モグラの尻尾 毛鉤

モグラの尻尾 毛鉤

米国のテンカラフォーラム仲間からの問い合わせ
「過去のブログ記事で面白い記述が有るがこれは?」

その記事元は農文協様出版の
「宮本常一とあるいた昭和の日本」
・・・
民俗学者の宮本常一氏が主宰した近畿日本ツーリスト株式会社
日本観光文化研究所が昭和42年から昭和63年まで発刊
戦前、戦後の日本の農山漁村の文化を現地で取材し纏めた本

宮本常一氏の旅学 「自分の目で内側からみることが大切」

真剣に物をみていけばいくほど、わからないことが増えてくるのですが、
わかったと思い込むのではなくて、わからないことを確かめて、
明らかにしていく、それが大切なことです・・・紹介文より抜粋

テンカラ毛鉤についてもその謎解きが愉しい
地域に根付いた土着の毛鉤は実際に使われていた毛鉤
だからこそ
蜂頭毛鉤をはじめとする時間の経過で埋もれた毛鉤達にも会える
(当推量で捏造された毛鉤達ではない)

本題のモグラの尻尾毛鉤
静岡県の大井川上流の山村地域に有る田代という集落で使われていた
生のまま鈎に刺して乾燥させ山女魚(アマゴ)釣りに使った毛鉤

田代集落・・・大井川最上流部に有る集落
田代ダム周辺は近年、リニア鉄道で再注目を浴びているが過去より問題の多い場所
大井川水系は中部電力管理であるが田代ダムのみ東京電力唯一の水力発電ダム
水返せ運動等に見られる様に取水で下流の流れを止めて「川枯れ」を起こす
・・・当地域は「アマゴ」をヤマメと呼ぶ

モグラの尻尾とは

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モグラの尻尾

2㎝程度 質感はスクイレルテールよりはラビットファーに近い

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モグラの尻尾 近接

生のまま刺して乾燥させるとある・・・濡れれば外れる?
心配無用、尻尾には中に骨が有る・・・きっちりと締まって外れない!
考えてみれば尻尾は関節の連続・・・膠の塊

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モグラの尻尾 毛鉤

本物は餌針に鈎素付きでしょうが蛇口を付けてみました

毛足・形状共そのまま鈎に刺せば使えるサイズ
一つの閃きと使って見る大胆さ(笑)

以下爺の戯言 —————————————————

先ずはご訪問されている皆様と仲間に感謝申し上げます

折よく出版された「宮本常一とあるいた昭和の日本」全25巻
・・・民俗学者の宮本常一氏没後30周年を迎え再出版された記念版の存在

日本の仲間や海外テンカラフォーラム仲間の真摯な探求心に触れるたびに
自身の知識の少なさと好奇心の低下を感じています
確かに自分で使う毛鉤なんて年間でも5~6本程度
それもボロボロになるまで変えもしない
釣行先も変わらなければ立ち位置も変わらず
もしかすれば掛ける魚も変わらない・・・爺になりました(笑)

漠然としたテンカラ毛鉤に対する疑問が皆様の紹介により解けています
自分が毛鉤を教わった爺様達は皆様、石のシャッポを被られておりますので
確認のしようが有りませんが教わった事は誰かに伝えなければ伝承ではありません
本来は仲間内で認め合った者がその責を負うのでしょう
形では無くその内側の「何故」が判ればそれが伝承だと思います
毛鉤材料も「何故」それを使うかが判ってこその伝承毛鉤です

宮本氏の言葉「自分の目で内側からみることが大切」は勿論ですが
本来は
「真剣に物をみていけばいくほど、わからないことが増えてくるのですが、
わかったと思い込むのではなくて、わからないことを確かめて、
明らかにしていく、それが大切なことです」・・・紹介文より抜粋

