名処に多い気がするのは何故だろう?
それとも
釣業界は仲良しグループ「当たらず障らず邪魔をせず」
それこそ
「テンカラ師」とは真逆の存在としか思えない(笑)

英国伝統のドライフライのウィングはシングルポスト
それを美しく(売れる?)デバイデットしたV字ウィングは
渓魚を愛でる釣人の憧れを形にしたものと感じている
「和式毛鉤」も本来は同じもの
丈夫は道具の基本でも渓魚に対する矜持が有るからこそ
精一杯の気持ちを込めて巻き上げる物
それは日本の伝統手道具と同じ
刃付けも違えば角度も違うし使い手に合わせ柄の長さも違う

蓑毛二重巻き毛鉤 Ⅲ 

蓑毛二重巻き毛鉤 Ⅲ
・・・
詳しい説明とのことですが英語での説明には
語学力が足りませんので写真で説明します・・・

蓑毛で誘って胴で喰わす

ソフトハックルパターンでも無いし
ドライフライでも無いのが和式毛鉤の真骨頂
「フリンフ」(Flymph)の概念に似ているとも思う
こんな毛鉤の愉しみ方もあります・・・(笑)

蓑毛二重巻き毛鉤 Ⅱ

蓑毛二重巻き毛鉤 Ⅱ
・・・やぶ蚊髭の発展型?
古い英式ドライフライとの混合型?

銀座の針問屋「みす屋」の中村利吉氏が編纂された
・・・云々は毎回出て参りますので

先回同様にパートリッジの場合

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蓑毛二重巻き毛鉤 Ⅱ

・・・ブラウンのフロントハックルの場合

山鳥のウィングカバー・フェザーのフロントハックル

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蓑毛二重巻き毛鉤 Ⅱ

同じく山鳥のウィングカバー・フェザーのフロントハックル

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蓑毛二重巻き毛鉤 Ⅱ

色々な組み合わせで遊んでいます

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蓑毛二重巻き毛鉤 Ⅱ

以下爺の戯言 ——————————————

気温37℃、命に危険があるとする天気予報に
一歳になった「華」と山へ逃げました(笑)

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霊仙寺横のドッグラン

ここでも気温30℃ですから日差しの暑さを感じます

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霊仙寺横のドッグラン

盆明けの山は秋風が吹く・・・とは言えません(笑)

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一歳の「華」

それでも日陰の風は爽やかです

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一歳の「華」

酷暑 お見舞い申し上げます

帰り道の道路標示は夕方でも38℃
長野でも、たじろぐ気温を感じています

蓑毛二重巻き毛鉤

蓑毛二重巻き毛鉤
・・・ダブルハックル仕立て毛鉤

カディスやカディスピューパだけでなく
蜉蝣の場合の蓑毛二重巻き毛鉤
・・・勝手な思い込みですけど(笑)

和式毛鉤の定番 山鳥の尾毛

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山鳥の尾毛

胴を仕上げる前の下準備
先巻きに山繭、シルバーツイストワイヤーでリブ

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山鳥の尾毛 毛鉤

蓑毛はナチュラルダン
フロントハックルはゴールデンオリーブのパートリッジ

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蓑毛二重巻き毛鉤

浮かべても沈めても・・・

蓑毛二重巻き毛鉤
山女魚毛鉤「石楠花」パターン

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蓑毛二重巻き毛鉤の山女魚毛鉤「石楠花」

和式フリンフ版に思えてしまいます
蜉蝣の羽化途中?

