Saigawa Autumn Dun Ⅱ

Saigawa Autumn Dun Ⅱ

ウェットフライに使った絹の
ほんの少しの違いです

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Saigawa Autumn Dun Ⅱ

左側 ー 家蚕  中央 ー 化繊  右側 ー 山繭

絹穴糸に家蚕と山繭を撚り込んで
全く同じに巻いてあります
(家蚕の糸は精製されています)
家蚕は繊維の細さで上品に纏まり
・・・ミッジサイズに最適(鮎バケ?)
山繭は繊維の太さも有って無骨な仕上がりです
・・・通常の毛鉤&フライ
どちらも濡れると摘まめばつぶれそうです

ダビング材の化繊は単体では綺麗ですが
比べてみると違いが出ます

素材は適材適所とは申しますが・・・

以下爺の戯言 ——————

手内職仕事の輸出用フライ作りを見てからともなれば
半世紀を優に超す、毛鉤&フライとのお付き合いですが
作った毛鉤もフライも
虫に始まり虫で終わりそうです

その当時に見様見真似で作ったフライも
一緒に納品しましたから
今、お付き合い頂いている米国の方々の爺様方が
もしかすればお使い頂いたかもしれません(笑)

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Saigawa Autumn Dun

Saigawa Autumn Dun

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犀川本流 11月14日

Saigawa Autumn Dun バフ色にサイズは♯14
Halford’s Autumn Dun ならぬ犀川本流カゲロウ

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ルアーの方達3名が釣り下った後
ハクセキレイが水面を飛び回りだすのを暫く待つ
ライズする虹鱒や茶色鱒が見られるのはその後
年によって羽化の増減は有るけれど、この時期の愉しみ
同じ種類のカゲロウでも単一のバフ色だけでなく
所々、薄い黄色や薄いオレンジを纏うものも居る

本年、最後の釣行になるかもしれないので
竹竿を持ち出して・・・

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ハーディー社 ワイ 11F

St.ジョージ 33/4にシルクラインDT7
ハーディー社ワイ11F ならシングルハンドとしても使えます

ドライフライ&ウェットフライ

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Saigawa Autumn Dun

ウェットフライのSF11♯10のポイントが少し開き気味
充分にそれだけ楽しめました
山繭ボディが犀川の流れに洗われて尚更、輝いています(笑)

以下爺の戯言 ——————————————–

今迄、比べたことが有りませんでしたが
案外とハックルドライフライは丈夫です
相手が30㎝前後の茶色鱒だったからかもしれません
パートリッジ社のコードBはだいぶ前に廃番ですが
本流で大型を相手にした時の信頼感は素晴らしいです
軸の太さはTMC3761程度で捻り入りのアップアイフック

英式ハックルドライフライ

英式ハックルドライフライ

単純なパターンともされるし
過去の遺物とも言われるパターン
・・・でも勿体なさ過ぎ

毛鉤の蓑毛と同じくハックルに拘るフライ
ハックルに色は有るのですが
巻き上げると、その透明感で輝くだけです

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英式ハックルドライフライ

重い鈎を浮かべる為に米式よりオーバーハックル

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英式ハックルドライフライ

水面に浮かべると

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英式ハックルドライフライ

角度を変えて・・・影の形が魚から見た姿かもしれない

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英式ハックルドライフライ

今風、フッ素系とかのフロータント剤では無くても
テールの先とハックルでバランス良く浮かぶし
アップアイによりティペットの影とフライを分離できる
動物系と言われる赤ミューシュリンなり
ダックオイル等で浮力処理すればその油分で
ハックルとテールの透明感も更に増します
勿論、水面の流れにこのまま浮かぶ訳では有りませんが
過去のパターンにはそれなりの訳が有ります
シンプルだからこそフォルスキャストで乾きも早いし
掛けた魚のヌメリも残りません
英国ライトウェイトスポーツカーと同じく
素材と軽さが命です

以下爺の戯言 ————————

魚からの角度によっても変わりますが
ドライフライにとってティペットの動く影は致命的
アップアイはフライとティペットの影を少しでも離せます
その為、太いティペットを使えます
犀川本流の虹鱒やブラウンに対しても余裕が持てます(笑)