幻とか秘儀とかで終わらせず皆様のお力添えを頂けることで
テンカラ毛鉤の謎が解けていきます
それを紹介出来る事は感謝しか私にはありません

「ありがとうございます。」

R.Y 様
コピー贋作の件ですが
日本の毛鉤の場合、100年程前の毛鉤は完全に忘却の彼方です
実例としても、60年程前に紹介された逆さ毛鉤は

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逆さ毛鉤の紹介者

その当時でも岐阜県益田川地域で使われていただけですが
何時の間にやら全国各地で古くから使われていたとする、毛鉤になりました
それだけでなく、そこに個人名まで付けて海外に紹介する厚顔さです
少しでもオリジナルなら良いのですが正体は初期型富士流逆さ毛鉤の色違い
機を見るに敏たる才覚の持ち主はどの世界にも・・・(笑)

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初期型富士流逆さ毛鉤 真似

剣羽根毛鉤も同じく巻き方すら知らずただ巻いて有るだけ(逆巻きすら有りました)
拙ブログで詳しく巻き方を紹介しましたら、そのまま後追い掲載されました
丈夫に巻けるでは無く、綺麗に巻けるとかの頓珍漢の説明になりましたし
剣羽根一枚で4つの剣羽根毛鉤が巻けるとした説明は当初、笑われました
その後、剣羽根の巻き過ぎは魚の出が悪くなると誰かに指導されたらしく
大人しくはなりました・・・ただ、程度の悪さには呆れました(笑)

山繭胴毛鉤も同じく後追い掲載されましたが
それは湯センで処理して解しやすくすると説明が付きました
確かに絹糸としてなら、お湯で茹でますが山繭胴として使うなら
本来はそのまま解してゆきます
・・・虫の匂いまでダビングすると教わっていましたから

ゼンマイ胴も同じで下巻きが云々の説明も
チャドウィック№477と性質は似ているとする説明も
当初は理解されず只々、笑われていたものですが此の頃は理解された様です

・・・書き出すとキリが無いので止めますが
釣雑誌が持て囃す有名人でもその程度です

フライの場合なら
拙ブログで紹介済みですが1600年代の英国の原書は電子化されて無料で閲覧できます
今なら、200年前でも300年前でも各国の個人ブログに詳しく説明されております
(手前味噌的な日本のブログよりは出典も明らかにされております)
たかだか5~60年程度の個人の釣り人生で積み重ねられる経験なんて僅かな物です
パラシュートタイプ・CDC・ビーズフライ・キールタイプ・デチャッタブル
オストリッチフライ等、数百年前から先人達が紹介済みです
時間の経過で忘れられただけですから個人のちょっとした閃きなど比較にもなりません
・・・これは自分にとっても諌めです

今迄、出典元がはっきり出来ずに説明できなかった物が今なら出来ます
これも皆様のご指導とご教授のお陰です

シンプルな毛鉤は特に感じますが形だけ真似てみても本意とずれます
だからこそ「伝承毛鉤」は貴重な存在です
手前味噌で巻いたバケ針も本当の「埼玉バケ針」とは違います
一番大事な所が違いますがそこはF師匠様の領分ですから説明できません

伝承毛鉤を紹介されている方々は多いですがその出典元は同一の本からが多いです
その本に書かれている事が全てでそれ以外は存在すらしないとされているのが現実です
それで金を得る玄人なら素人で田舎の水呑百姓に指摘されない程度は・・・(笑)

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伝承毛鉤のネタ本

地元の秋山郷毛鉤すら使う蓑毛は芯黒(ファーネス)と紹介されていますが
それ以前の爺様達からは芯黒先黒が一番で、芯黒先黒の白毛の斑付きが最良と
聞いておりました
これは他地域の古来からの岩魚毛鉤と同じで驚いた記憶が有ります

それと同時に
この近辺の中部山岳地帯で使われていた古くからの毛鉤の共通点
私個人が見知っている範囲はたかが知れてはいますが
・・・それでも辺境地は他県と接する地域が多いのです(笑)
原点とも言える岩魚毛鉤の存在・・・一時「〇の毛鉤」・・・
その原点を言及した方がいらっしゃらないのが却って不思議ですね

これも1960年代初頭の安曇追分で作られていた輸出用フライが
Kebari and Fly 自身の原風景ですから爺の戯言と笑って下さい

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1960年代初頭の安曇追分で作られていた輸出用フライ

付記として「秘儀 白孔雀胴毛鉤」・・・(笑)