蓑毛の荒巻=パーマーハックル・・・羽根質が要です
メッツハックルの様な硬めは魚の口から弾かれます
硬い以上に、和式毛鉤の蓑毛の羽根質については
雄鶏だからとか、雌鶏だから云々とは別次元です
和式毛鉤の蓑毛にも、先達の経験が詰っています

パーマーハックルの有り無しで釣果が変わります
有った方が良い場合と無い方が良い場合が有るので
ライズする魚を見ながら悩む楽しさは格別かも・・・(笑)

青白く光る蓑毛 Ⅱ

青白く光る蓑毛 Ⅱ
・・・ビーズ等の取り扱いに質問が有りました

Hook size and bead hole size hints
I’ll explain it with photos

鈎7号に合わせ
使っているビーズは「丸小」
・・・2~2.2㎜

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グラスビーズ「丸小」

ご参考に
TOHO グラスビーズ

各色とサイズが豊富です
金の場合は本金メッキを使っています

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グラスビーズ 各色

ビーズの抜け防止は・・・

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ビーズの抜け防止

餌針には「耳」が有りますからサイズが合えば抜けません

蛇口を付けて

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毛鉤の蛇口

グラスビーズ穴の内径に合わせてスレッドで調整します
・・・内径を合わせる事で丈夫になります

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ビーズ毛鉤の下拵え

フロントハックルに使うパートリッジ・フェザー

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通常のパートリッジ・フェザーは長いので調整します

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長いパートリッジの調整方法 1

パートリッジの長さに合わせて巻き止め位置を変えます

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長いパートリッジの調整方法 2

巻き止めてからヘッド側に向きを合わせます

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長いパートリッジの調整方法 3

全体的に均等にしても纏めても・・・(笑)

胴の下巻きを整えます

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長いパートリッジの調整方法 4

胴を仕上げて・・・
セカンドハックル用にスペースを空けています

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毛鉤の胴仕上

セカンドハックルを巻きます

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毛鉤のセカンドハックル

スレッドをヘッド側にして蓑毛全体を整えます

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ビーズ毛鉤

ハス毛鉤に使われる「やぶ蚊髭」又は「追い毛」と同じです
・・・贅沢に量を増やしましたけど(笑)

浮いても沈めても効果的な毛鉤です
クート又はヒーロン等でも・・・

蓑毛二重巻き毛鉤
・・・ダブルハックル仕立て毛鉤

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蓑毛二重巻き毛鉤

西洋毛鉤にも同様の「ハッチングザペネル」が有ります

鈎  純金鍍金 秋田袖 7号
胴  川鼠 ツイストワイヤーでタグ&リブ
蓑毛 スペックルドバジャー(芯黒先黒 斑入り)& 川鵜胸毛

・・・こちらはカディス又はカディスピューパ型です

青白く光る蓑毛

青白く光る蓑毛

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青白く光る蓑毛

各地で昔から聞いていた「青白く光る蓑毛」
フライならブルーダンと思えるけれど
在来の毛鉤ともなれば
そんなハイカラな言葉も無いし
フライはおろか、釣雑誌すら見ない
そんな毛鉤釣りの手練れから聞いた言葉
「魚に違和感を与えず毛鉤が良く見える」
・・・毛鉤が浮いても沈んでも良く見える
軍鶏の毛色なら「浅葱色」
同じく「銀鈴波」ならダングリズリー?

憧れの蓑毛として
西洋毛鉤の「ブルーダン」に合わせてみました

ダブルハックル仕立て
・・・グレーパートリッジ添え

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ダブルハックル仕立て

昔の西洋毛鉤でも行われていたダブルハックル仕立て

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ダブルハックル仕立て毛鉤

ブラウンパートリッジの西洋毛鉤なら・・・

胴は川鵜の羽根・・・パウダー・ブルーダン

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ドライフライでもウェットフライでも無く
巷で言われ出した
「雄鶏毛鉤」や「雌鶏毛鉤」なんて単純な物でも無い
それが和式毛鉤の真骨頂と感じています

グレーパートリッジの代わりに川鵜の胸毛を使うと
単純にソフトハックルパターンとは言い表せない毛鉤に・・・(笑)