今迄集めた羽根を今のジェネティックハックルと見比べています
その当時には張りの強さを感じたメッツですら透明感が有り
とてもしなやかで裏面にも艶が溢れます・・・
表面の発色の良さは裏面の不透明な白に支えられている
今の物は別物になったと感じています、残念です。

追記 ————————
箪笥3棹のハックルコレクター様へ見学に行ってきました
結論から申し上げますと1987年迄は裏も艶々のピカピカでした。
・・・それ以降は透明感の違いを感じて買っていないそうです
勿論、厳選されたハックルばかりですから違いは有るかもしれません。
金属質とまではいきませんがメッツのジェネティックハックルでも
ブルーの色が鮮やかに出るミディアムブルーダンも有りましたし
コッキーやら斑入りのグリーンウェルに・・・目の保養になりました
古いパートリッジ社のフックも㎏単位ですから
今後の事が他人事ながら心配になります(笑)

山繭胴テンカラ毛鉤

山繭胴毛鉤の楽しみ・・・伝承の一つ

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山繭胴毛鉤

手縫い絹穴糸9号・16号各色に

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手縫い絹穴糸9号各色

山繭の繊維を撚り付けます

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山繭胴毛鉤

自家製ツイストワイヤーでタグとリブ

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山繭胴毛鉤

使い易いように巻紙からボビンに巻き替えています

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山繭胴毛鉤

撚り込んだ絹糸の色が濡れると出ます

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山繭胴テンカラ毛鉤

写真ですと、ただの白い毛鉤に見えますが
先回のハックル編と同じく真価は隠されています
絹穴糸は当然ですが
山住ならゼンマイも山繭も身近な存在です
身近なその素材の持ち味を生かす方法が伝承かと・・・

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山繭胴毛鉤の楽しみ

濡れると透けるその素材を生かし
金糸銀糸を下巻きにしたり
ローパスバチックで染めてみたり
野生の繭だからこそ持つ繊維の太さは
水中での茫洋感とその煌めきを生みます
濡れると締まる繭素材ならではの性質は
繊維の長さも伴って丈夫さにも繋がります
生れ出た空繭を使う縁起物でも有るし
何より豊かな山からの贈り物

以下爺の戯言 ——————————
パートリッジ社 TS2ST
島崎氏監修フローティングニンフフック

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パートリッジ社 TS2ST & K12ST

今の品番なら K14A short shank
又はロングシャンクのK12ST

テンカラ毛鉤用にデザインされた物では有りませんが
テンカラ毛鉤の定番、キツネ型又はマルセイゴ鈎型

鱒鈎に似た形でも有りますが
それ以上に、軸の太さとデザインのバランスが堪りません
K12STにはGRSタイプ(グレイシャドー)も有りました
・・・滑りの良い銀鼠色のコーティング
当時は25本入り700円、100本入り2600円
今の価格とは比べ物になりません(笑)

フラットティンセル小技編

フラットティンセル小技編
・・・タイイングシーズン開始に向けて

近所の釣具屋さんには最早、素材自体が有りません
苦肉の策とは言いながらこれで良いのではと
・・・額装用では無くあくまでも実釣用です
フラットティンセル代わりに厚手アルミダクトテープ
耐熱・耐光性に耐水性と性能は溢れます
・・・そこに接着性も!艶有りも有ります!
何より、厚手素材なのでエンボス加工も手軽です

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フラットティンセル 代わりのアルミダクトテープ

ステン・テープも有りますが硬すぎて加工性に難有かもしれません
手芸屋さんにホームセンターに百均・・・

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フラットティンセル 代わりのアルミダクトテープ シルバー

はたまたゴールド
マッキーで着色後、色止めにヘッドセメント

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フラットティンセル 代わりのアルミダクトテープ ゴールド