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秘儀 白孔雀胴毛鉤

一定の条件下で釣れます・・・
本来ならばその正体が判っていても手に入れる事が難しい素材で作られた毛鉤が
本当の「幻の毛鉤」かもしれません
鮎毛鉤に使われていた「朱鷺の羽根」は今や幻ですし、蝮の内側の皮を使った毛鉤も・・・
決して逃げ口上とか誤魔化すための「幻」では無いと私は感じています

日本の水産関係の古書も電子化が進んでいます
一例として国立研究開発法人 水産研究・教育機構の図書資料デジタルアーカイブが有ります
日本最古とされる釣り専門書「何羨録」(かせんろく)をはじめ漁具等の写真資料も豊富です

国立研究開発法人 水産研究・教育機構

 

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鮎毛鉤 Ⅲ

鮎毛鉤 Ⅲ
フライフックで鮎毛鉤 Ⅲ
・・・朝から久しぶりのしっかりとした雨

ニンニクの収穫も昨日で終わり、南水の仕上げ摘果も終わり
お盆過ぎ用の枝豆にトウモロコシの播種も終わり!
慈雨に感謝しつつ後は解禁を待つばかり(笑)

マルトのフライフック d21の#20も有りました
・・・福富針の見本帳其の儘のサイズ・・・
農作業で、ささくれだった指先で毛鉤を巻くのが辛いサイズ(笑)

手元に有る極小サイズのビーズを合わせて

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フライフックで鮎毛鉤 Ⅲ マルトd21#20

巻いてみて実感するこの小さな鮎毛鉤
その当時の道具立てに照明で良く巻いていた物だと思う
これを実釣で使っている事にも驚く
・・・当時なら、使っていた天然鈎素の太さとその太さに似合わないその脆さ

昨日巻いたマルトのd21#18と並べてみると

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フライフックで鮎毛鉤 Ⅲ マルトd21 #18&#20

「擦れた鮎には小型に限る」とは言ってもドブ釣りの釣場の広さにこの小さな鈎
富山・石川では「鮎釣り=毛鉤釣り」とされる程の鮎毛鉤
奥が深いどころか到底、腕が伴わない事を思い知る・・・
最後の最後まで暴れる鮎をこの小さなスレ針でいなして釣り上げる

鮎毛鉤用天秤仕掛けも自作して
・・・近所の釣具店には鮎のコーナーが何時の間にやら無くなっていました

メーター辺り1万もする鮎毛鉤用の竿は当然ながら用意できないので
堤防釣り用のリール竿でカッコだけ真似ての北陸式鮎毛鉤釣り
ダイワHZ波涛 F-1 5.3m 胴調子・・・子供達のお下がり(笑)

#18程度で取り敢えず解禁を迎えます

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フライフックで鮎毛鉤 Ⅲ

使えるのかなと・・・赤熊中金?

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フライフックで鮎毛鉤 Ⅲ 赤熊中金 #20

京都特産 文化針

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京都特産 文化針

遥か昔はこんな毛鉤も有りました
・・・これはこれで侮れません

 

 

鮎毛鉤 Ⅱ

鮎毛鉤 Ⅱ

フライフックで鮎毛鉤を巻いていると一番はバランス
金玉をビーズで代用しているから尚更バランスが限られる
意外と鮎毛鉤の鈎はフライで言えばロングシャンク・フック
・・・ミッジサイズのストリーマーフック(笑)
手持ちのフライ用フックで#18~20をとっかえひっかえ
・・・シャンクが短くて寸胴型
ふと目に付いたのがTMC3761の#16
フックの種類で意外とサイズ感が違う

取り敢えず巻いて見たのが赤中金の青ライオン?