以下爺の戯言 —————————-

「魚に違和感を与えず毛鉤が良く見える」
この言葉にはもう一つの意味がある
毛鉤釣りはあくまでも「毛鉤は自然に流す」
「誘い云々」については聞いた事が無い
一部で使われた本流用逆さ毛鉤なら
大型を使い水筋を見極めて誘いもするが
一般的な毛鉤釣りなら
毛鉤に反応する魚を目で確かめながら釣り上げる
トバシ糸は勿論、針素すら水面につけず
毛鉤だけ浮かして自然に流すその楽しさ
魚が毛鉤を咥えれば針素の弱さを庇う為
敢えて送り込みをするのが昔の毛鉤釣り
今の針素の強さに胡坐をかくのが現代テンカラ
針素だけでなくトバシ糸まで水面にべったり漬けて
その実、「0.2秒の早合わせ」なんてことは
昔の弱い針素では思いもつかない別世界
毛鉤は「その時期に飛ぶ蟲に合わせる」
自然に流す毛鉤には敢えて誘う必要も無いし
毛鉤が魚の好みに合えばゆっくりと咥える
大事な点は流す水筋とポイントの見極め
活性が高ければ毛鉤を濡らすことなく魚を掛ける
「空中殺法」なんて言葉も・・・(笑)
それが一番楽しい「誘い」かもしれませんが

和式毛鉤 ソフトハックルパターン

和式毛鉤
・・・ソフトハックルパターン

「両国」

花入 山繭(朱)
先巻 黒フェザー 金ネジ
中巻 山繭 一巻
元巻 黒フェザー
蓑毛 油毛

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「両国」

「渓谷」

先巻 トンビハール
元巻 孔雀
蓑毛 黒毛

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「渓谷」

「流星」

先巻 シルクフロス黄 シルクスレッド黒 荒巻
元巻 孔雀
蓑毛 茶毛

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「流星」

「黒染」

花入 山繭 朱
先巻 フェザー黒 シルクフロス赤
元巻 フェザー黒
蓑毛 油毛

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「黒染」

「激流」

花入 山繭 朱
胴巻 孔雀
蓑毛 茶毛

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「激流」

「魚住」

花入 山繭 朱
胴巻 孔雀 シルクフロス赤 荒巻
蓑毛 黒毛

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「魚住」

「初花」

胴巻 シルクフロス赤 孔雀 荒巻
元巻 孔雀
蓑毛 茶毛

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「初花」

以下爺の戯言 ——————————-

魚は色を見分けられないから色は重要で無いとか
単焦点レンズの目だから形もおぼろげとか
だから誘いが大事なテンカラには
何でも良いとか、どんな毛鉤でも釣れると
簡単に説明されているのが「テンカラ毛鉤」
その時に引き合いに出されるのが西洋毛鉤
テンカラ毛鉤と違い、パターンが決まっていても
巻く人によって様々だから同じ毛鉤では無いとしたり
果ては、毛鉤を巻く愉しみは理解できるけれど、とまで・・・(笑)

まずは「誘い」ついて・・・

本来、違和感を与えず、自然のままに流すのが基本
「自然に流す」には、何処に渓魚が潜み
どの角度で流れる餌を見ているかを理解した
作られた「ナチュラルドリフト」も含まれる
敢えて「誘い」を説明するなら
水流と筋を見分けて
流れより早く、遅くと強弱を付ける程度が「誘い」
ヒゲナガの時期なら水面を叩き
盛夏なら落ち込みの白泡の上を引くのも「誘い」
それすらその時期に現れる蟲の動きに似せたもの
テンカラ毛鉤は「誘い」が大事とする程には
各種ルアーと比べてテンカラ毛鉤にアピール力は無い
西洋毛鉤には、ルアーと称される毛鉤も有るが
テンカラに使われる毛鉤にそのボリュームは無い

毛鉤の種類の多さについて
・・・時期に合わせ、釣れる毛鉤も有れば釣れない毛鉤も有る

先ずは「サイズ」と流す「ステージ」の違い
違和感なく渓魚の口を捕えるには蟲に合わせた色目も大事
よく聞く、コントラストを付ける為には黒毛鉤が一番とは・・・(笑)
「蓑毛で誘い、胴で喰わす」
何故、先人が蓑毛の質と色目に拘ったのかが物語る

