乾毛鉤の一つ

鈎を餌針より軽量の鮎掛け針を使い、水面に乗せる乾毛鉤が使われていたことは、前にご説明させて頂いてありますが、和毛鉤のパターンの中にも「乾毛鉤」としても使える、若しくは使っていたであろうパターンとして・・・(笑)

あまり見掛なくなった和毛鉤パターンです・・・蚊頭針の「白雪」を配色参考にしています

使った鈎は・・・改良ヘラ三号

蓑毛の巻き止める位置を少しフトコロ側に・・・こちらは「蛍」

蓑毛と絹糸だけで軽量化

山水画で使われる「残山剰水」なんて言葉がありますが、それよりは枯山水の庭作りで使われている方がと・・・

若しくは「ここに有る物で足りる」、それこそ副題の「身土不二」なんてことになってしまいます

昔の和毛鉤パターンをもう一度思い出していただければと思います

定番の「黄毛」将又「菜種針」なんてのも間に入れて・・・(笑)

「高く登る者は遠くを見、遠くを見る者は、長く夢を見る」

本年も宜しくお願い申し上げます。

表題の「高く登る者は遠くを見、遠くを見る者は、長く夢を見る」は後年コングと社名変更されたイタリヤの登山用具メーカーのボナイティ社の創始者の有名な言葉です

どれもが旧式のカラビナとなってしまいました

ボナティ・カラビナと呼ばれることも多いのですが有名な登山家と混同されやすいためコング社と改名され・・・云々かんぬん(笑)

斬新でした・・・パテントと明記されています

それ以前は・・・

ノーズの部分が引っ掛かり易い

耐荷重は今も昔も身体の耐衝撃能力が変わっていないので変わっていませんが、とにかく軽くなっています

材質変更も有りますし表面硬化方法も変わってきていますから旧式のカラビナは到底、最新のカラビナには太刀打ちできないのですけど・・・クライミング用品の使用限界は金属用品で10年程です

でも・・・

旧式の丸棒ボナイティのカラビナに対する安心感は別格です

一月一日・・・

何故か釣道具にも共通している様な気がします・・・

新旧取り混ぜて使える釣具は有難いです

勿論、和式毛鉤も・・・

今年は「乾毛鉤」についてもと・・・

年始のご挨拶を頂きながら遅くなって申し訳ございません

年末年始は何故か防風林の木の上に居たり、大木になってしまった木の片付け等、時期的に溜まった仕事をこなすので精一杯でございました

毛鉤雑感 Ⅲ

相も変わらず毛鉤談義の続きです・・・

「てんから」で使う毛鉤のルーツは京毛鉤に有りなんて事まで考え出すと逸脱し過ぎかもしれませんが数多くの和式毛鉤の中にはフライで分類されるニンフパターンもミッジフライも有りました

当時の京毛鉤で白黒の挿絵に登場するニンフ・パターン様を「総天然色」仕立てで巻いてみます・・・

遥か昔のパターンですから正確では有りませんが「菜種針」から「鮎毛鉤」への過渡期かもしれません

青花入・赤角・瑠璃コンゴウインコ先巻・孔雀元巻・油毛蓑毛・白剣付(追い毛)・金玉

使う鈎はTMC3761 #14・・・ここでは鍍金のビーズを使っています

青花入を巻き・・・

赤角を巻き止めて・・・

瑠璃コンゴウインコプライマリーウィングを先巻き、追い毛の白剣・・・

油毛で蓑毛を止めて・・・

孔雀を元巻き・・・

全体像としては・・・

蚊頭針?将又鮎毛鉤の?・・・(笑)

フライも毛鉤も最初期はハックリングと言う概念が有りませんでしたのでフェザーそのものを鈎軸に巻糸で縛っておりました・・・今の様に鶏の羽根をぐるりと巻き止める手法が生み出されて云々かんぬん(笑)

鮎毛鉤を全種網羅したとされる本でも、掲載されていない土州の「福富針」なんてのもありますからね

今の鮎毛鉤の作成方法では失われたその繊細さは5㎜程の鈎軸上にフルドレスサーモンフライの世界を表している様で、それこそ別格とも感じるなんて事を書き出すと・・・(笑)

東北弁に昔の京言葉が残る様に古い文化は都から離れた場所に残る・・・なんてね

毛鉤雑感 Ⅱ

先回の続きです・・・(毛鉤雑感と題を付けながら離れ過ぎました)

使う鈎・・・

定番の袖針・・・フライフックなら#10程度(岩魚針を想定してます)

下巻き・・・

蛇口糸を付けて・・・チチワは小さめです

絹糸で花入を巻き付けて・・・

胴巻きは黒絹糸・・・

シルバーワイヤーを使って銀ネジ仕上・・・蓑毛を仕立てて

元巻きは、僅かにピーッコックソードを覗かせて・・・

蓑毛は笠巻・・・

ニードルに差し替えて、蛇口糸までヘッドセメント塗布・・・(針素が結び易く成ります)