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フライフックで鮎毛鉤

やっと既製品のビーズに似合うサイズのフライフック
練習代わりに思いつくまま

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フライフックで鮎毛鉤 Ⅱ

課題が沢山有り過ぎて悩みながらのタイイングはやっぱり愉しい!
ロングシャンクフックならマルトのd21も有りました
・・・細軸過ぎるけれど使って見ないと判らない

姫川本流 未だ解禁前・・・(笑)

以下爺の戯言 ———————————————–

満月様に早速のコメントを頂けたのでマルトd21 #18

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スレ針で細さも良い感じ

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鮎毛鉤 マルトd21 #18

パターン名 赤角中金・・・青ライオン?

鮎毛鉤 福富鈎

鮎毛鉤 福富鈎

此方の福富鈎についてはWebにも情報が多い
高知県庁の水産技師 福富正枝
郷里の土佐鮎毛鉤の研究の後、加賀鮎毛鉤を学び
自身の研究成果として「福富鈎」を発表する

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鮎毛鉤 福富鈎

福富鈎の創設が昭和5年(1930年)ともなれば早や88年前
独自で考案されて銘鈎となった作が並ぶ
どれもこれもが黄金時代のドブ釣り用鮎毛鉤の銘品

鮎毛鉤 櫻巻

鮎毛鉤 櫻巻

手元に有る鮎毛鉤の見本帳 鮎毛鉤櫻巻 各種

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鮎毛鉤櫻巻 各種

悲しい事に「櫻巻」については全く知らない
只々、魅入られるのみ・・・
フライフックのサイズで#20以下
使ってあるビーズ各種も極小サイズ
下巻きに染めた前出のヤク毛が巻かれている物も多い
・・・肉眼で見て確認するだけでも至難の業

同じ見本帳の片側には福富針が有り同じサイズと作り方

鮎毛鉤 青ライオン 自家版

鮎毛鉤 青ライオン 自家版

その当時に人気を博した宰相の渾名「ライオン」から名付けられた
現在も定番アイテムの「青ライオン」
先巻の青が青で無く黄緑色・・・?はさておき
自家版「フライフックで巻く青ライオン」

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フライフックで巻く青ライオン

シケ糸 ユニ社 8/0 ホワイト
先巻  チャートリュース・フロス
角   ダックウィング・バイオット 赤
胴巻  フェザントテール
中金  シルバーティンセル
元巻  孔雀(ピーコックアイ)

鈎 #18~20程度 金玉の代用でGBヘッド

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鮎毛鉤 青ライオン GBヘッド

先巻 チャートリュース・フロス

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鮎毛鉤 青ライオン 先巻

角附け

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鮎毛鉤 青ライオン 角附け

蓑毛 茶色のファイバーを規定では6本(コックネックを使っています)

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青ライオン 蓑毛

蓑毛の処理

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青ライオン 蓑毛の処理

胴巻 フェザントテールファイバー数本

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青ライオン 胴巻

元巻 ピーコックアイ
中金 シルバーティンセル

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青ライオン 元巻&中金

蓑毛の前にスレッドを戻して巻き止める

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鮎毛鉤 青ライオン

蓑毛は巻き止めるのではなくファイバーを巻き止め最後に折り返し
毛抜きで本数の調整をした方が楽だと思います

付記 —————————
こちらのパターンを青ライオンとしていますが本来なら
先巻はフロスでは無く同色の羽根のファイバーを巻きます
胴巻も本来は山鳥テールファイバーを巻きます
元巻きは烏を巻き中金仕立て後、山鳥テールを巻きます
烏仕立てなら青ライオン元黒となります
あくまで自家版ですのでご容赦下さい
蓑毛も本来の物でなく鶏を使っています