引き合いに出されるパターン化された西洋毛鉤
同じパターンでも釣れるフライも有れば釣れないフライも有る
伝統なり伝承された西洋毛鉤も和式毛鉤も同じ事
「伝承・伝統の何故が判れば理解できる」
テンカラ師が宣う「コントラストが大事云々」等とは別物

渓の水量、水色、取り巻く環境に合わせて
各地にはその地域独特の定番毛鉤の存在が有る
茶毛・油毛・黒毛だけでなく芯黒先黒に定番の斑入り
地域に合わせた釣れる毛鉤の必須条件
流れの激しい源流域に山女魚が好む渓流域
そんな流れの強弱に合わせて蓑毛の質を合わせる
「蓑毛の腰は水流に合す」

和式毛鉤も西洋毛鉤も同じく自然のままに景色に溶け込み
違和感を与えずに渓魚の口を捕えるのが毛鉤釣りの真骨頂
「渓魚は0.2秒の早合わせに限る」等とは次元が違う
立ち位置、流す水筋に注意を払い、その時期に合わせた毛鉤なら
渓魚はゆっくりと自然のままに「作られた毛鉤」を口にする
・・・そんな渓魚の姿を愛でるのが本来の「毛鉤釣り」

和式毛鉤と西洋毛鉤の違いは感性の違い
対象魚が違うが
「鮎毛鉤」と「サモンフライ」の造りと考え方は
毛鉤の生い立ちからして案外と同じに感じてしまう(笑)

この頃、海外の方の和式毛鉤への理解の変わり方を感じる
テール・タグ・リブ・ウィング等が無く
「単純な物が和式毛鉤で有る」とする定番説明が変わってきた
昔なら「和式毛鉤にドライフライは無い」とも言われていた
「逆さ毛鉤は日本各地で昔から使われてきた」とする事も無い
「職漁師毛鉤」の様な毛鉤がテンカラ毛鉤の元祖とする事も無い
彼の地の「テンカラ純粋主義者」が和式毛鉤を定義付ける事も無い
今は逆輸入された”Tenkara-Kebari”を見る方々が居るだけ・・・(笑)

ご参考に

https://discourse.10colorstenkara.com/t/barbless-hook-kebari/1261/6

・・・十人十色の哀しさすら感じてしまう

普通毛鉤・・・視認性重視

普通毛鉤・・・視認性重視

浮かす毛鉤に視認性を求めると
ハス毛鉤に使われている
追毛の利用が順当かなと思います

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普通毛鉤・・・視認性重視

斜め上から

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普通毛鉤・・・視認性重視

視認性は好みに応じて

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普通毛鉤・・・視認性重視

追毛の色を変えてみました

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普通毛鉤・・・視認性重視

鈎の数だけ種類も増えていきます・・・(笑)

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和式毛鉤 各種

確かに視認性と浮力はパラシュートタイプが
良いかもしれませんが折角のテンカラなら
和式毛鉤の伝統も愉しんでください
竿先の上げ下げで水面から水面下まで自在です
・・・それが出来るのもテンカラの面白さと思います

和式乾毛鉤

和式乾毛鉤
・・・二段巻き

和式乾毛鉤には鮎掛け針に
パーマーハックル仕立て
・・・(3回以上に巻く)が有りますが
それについては前出済ですし
お気に入りの鈎が確保できたので
巻き散らかします・・・(笑)

二段巻き和式毛鉤 各種

絹糸胴
蓑毛はゴールデンバジャーハックル

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二段巻き和式毛鉤

絹糸胴 金ネジ
蓑毛  黒

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二段巻き和式毛鉤

羽根胴
蓑毛 クーリー・ハックル

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二段巻き和式毛鉤

西洋毛鉤でレネゲイドが有ります
ほぼ同じですが色の組み合わせが独特です

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二段巻き 和式毛鉤