使用編ですが・・・銅色

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フラットティンセル 代わりのアルミダクトテープ

リブに合わせて、切る幅は自由自在

付記 ————————————
自家製ツイスト・ワイヤーティンセルと組み合わせると

見る角度によってギラギラします

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ストリーマー

嫌らしさ満開の仕上がりです

ドライフライ・ハックルⅡ

ドライフライ・ハックルⅡ

英式ドライフライは
オールドイングリッシュゲームコックが要とは書いたものの
ジェネティックハックルすら置いていない釣具店の現状では
無い物ねだりが癖にもなりそうなのと稚拙な文章ばかりでは
ご理解頂けないかもしれないので
写真に撮ったと言っても伝えきれないもどかしさは有ります

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英式ドライフライ Ⅱ

ジェネティックハックルの各種・・・ネックとサドル
表の色表記は何れも「バジャー」
注目していただきたいのが表裏で並べた各裏面の色の違い
マットな白の羽根と地色が抜けて透き通る羽根

巻いたフライで見て頂ければ
テールは裏面が白い物
ハックルの方は裏面が透き通る物
(裏面が白い物も白さが少ない羽根を選んだ羽根)
オーバーハックル気味に巻いてもハックル其の物が目立たない

上から

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英式ドライフライ

横から

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英式ドライフライ

魚から見た時にハックルは足なのか飛翔用の羽根なのか
それとも命の煌めきなのか・・・
フェザーウィングでも無いしハックルがOEGでもないけれど
フライのハックルは命の煌めきを顕わしていると思いたい

Partridge Wet Fly Hooks

Partridge Wet Fly Hooks
・・・日本のFF釣法創成期の定番フック J1A & G3A

リマリック ウェットフライ フック

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Partridge Wet Fly Hooks J1A
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Partridge Wet Fly Hooks J1A

スプロートウェットフライ フック

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Partridge Wet Fly Hooks G3A
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Partridge Wet Fly Hooks G3A

これだけでないのが愉しい処

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Partridge Wet Fly Hooks

ベンドの曲がりが
角ばったリマリックからスプロートにパーフェクトベンドまで
サイズが♯4~6ならシートラウト用定番サイズ
サイズが♯16前後ならクリアウォーター用小型ウェットフライに最適
・・・小型ウェットフライの凄さをご存じない方は一度お試しください・・・
パーフェクトベンドでショートシャンクなら SF1~・・・
地域性に個人の好みやパターンに合わせ様々な種類のPartridge Wet Fly Hooks
鉤自体のデザインもさることながら毛鉤なりフライにした時、違いが出ます
太軸の良さは物理的な丈夫さと共に魚の魚体保護にも通じます
同じデザインでも刺さり優先の細軸では魚の口を裂きやすい

これ以外にも・・・

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Partridge Fly Hooks

前出済では有りますがテンカラ毛鉤に最適な

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TS2ST   &    K12ST

こんな復刻版も有りました
Pennel Sneck Hook?

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ペネル スネック ターンダウンアイフック
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ペネル スネック ターンダウンアイフック

アップアイに拘るドライフライの父 ハルフォードと
ターンダウンアイのC,ぺネルがとかスキューズニンフとか・・・
それともバートリート?

以下爺の戯言 ——————–

終売商品に取扱店も少なく手に入りにくい品物となりましたが
パートリッジ社オーナー様から
日本に対し再度テコ入れをしてみたいと連絡が有りました
・・・愉しみにお待ちします
どこぞの英社と同じ轍を踏まないようにお祈り申し上げます

片田舎の長野に居ながら
英国パートリッジ社オーナー様の連絡を受けられる
そんな今の時代に心の底から驚きました(笑)

付記 釣針の研ぎ方
アーカンソー州の小さな板状の合わせ砥石等が昔は必携でした
・・・今はアーカンソー砥石の産出が激減し貴重品です
今は研ぎ方自体が違ってきているようです
参考動画・・・がまかつより

目から鱗が落ちる思いでした
現場では昔乍らのフックシャープナーでしょうが
使い捨てでは勿体ないですし化学研磨の鈎でも
軽く2~3回程針先から軸側に向けて滑らすだけです