以下爺の戯言 ———————————

鮎毛鉤の富山に行ってまいりました(又、ですけれど)
暫し、おとり鮎販売所で毛鉤談義
ここ富山では毛鉤釣りが一番で友釣りは漁の釣り
友釣りが毛鉤釣りの邪魔をする事は常識外れの行いらしい
・・・怒鳴りつけられても文句も言えない程
天秤仕掛けの一本毛鉤で最初期から終盤の落ち鮎まで毛鉤釣り
埼玉針を珍しがられて・・・というよりは怪訝な顔されて・・・
一本毛鉤でテンカラ竿を使っていると説明すると却って納得される・・・(笑)
名前はドブ釣りでも水面まで追いかけて咥えるその鮎を釣るのが最良
夕方になればテンカラ毛鉤程度の大きさでも咥えるのが鮎の面白さ
針の大きさよりは蓑毛の多さの方が大事で厚く巻けばその蓑毛を咥えるだけで釣れない
却って蓑毛がすり減っている方が鈎の方を咥えるので良い
やっぱり鮎毛鉤パターンは「青ライオン」
・・・毛鉤釣りだけの年券が有るんだよと帰りがけに言われる・・・
解禁日に買った年券は「毛鉤釣り」と「友釣り」併記の物
毛鉤釣りだけならそれよりも少し安いらしい・・・(悲)
年券でも鮎毛鉤の富山で有りました

テンカラ竿で鮎釣り 2018 Ⅲ

テンカラ竿で鮎釣り 2018 Ⅲ

当初は鮎毛鉤パターンを真似てドブ釣りの様な形、それが流し毛鉤風になり
バケ針をご紹介頂いたお陰で狙った鮎を何とか掛けられる事が出来ました
それにより、今年は本来の目的であるテンカラ釣りスタイルになりました

フライフックで鮎毛鉤パターンからバケ針パターンに変り
釣り方もダウンショットシンカーを外す事で横から上流側へ
・・・固定された釣り方から自由度が高い釣り方へ

初日はガン玉仕立ての二本毛鉤で重さを稼いでいましたが
毛鉤もフライもほんの僅かの違いで釣り方まで変わります
これもシンプルな鮎バケ針を考案した鮎鉤工房のF師匠様のお陰です

使うサイズが#18~20ですからテンカラ竿でミッジフィッシング其の物
ならばフライ並みにミッジピューパなりミッジフライでと思っても居ました
実際に極小GBヘッドのミッジピューパ・パターンで釣れる事も有りました
只、その釣れ方に違和感を感じて鮎毛鉤パターンへと変化したのですが
却ってドブ釣りや流し毛鉤釣りのイメージに自分が捕われ過ぎて・・・
そこに「埼玉バケ針」登場・・・それこそコペルニクス的転回!
まるでドライフライがスタンダードからパラシュートタイプへと同等
シンプルだからこそ釣り方に合わせる自由度が高いのも同じです

当初はソラックス部分にリードワイヤーを巻きましたが
ずんぐりむっくりな姿と作り出されるシルエットでは嫌われました
重さを稼ぐだけならとそのまま胴体部分に添わせます

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リードワイヤー極細015号

重さは同等かそれ以上の出来でシルエットも崩れません
・・・目的は竿の上げ下げで沈む深度を調整し易いためです
そこに前出の自家製ワイヤーティンセルをリブに巻きます
これは赤のメタルラメを極細カッパーワイヤーで撚りました

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自家製ワイヤーティンセル

ボディシェイプを整えながら化粧を施します

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鮎バケ針 テンカラ竿用

仕上げに今風の方法、UVレジンで遊びました

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鮎バケ針 テンカラ竿用

前出 自家製ワイヤーティンセル作成材料各種

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自家製ワイヤーティンセル

ホログラムティンセルやらメタルティンセルを挟んで撚ります

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自家製ワイヤーティンセル

色も太さも自家製ですから自由度が高く、基は金属製のワイヤーですから丈夫です

釣行2日目は釣り方まで変えて上流側にテンカラ竿で一本毛鉤を飛ばします
仕掛の鈎素は0.6号ですから細くすればもっと沈みますが水量に合わせて
・・・長靴でどこでも渡渉できる小河川ですから
ホームグラウンドで有る姫川本流なら本来の鮎バケ針釣法に戻ります(笑)

見様見真似で材料自体も違いますし改善点は数々有りますが
この試行錯誤も毛鉤作りの楽しみの一つです
焦らずゆっくりと漸近自然

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鮎バケ針 テンカラ竿用

鈎    TMC2487 #16~18(ここでは昔に販売されていた金針です)
スレッド ユニ社 8/0 赤・黒・モスグリーン等各色
ボディ  スレッドの上にパールマイラー等の下地が透ける物
リブ   補強を兼ねて自製ワイヤーティンセル(多めに巻いた方が反応が良かったです)
ヘッド  断然、白のビーズヘッドに反応します