下側は絹糸仕立ての「烏毛鉤」、次が花入に黄色錦糸で「蛍毛鉤」

蚊頭針から岩魚毛鉤へと・・・(笑)

昔話で恐縮ですがテンカラ創成期に謎とされた「キヨシ毛鉤」も、元を糺せば蚊頭針の「歌姫」

先回の山女魚毛鉤も・・・

蚊頭針の「蜻蛉」胴巻きを絹糸仕立てで、丈夫にしてみました

毛鉤雑感

冬支度が始まりました

リンゴや桃、梨等の植替えや倒木処理で貯まった玉切りをコツコツと風呂の焚き付け用に巻き割りしてます

果樹の終い仕事はフジの色付きを待つばかり・・・(笑)

一番採りは済みましたからチョット山へ・・・

こんな山道を登って

ナメコについつい目が・・・(笑)

見渡す限りの山並み・・・秋の終わりを感じます

禁漁期間のお愉しみが始まりました

禁漁間際に使った毛鉤の補充やら来季に向けてやら・・・

マルフジ「百萬針・袖型ヒネリ・6号」

鍍金仕立て

フライサイズなら#15程度の小さな取るに足らない毛鉤ですけどフライタイイングの道具が有るからこそ・・・(笑)

ご参考に「タタキ」部分の名称でも・・・

左側の近接・・・

右側の近接・・・

オランダ仕掛け・・・雑感

魚の目から鈎はどの様に観られているのか、なんて事を考えていると鈎のチモト部分に玉を付けただけの「オランダ針」が気になって・・・(笑)

毛鉤の範疇では無いような、でも昔乍らの「擬餌針」の名称なら・・・

基本的には

TMC200R #20を使いました

金箔貼では有りながらガラスビーズですから破損防止の為にビーズの内径と軸径を合わせて

一般的には「金玉」とごく短めの胴

こちらは絹糸を撚って細くしました (濡れると段々に見えます)

「白玉」「赤玉」「パール玉」「蛍光玉」・・・バリエーションは様々、胴も様々

ここに「鮎バケ」バージョンなんてのも入れていくとそれこそ納まりが尽きません

フライパターン版・・・

大型魚ばかりで有名な某管理釣り場で50~60㎝辺りの虹鱒がそれこそ・・・(笑)

租の名前「オランダ仕掛け」はPhilipp Franz Balthasar von Siebold 氏(1796年2月17日 – 1866年10月18日)から関連付けて名付けられたとされてはいても 、江戸後期にオランダ東インド会社の日本商館付医員として来日したドイツで医学を学んだ生粋のドイツ人医師と記されてもいるし・・・?

日本の動植物をヨーロッパに向けて発信してはいるけど「オランダ仕掛け」との関連性は・・・?

不思議な事に「オランダ仕掛け」の名称は、昭和初期以前の釣り関連の書物には出てまいりません

突如として名前が出てくるのが昭和中期前、「テンカラ」の名称が一般化された時期と被る様な気がします。兵庫辺りの釣り具メーカーが名付けて一般化させたのではと感じてしまう・・・

後から由来附けをは「テンカラ」と一緒の様な(笑)

毛鉤とフライに共通しているシルエットで「鍵穴理論」なんてのも感じているのでそれは又、何処かで・・・(笑)

あくまでも個人の手前勝手な推量ですからご笑覧なりおバカな事をと、お納めください

稲刈りを場所によっては残しつつ、リンゴの「秋映」収穫を終え、只今「シナノゴールド」収穫シーズン開始です

犀川殖産本流は遠いのです、距離的には近いのですけどね、それが・・・(辛)

色付きの良い物は取り終えて、フジ林檎の下に反射シートを敷き詰めようとしていた時

何故か、山勘に強く惹かれて去年の場所に・・・

キノコ採りも釣りも成功体験の積み重ね(笑)

近年、この「マゴジャクシ」が老化防止とか美顔・美肌に効果が有るとかで商業ベースでは幻化

これだけを得るために山に入るのも憚られますけど有る処には有ります・・・これだけあれば数万円らしいです

商業ベースの「幻」は存在価値を高めるための常套文句ですけどね・・・(笑)

TMC503 #16 ・・・e.t.c

このサイズは終売品ですけど、クライドスタイルのソフトハックルには・・・(笑)

パーフェクトベンドつながりで・・・(笑)

#16に合うソフトハックルが沢山有れば良いのですけどね

定番のフォルスハックルで凌ぎます・・・(笑)

ファイバーだけを均一に添えてアイの元で折り返します・・・

これで結び止めるとクライドスタイルのブラックマジック逆さ毛鉤なんてことは・・・(笑)

オレンジパートリッジなら・・・

ボディを短めにハックルも薄巻きで・・・

優秀なウルトラミッジ用フックが有る現在ならとは言いながら、安心感は別格です

魚の目からフックの存在はどの様に感じているかは・・・?