果樹剪定で化学研磨の鋸を良く使いますが
これも軽く研ぐだけで新品より切れた断面が綺麗です
・・・綺麗な切断面は表面積が少なく回復が早くなります

Irish Style Kebari

Irish Style Wet Flyを毛鉤として巻いてみる
・・・French partridge mayfly wet style

Hook TMC 102Y ♯11
body  SILK FLOSS

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Irish Style Kebari

ハス毛鉤のパターンにフレンチパートリッジを
フロントハックルにするだけ
ハス毛鉤は独自進化なのか
フライパターンに影響を受けたのか面白い処

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Irish Style Kebari

ハス毛鉤の華奢な作りはメイフライパターン其の物

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Irish Style Kebari

I tried adding front hackle (French partridge) to Japanese kebari pattern

ドライフライハックル

昔のドライフライハックル

コックネックより今ならサドルハックル
出来れば昔の白とか赤のホフマンが好みでは有る
確かに今のハックルの素晴らしさも判るし使いもするが
サドルでさえ昔はフェザー長も短いけれど
毛先の繊細さと透明感は今と比べると少し違う

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昔のホフマンハックル

フェザー長は今と比べれば短いけれどこれで充分
・・・長すぎても勿体ないだけ

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昔のホフマン コックネック

コックネックですら輸入量が激減した今では・・・

今のコックネックならフェザー長も昔のサドル並み
でもドライフライのハックルはブラシでは様にならない
ハックルはテールに向けてなだらかにカーブする
・・・アイからテイルに向け傘の様な形
毛鉤もフライも本来はスッキリと薄く巻くのが本来の姿
ブラシ並みに巻き付けるドライフライは何時からだろう
巻いたハックルの厚みで浮力を稼ぐ為だけでも無い
・・・誰かが提唱した結果かもしれない

ハックルの色名称も何時の間にか本来とは違う
判り易い例として「バジャーハックル」
リストが黒ならバジャーハックル?
・・・本来はリストが黒で毛先も黒い(芯黒先黒)

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バジャーハックル

写真では判り辛いかもしれない

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バジャーハックル

判り易い様に今風のバジャーハックルを間に入れて

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バジャーハックル

どちらもメーカーの名称はバジャーハックル
・・・地色の違いでは無い

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バジャーハックル

判り辛く、取るに足らない話では有るけれど
毛鉤なりフライに巻くと違いが出る
こんな小さなことに拘るのが愉しみだし
素材の僅かな違いが形にした時に大きな違いになる
今となれば一般化したクーリーにスペックルドバジャー
・・・昔なら紹介する写真すら無い希少品

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クーリー&スペックルドバジャー

昔は誰もがそんなハックルが有ると知識として知っていた程度

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クーリー&スペックルドバジャー

島崎氏監修のフローティングニンフ用パートリッジ社TS2ST
毛鉤でもフライでも使い易い鉤の形
消耗品では無い毛鉤とフライには一番かもしれない

以下爺の戯言 ———————

ハックルの名前で今の時代についていけない件
クーリーが手に入らなくて代用として使ったのが
バード・ダーク・ジンジャー
クーリーとバード・ダーク・ジンジャーの中間型も有るけれど
今は明るめのクーリーとして紹介されるらしい
黒・茶・白が入ればクーリーとする今ならそうかもしれないけれど
クーリーは三色だけでないから希少とした昔とは違うらしい
希少だったクーリーより今は稀なナチュラルブラック
ダイドの流行りで別段の支障も無いかもしれないけれど
ナチュラルブラックは裏がダークダン
凄いと言われるナチュラルブラックなら表も地色は黒いダークダン
シャンパンもダン系なら普通の毛色
憧れのブルーアンダルシアとまではいかなくても
一般的に言われている絣の様な模様では無く
本来のシャンパンなら細かい胡麻斑模様では・・・?

一番の問題は
今の錚々たるジェネティックハックルは芸術品かもしれないが
もはやハックルの一番大事な処から逸脱した別物
・・・裏側を見れば素性が知れる
それでもヒーバート系はまだまだ選べる余地が残っている