ご参考までに
同じ作りで鮎毛鉤パターンで使われる金玉仕立てにすると

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GBヘッド 鮎バケ針

毛鉤とフライの垣根程度は軽々と超えていきます(笑)

 

テンカラ竿で鮎釣り 2018 Ⅱ

テンカラ竿で鮎釣り 2018 Ⅱ 6月16日

5時の迎えが4時半になる(笑)
友釣りの2人と共に長野から新潟を抜けて富山県へ
(ホームグラウンドの姫川はいまだ解禁前)
さすがに解禁日、各地のナンバーが農道に並び賑やか
先ずは橋の上から状況を確認して鮎を探す
沈み石に附く鮎の姿を見ながら話も盛り上がる
遊漁券売り場に向かい年券5000円・日釣り3000円、おとり鮎500円
遊漁券には鮎毛鉤釣りの文字が記載されているのが嬉しい
課題に向けての実験場は天然遡上魚と稚魚放流の鮎の混生
どこでも渡渉できる水量の田んぼの中に流れる小河川
ワカサギサイズと12~13㎝位、大きさと色目がしっかり違う
数は出ないけれど深みには15㎝位はいるらしい
完全な見釣りが出来る小河川は鮎バケ針の確認に最適

課題のテンカラ竿で鮎バケ針
色目でハッキリと反応の違いを感じる恐ろしさ
反面、某管釣りご禁制フライは反応が全く有りません

ご指導通りドロップシンカー式で枝素を付けて
テンカラ竿で飛ばしやすいように2本針仕掛けの鮎釣り

友釣り仕掛を準備中の2人に先駆けて先ずは1匹
「おとり鮎、買わなくても良かったね」(笑)
・・・バケ針で鮎釣りの最大の武器は身軽さ!

深みから駆け上がりにかけて毛鉤が水面にスッと上がる
その瞬間に山女魚以上の速さで追いかけ咥える鋭さが面白い

バケ針各種に鮎毛鉤をとっかえひっかえしてその反応を愉しむ
取り敢えずこの川で今の時期ならこの流し方でこのアクション?
なんて考えながら
釣れなかったり釣れ続けたり・・・時合いには敵いません
やっぱり川がざわつく時合いには友釣りも毛鉤も釣れます
友人2人と釣り座を交互に代わり乍ら
・・・解禁日なので、それ以外に移動する場所も開いていません(笑)

テンカラ竿でならとドロップシンカーを外して
もっと自由に流せるGBヘッド鮎バケ針の2本毛鉤仕掛けに変えて
・・・どうしてもテンカラ竿なのでラインを飛ばしたい!
瀬釣りに合わせてスレ針からバーブ附きのTMC2487 #16の金針
大きいかなと思いながらも遡上したてのワカサギサイズまで咥える

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ハス毛鉤 文化針

釣れなければ当然悩むし、釣れればもっと悩んでしまう・・・
シンプルな鮎バケ針ならではの奥深さを感じました

埼玉の鮎鉤工房 F師匠様 満月様
それをブログで詳しく説明されている眩影様のお陰です
川も違えば釣り方も違いますが見様見真似でも
満月様が仰る通り埼玉鮎バケ針「埼玉鉤」は釣れます❣

勿論、本来の鮎毛鉤は釣れるでしょうが
もっと腕を磨いてからにします
・・・下手くそ過ぎて消耗率が思ったより高すぎました(笑)