こちらはTMC5212 とかTMC5210・・・本来はハックルを薄く巻いても沈みにくいドライフライ用

ロングシャンクフックに一回り以上小さめに巻いて保持力を加味する方法も有りました

TMC500 にTMC531 なんてのも好きなのですけど・・・(笑)

Partridge E1A

ショートシャンク・ワイドゲイプに目が慣れすぎるとトラディショナルなスタンダードシャンクが何やら長く見えたり・・・(笑)

Partridge E1A

Ken Hooper氏デザインによる伝統的なドライフライ・フックで北アメリカや日本をはじめとする世界各地のフライタイヤーに愛用されているとか・・・(説明文に日本が出てくる時代、それだけ云々)・・・(笑)

このフーパーシリーズ、本来はちょっと長目のシャンクが特徴ですけど製作時期によってはこちらの画像の様にスタンダードシャンクそのものに見える物も有ります(#サイズによっても)

フックは♯12でもフライサイズは#14で・・・

犀川殖産本流域の旬パターン

ハックルは長めにキッチリとウィング前5巻、後6巻・・・

判り辛いですけれど・・・(笑)

トラディショナルフックには伝統的なハックルドライフライ

これをロングシャンクの Partridge H1A #16 ・・・

昔懐かし、キャッツキルフライパターンに最適

番外編 ——————————————-

渓流釣りシーズン終了となると秋のキノコシーズン到来

「霜降りシメジ」・・・別名「葉隠れ」

アイドル的な存在「紅テングタケ」

現地名「シラカンバ」・・・シロチャナメツムタケ(ナメコより上品な甘みの有るヌメリ)

湧水の池

湧水・・・噴出口

この湧水から・・・

流れを越えて・・・走りの旬「クリタケ」 秋も中盤

今が旬「ナラタケ」・・・ツバタケ・ボリボリとか雑キノコの王道

「ヌメリスギタケ」・・・ナメコ類似

「アシグロタケ」・・・キノコ自体は食べられませんがこれで出汁を取るのが蕎麦ツユの極み

遅れの旬「ハタケシメジ」・・・草叢に株が出ますから怖がられます(笑)

禁漁期間とは言え何時でも山に居たいです・・・(笑)

一回分のキノコ御飯とキノコ汁程度・・・

下準備が終わりましたので午後は頼まれ仕事の稲刈りです・・・(笑)

多少は倒れてますけど今年にしては良い方で、圃場が固いだけでもありがたいです

Partridge L2A・・・e.t.c

終売品ばかりの話を思い込みで・・・

キャプテンハミルトン・ベンド Partridge社 L2A Hooks

これを丸形だからパーフェクトベンドと呼ぶのもつまらない・・・(笑)

ミディアムウェイトのウェットフック

同型の鈎型でドライ用には・・・

ウェットフック・ミディアムウェイトとドライフック・スタンダードウェイトの違い

フェザーウェイトL4Aと比べた方が判り易かったかもしれません

英国のパターン帳には出てきても日本では一般的では無いですが、ハーディ社御用達・・・(笑)

スパイダーパターンに最適なインターナショナルに、SF1とかSH1とか・・・

スプライト・フックにも有りました

#14とか#16なんてクラウドスタイルには欠かせません

同類系には感じるTMC508 #16(終売品)・・・

短命に終わったTMC111 ・・・オープンポイントの割には(笑)

何が違うと思われるかもしれませんが、こんな鈎型の違いだけでどれだけ思う事が湧いて出てくるか・・・(笑)

ウェットフライのハッチマッチャー?

これから犀川殖産本流のそれこそゴールデンシーズンが始まるのですけど、所々にゲリラ豪雨がと成りますとそれらが流れ込む本流は濁りがなかなか取れません

通年なら10月初旬から紅葉となる川岸の木々を眺め、減水して澄み切った流れの縒れで時折ライズする姿が見える・・・はずです

シングルハンドで勿論フローティングラインにドライフライでアップストリームが愉しめます

ただ岸辺にそのライズする縒れが有ればなんですけどね・・・(笑)

各河川が禁漁期間ともなれば通年解禁の犀川殖産地域は一時、賑いますからそのライズが奥へ奥へと離れていきます

そんな時は、ハーディ社のダブルハンド竹竿の本領発揮、それもホバー状態を調整し易いシルクラインでグリースルドなんてね

鱒達はこの時期、カゲロウに興味が移りますからフライをやっていて良かったと思う事も度々です

前置きが長くなり出しましたので・・・

オータムダンとかオータムスピナーパターンも過去記事で出てまいりますから今年は・・・

先回のシルバーマーチブラウンのボディ材をバフ色のシルクに変えてウィングをダウンウィングに・・・

先回のと比べてもそれこそ代わり映えしてませんけど

信頼のパートリッジ社SF11#12にフックを変えて

笑い話ですけど・・・

某フォーラムに同一パターンを、使うフックだけ変えて4種類程を記事として出したのですがAIにスパム認定されて掲載前に注意を受けてしまいました(笑)

でもね、優れたAIよりも鱒の目は確かだと実感しています

先回のフジ林檎の成木の幹割れと同じく台風被害が無かったされてはいても・・・

決してコンバインで芝刈りをしている訳ではありません泥だらけで涙が・・・