6時に飲み会の約束が有るからと3時には川を上がる忙しさ
次回はもう少し大きいサイズに成ってくれているでしょう
沢山の課題を頂いて帰路につきます

以下爺の戯言 —————————-

鮎は色を見ると言われて確かにと感じます
今回は緑ラメには全く反応が無く赤ラメばかり

鮎バケ針のトレードマークの様な白のビーズヘッド
金色のビーズヘッドよりは追いかけてくれる
それも
ピックアップしようとして咥えるのだから結構な速さです

鮎バケ針での初参戦だから疑問ばかりが目白押し
そこにテンカラ竿でもっと自在に操りたい欲望まで
ビーズヘッドだけでは沈みが足りないからリードワイヤー
ホログラムティンセルにマッキーペンで着色したり
なんとなく毛鉤巻きならぬ工作めいています(笑)

 

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鮎バケ針

色々な針に組み合わせて試作品作りが面白いです

 

重兵衛針 新アマゴ8号

重兵衛針 新アマゴ8号
先回の吉村アマゴ針に比べれば全体的に強い発条効果
形が似ている鮎掛け針と同等かそれ以上に強靭
・・・比較対象が種類有り過ぎて・・・
形自体は独特でもあえて言えば今風の鈎
これならグラファイトロッドでも充分な一般的な鈎
無論、貶している訳では有りません
吉村アマゴが余りにも遊びも無い競技用車両其の物過ぎました

重兵衛針 新アマゴ8号は意外と釣人の遊びを受け止めるタイプ
針についてはこちらのブログをご覧下さい

長良川と郡上竿の世界

・・・素晴らしい知識と解説です

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重兵衛針 新アマゴ8号

この職漁師が好んで使った針に毛鉤を巻くなら・・・

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重兵衛針 新アマゴ8号

使い手に合わせて変幻自在の普通毛鉤

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重兵衛針 新アマゴ8号

定番アイテムの山繭胴ナチュラルに蓑毛は芯黒先黒のスペックルドバジャー

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山繭胴 普通毛鉤

続いて色変わり

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山繭胴 普通毛鉤

リストがダンで全体的には茶でも斑入り蓑毛

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山繭胴 普通毛鉤

更に濃い色の組み合わせ

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コッキーボンデュ 蓑毛

山繭胴 蓑毛はコッキーボンデュ

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山繭胴 コッキーボンデュ 普通毛鉤

胸の部分はピーコックソードを添えてみました

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重兵衛針 新アマゴ8号 普通毛鉤

折角の貴重な針ですから蓑毛にも拘ってみました
・・・だからどうなるとか魚が釣れるのかとか難しいです(笑)

先回の吉村アマゴが昭和40年代
こちらの重兵衛新アマゴが昭和30年代ですから今となっては手に入れることすら・・・

テンカラ竿で鮎釣り 2018

テンカラ竿で鮎釣り 2018

待ちに待った解禁が16日・・・明後日❣
友人からは朝5時に迎えに行くからの念押し・・・嬉しさひとしお

今年の課題は山積みの有り様です
如何に身軽に鮎釣りを愉しむかを第一に
見様見真似のバケ針の実釣実験
・・・煌めきなのか透過光なのかそれとも色なのか
鈎のサイズに形、金針各種にビーズ各種
毛鉤とフライの泥沼にハマっているお陰で材料は豊富
某管釣りでご禁制となったフライもどきも含めれば
今更巻かなくてもと思いながらも・・・性分は隠せない(笑)
赤虫・苔虫と呪文を唱えてパールのビーズヘッドに念を入れる
シンプルイズベストを地で行くバケ針に細工は無用でも
これは実験と自分自身に言い聞かせながら巻く手が止まらない

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ラメ各種 他

メタリックスレッドやらティンセルにアイスダブ各色
パールのビーズ他各色に透けるパールスレッドやら蛍光スレッド
フライ用鈎の#18~20・・・昔はアイ付き金針も豊富に有りました
何に使う為に買ったのか今になれば覚えても居ない有様が机に広がる(笑)

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鮎用バケ針・・・モドキ他

下の三種は某管釣りで勘弁してくれと言われたフライ
その他ミッジピューパ(バザーフライ)も試してみたいし
今様のUVレジンで艶々ピカピカ仕立てに反応は有るのかな?
ケイムラ仕立てもいつか試してみたいし・・・

 

余り準備万端し過ぎると何時も何処かでドツボに嵌る
天気予報は明日から雨・・・台風?